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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

◆ 職務命令による「顛末書」作成は「公務」に当たるか?

2024年09月08日 | 「日の丸・君が代」強制反対

 ◆ (報告)顛末書についての8月8日付要請書への市教委回答が来ました

松田です。

 8月8日付要請書(2024年5月7日付「顛末書にかかわる再質問書」への回答にかかわって)に対する回答が昨日(9月5日)来ました。(添付)

その前の質問(2024年5月7日)と回答はこちら
https://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/kyoiku/0000629252.html

※ 再質問書
https://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/cmsfiles/contents/0000629/629252/youbou.pdf
※ 回答
https://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/cmsfiles/contents/0000629/629252/kaitou.pdf

 Xのポストを転載して、市教委回答を紹介します。

【2024.9.6X投稿】
 大阪市教委が、2015年3月16日、顛末書を書けと命じた際、「顛末書は校務ではないので、勤務時間外に書け」と言った問題

※大阪市HP
https://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/kyoiku/0000629252.html
※再質問書
https://www.city.osaka.lg.jp/templates/dantaikyogi/cmsfiles/contents/0000629/629252/youbou.pdf

 ◆ 2024年8月8日付要請(添付ファイル省略)

(①「顛末書作成は勤務」を明確に②違法な職務命令の経過の調査と総括要請)

 に、昨日(9月5日)回答が届く。

 <2024.9.5市教委回答>

(要請1)顛末書作成・提出を職務命令とするなら、勤務として扱うことを明確にすること

(回答)顛末書を勤務時間中に職場内で作成した場合、顛末書の作成が職務命令に基づく業務であることからも、勤務として取り扱うこととなります。

(要請2)2015 年3月 16 日に違法な職務命令が行われた経過を調査し、総括を明らかにすること

(回答)市教委担当者が職務命令として顛末書の提出を求めたことについて、「違法な職務命令」として認識しておらず、適法な職務命令であると認識しています。

 <市教委回答の意味>

 ○ 2015年3月16日の「君が代」不起立での事情聴取の場で、教職員人事担当服務・観察グループの田岡係長が言った「顛末書を書くのは公務でないので、勤務時間外に書くように」は「適法」という回答。今後も「勤務時間外に顛末書を書け」という職務命令を出す可能性があるということ?

 ○ 2015年3月17日、私は、時間休をとって「顛末書」(上申書2)と名付けたもの)を書いて提出したが、この回答によると、もし、私が時間休を取らず、勤務時間中に職場で「顛末書」を書いたら、「勤務として扱うが、職務命令違反として処分の対象になる」ということではないのか?

 ○ 2011年の年末以降の橋下市長の下で作られたパワハラ体質が今も健在ということ?

 ※服務・監察グループは、2012年5月制定の重罰主義で職員を取り締まる大阪市職員基本条例を根拠に職員間を監視する機関として作られ、最も橋下スピリッツを体現した組織です。

 ※2015年3月16日事情聴取時の服務・監察グループ田岡係長発言は、2024年5月7日付質問書に資料(田岡発言を載せた2021年6月24日付質問書)として添付

※2015年3月16日事情聴取の全記録(2021年6月30日大阪市が乙23号証として大阪地裁に提出)は以下
https://democracyforteachers.wordpress.com/wp-content/uploads/2022/11/otsu23.pdf

 

 【上のポストを引用ポストして】

 私は、2015年7月、「君が代」不起立処分の取り消しを求めて大阪市人事委員会に審査請求するとともに、橋下市長あてに、『児童・生徒の「君が代」学習・指導にかかわる公開質問書』を出しました。

 私は回答を求め続けましたが、橋下氏は無視し、退任後もこの話題にふれません。

 しかし、この質問書で提起した問題の責任から逃れることはできません。

 【公開質問書から】

 ★橋下大阪市長は、府知事時代から

「バカ教員の思想・良心の自由よりも子どもたちへの祝福が重要だろう。」
「職務命令に従わず、国歌を起立・斉唱しない者は公務員にしておけない。辞めさせる。」

 などと…
 繰り返し発言され、愛国心の高揚などを目的に教職員に国歌(「君が代」)の起立・斉唱を義務づける『国旗国歌条例』や同一職務命令に3回違反すれば免職にするという規定を盛り込んだ『職員基本条例』の制定を主導してこられました。

 ★市長という立場は、職員の服務監督に責任があるとともに、子ども達の教育のあり方にも大きな責任があるはずです。私が抱いている危惧にかかわって、「君が代」の学習や指導のあり方についての橋下大阪市長の認識をうかがいたいと思います。
 以下、質問します。

 ★私たち大阪市立学校教職員は、橋下市長の方針と『国旗国歌条例』『職員基本条例』の下で、

「自身の『君が代』起立・斉唱によって、子ども達に『君が代』に対してとる態度の範を示せ。疑問や異議は許さない。考えることは必要ない。クビになりたくなければ従え。」

 と言われています。

 ★私は、この命令に従うことが、自分の保身のために自分に加えられた圧力を子ども達に転嫁すること、自分の人間性を捨て去ることであると感じています。質問事項は、私たちが子ども達にどう向き合うべきか考えるとき、避けて通れないものです。

 ★橋下市長には、必ず、お答えいただきますよう、よろしくお願いいたします。

 ⇒この●公開質問書に橋下氏はどう対応したのか?一貫して無視したのです。現在は民間人となっていますが、今からでも答えてください。大阪市長として大阪市政に大きな影響を与えた者の責任です。

以上

 


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