「真実」貫いて闘う都立高校の教職員
全国の仲間の皆さん!(転送歓迎。ホームページ転載の場合は近藤までご一報下さい。)<一部報道関係者に送信しています。>
東京・三者(予防訴訟をすすめる会、被処分者の会、被解雇者の会)卒・入学式対策本部の近藤(被処分者の会)です。
● 昨日(18日)、「不起立者等支援・入学式直前三者総決起集会」が行なわれ、卒業式や学年末の成績処理で忙しい中、90名の仲間が参加しました。都立高校の教職員を中心に退職者、小中学校、障害児学校の仲間も来てくれました。
この集会で都教委の「3.13通達」、3月16日の都議会での古賀俊昭都議の質問等重大な事態が起こり、東京の「日の丸・君が代」強制の問題が新たな段階に入ったことが明らかになりました。すなわち、「3.13通達」がいう「国旗・国歌の適正な実施」の教職員への「強制」が、生徒に「立て・歌え」との「指導」の強制であり、教職員に「生徒の人権侵害」を強制するものであるということです。私たちは、「03年10.23通達」以来初の「通達」である「3.13通達」の撤回を求めて闘います。全国から都教委に「抗議・撤回」要求の電話・FAX・メールを集中して下さい。(昨日の集会の「集会宣言」を添付ファイルで送付しますので参考にして下さい。転送、ホームページ転載歓迎です。)
既に、保護者グループ(昨日の集会で連帯挨拶)、自由の風、学者・ジャーナリスト6氏、元教職員、各教職員組合なども「抗議・撤回要求」を行なっています。「教育基本法改悪をとめよう!全国連絡会」、都教委包囲首都圏ネットも抗議・撤回を要求する「声明」を準備しています。
● ますます異常な都立高校卒業式
「新たな段階」ということは、卒業式がますます異常になっている、ということです。特に、生徒への「強制」が目立っています。いくつかの例を挙げます。
*卒業式予行での「君が代」斉唱の指導・練習を行なう学校が増えた。
*卒業式で不起立の生徒を司会が「起立」するよう「マイクで「促した」。
*開式前に、10.23通達後の当該校の「卒業式」について事実経過を「司会」が説明したら、管理職が「やめろ!」(本人には聞こえず)と言い、校長事情聴取、「職務命令違反」と言いがかりをつける。
*都教委は生徒への「内心の自由」説明を「懲戒処分」にしようとしている(これまでは「厳重注意」止まり)。憲法19条を生徒に教えると「処分」という暴挙。
*式場外の役割についた教員に指導主事や主幹が監視要員についてどこに行っても付いて来た。
等等、書ききれないほどです。
● 「真実」を貫き不起立等で抵抗する教職員
「最後の授業」であるべき卒業式を「命令」に服従する「非教育的」行事へと「変質」させようとする都教委とその走狗である校長の「暴圧」に対して、今年も不起立で抵抗する教職員は今年も数十名に達しています。特に、都立高校では、10.23通達以来、「初めて」の不起立者が大半を占め、「真実」を守るため「良心」を貫いています。
昨日の集会で、初めて不起立をしたある世界史の教員は、「民主主義を守る闘いの先頭に、という澤藤弁護団副団長の言葉で吹っ切れた」とさわやかに語ってくれました。また、ある教員は、「卒業学年で今度は自分が不起立をする順番」だと「良心」を貫きました。調布養護学校の周年行事で4回目の不起立を貫き、停職1ヶ月の重い処分を受けた河原井純子さんは、停職後も毎日、「出校」しています。既に、停職1ヶ月の処分を受けているNさん(T中学校)もまた、不起立を貫いたそうです。毎日「ピースリボン」をつけて学校に行き、地域では「憲法9条の会」で活動している教員もいます。
● 相変わらず「不起立」で「不合格」(退職後の職はなし) 再任用・再雇用(退職後の「嘱託員」)、今年も被処分者全員不採用。4月10日、地裁提訴へ。
今年も被処分者全員が嘱託不採用になっているのは既に「対策本部速報(2)(1月31日)」でお知らせしたとおりですが、この度教育長人事部選考課長から回答がありました。これを見ると「不合格」になっているのは被処分者のみです。中には、2年4ヶ月前の「周年行事」で不起立をした被処分者もいます。採用差別もここまで来ているのです。何と破廉恥な都教委の仕打ちでしょう。4月10日(月)、14時、該当者8名は東京地裁に提訴する予定です。
人事部選考課長から、3月17日付けで以下についてのみ回答がありました。
平成17年度再任用・再雇用《定年退職者》選考結果
○小学校 387名申し込み・・・387名合格
○中学校 105名申し込み・・・105名合格 《すべての合計》
○都立学校
■再任用のみ 申し込み 3 合格 2 不合格1《被処分者》
■再任用及び再雇用 申し込み 38 合格 37 不合格1《被処分者》
■再雇用のみ 申し込み130 合格123 不合格7《被処分者》
■合計 申し込み171 合格162 不合格9(被処分者)
すべて日の丸・君が代被処分者であることが判明しました。
● すぐ入学式ですが、その前に私たちも反撃の闘いを行ないます。裁判・人事委員会審理の傍聴、集会参加をよろしくお願い致します。3月31日、処分発令抗議行動、集会にも来て下さい。記者会見終了後、3.31全国集会に合流しましょう。教育基本法を巡る情勢が急展開しています。改悪を断固阻止しましょう。以下、3月20日以降の日程を貼り付けます。
3月20日(月)予防訴訟第14回口頭弁論(結審)13時集合 13時30分~16時 東京地裁103号法廷
3月22日(水)大泉養護ブラウス裁判判決 16時30分 東京地裁710号法廷
3月23日(木)第4回人事審理・卒業式⑧グループ(檜垣審査員)13時30分~17時 都庁第1庁舎北棟39F(傍聴抽選13時15分、38Fで)
3月23日(木)板橋高校藤田事件第14回公判(最終弁論・結審)13時集合 13時30分 東京地裁104号法廷
3月30日(木)都教育委員会臨時会(予定) 卒業式処分決定
3月31日(金)卒業式処分発令・該当者支援行動 13時(厳守) 場所は追って連絡
該当者・支援者集合(発令場所変更の場合は現地で) 被処分者の会事務局は12時30分集合
卒業式処分抗議・該当者支援総決起集会(処分発令終了後) 場所は追って連絡
卒業式処分・記者会見 16時30分 終了後全国集会へ
教育基本法・憲法改悪をとめよう!全国集会(国会デモ) 18時 日比谷野外音楽堂
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三者卒・入学式対策本部
事務局長 近藤徹(被処分者の会)
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
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全国の仲間の皆さん!(転送歓迎。ホームページ転載の場合は近藤までご一報下さい。)<一部報道関係者に送信しています。>
東京・三者(予防訴訟をすすめる会、被処分者の会、被解雇者の会)卒・入学式対策本部の近藤(被処分者の会)です。
● 昨日(18日)、「不起立者等支援・入学式直前三者総決起集会」が行なわれ、卒業式や学年末の成績処理で忙しい中、90名の仲間が参加しました。都立高校の教職員を中心に退職者、小中学校、障害児学校の仲間も来てくれました。
この集会で都教委の「3.13通達」、3月16日の都議会での古賀俊昭都議の質問等重大な事態が起こり、東京の「日の丸・君が代」強制の問題が新たな段階に入ったことが明らかになりました。すなわち、「3.13通達」がいう「国旗・国歌の適正な実施」の教職員への「強制」が、生徒に「立て・歌え」との「指導」の強制であり、教職員に「生徒の人権侵害」を強制するものであるということです。私たちは、「03年10.23通達」以来初の「通達」である「3.13通達」の撤回を求めて闘います。全国から都教委に「抗議・撤回」要求の電話・FAX・メールを集中して下さい。(昨日の集会の「集会宣言」を添付ファイルで送付しますので参考にして下さい。転送、ホームページ転載歓迎です。)
既に、保護者グループ(昨日の集会で連帯挨拶)、自由の風、学者・ジャーナリスト6氏、元教職員、各教職員組合なども「抗議・撤回要求」を行なっています。「教育基本法改悪をとめよう!全国連絡会」、都教委包囲首都圏ネットも抗議・撤回を要求する「声明」を準備しています。
● ますます異常な都立高校卒業式
「新たな段階」ということは、卒業式がますます異常になっている、ということです。特に、生徒への「強制」が目立っています。いくつかの例を挙げます。
*卒業式予行での「君が代」斉唱の指導・練習を行なう学校が増えた。
*卒業式で不起立の生徒を司会が「起立」するよう「マイクで「促した」。
*開式前に、10.23通達後の当該校の「卒業式」について事実経過を「司会」が説明したら、管理職が「やめろ!」(本人には聞こえず)と言い、校長事情聴取、「職務命令違反」と言いがかりをつける。
*都教委は生徒への「内心の自由」説明を「懲戒処分」にしようとしている(これまでは「厳重注意」止まり)。憲法19条を生徒に教えると「処分」という暴挙。
*式場外の役割についた教員に指導主事や主幹が監視要員についてどこに行っても付いて来た。
等等、書ききれないほどです。
● 「真実」を貫き不起立等で抵抗する教職員
「最後の授業」であるべき卒業式を「命令」に服従する「非教育的」行事へと「変質」させようとする都教委とその走狗である校長の「暴圧」に対して、今年も不起立で抵抗する教職員は今年も数十名に達しています。特に、都立高校では、10.23通達以来、「初めて」の不起立者が大半を占め、「真実」を守るため「良心」を貫いています。
昨日の集会で、初めて不起立をしたある世界史の教員は、「民主主義を守る闘いの先頭に、という澤藤弁護団副団長の言葉で吹っ切れた」とさわやかに語ってくれました。また、ある教員は、「卒業学年で今度は自分が不起立をする順番」だと「良心」を貫きました。調布養護学校の周年行事で4回目の不起立を貫き、停職1ヶ月の重い処分を受けた河原井純子さんは、停職後も毎日、「出校」しています。既に、停職1ヶ月の処分を受けているNさん(T中学校)もまた、不起立を貫いたそうです。毎日「ピースリボン」をつけて学校に行き、地域では「憲法9条の会」で活動している教員もいます。
● 相変わらず「不起立」で「不合格」(退職後の職はなし) 再任用・再雇用(退職後の「嘱託員」)、今年も被処分者全員不採用。4月10日、地裁提訴へ。
今年も被処分者全員が嘱託不採用になっているのは既に「対策本部速報(2)(1月31日)」でお知らせしたとおりですが、この度教育長人事部選考課長から回答がありました。これを見ると「不合格」になっているのは被処分者のみです。中には、2年4ヶ月前の「周年行事」で不起立をした被処分者もいます。採用差別もここまで来ているのです。何と破廉恥な都教委の仕打ちでしょう。4月10日(月)、14時、該当者8名は東京地裁に提訴する予定です。
人事部選考課長から、3月17日付けで以下についてのみ回答がありました。
平成17年度再任用・再雇用《定年退職者》選考結果
○小学校 387名申し込み・・・387名合格
○中学校 105名申し込み・・・105名合格 《すべての合計》
○都立学校
■再任用のみ 申し込み 3 合格 2 不合格1《被処分者》
■再任用及び再雇用 申し込み 38 合格 37 不合格1《被処分者》
■再雇用のみ 申し込み130 合格123 不合格7《被処分者》
■合計 申し込み171 合格162 不合格9(被処分者)
すべて日の丸・君が代被処分者であることが判明しました。
● すぐ入学式ですが、その前に私たちも反撃の闘いを行ないます。裁判・人事委員会審理の傍聴、集会参加をよろしくお願い致します。3月31日、処分発令抗議行動、集会にも来て下さい。記者会見終了後、3.31全国集会に合流しましょう。教育基本法を巡る情勢が急展開しています。改悪を断固阻止しましょう。以下、3月20日以降の日程を貼り付けます。
3月20日(月)予防訴訟第14回口頭弁論(結審)13時集合 13時30分~16時 東京地裁103号法廷
3月22日(水)大泉養護ブラウス裁判判決 16時30分 東京地裁710号法廷
3月23日(木)第4回人事審理・卒業式⑧グループ(檜垣審査員)13時30分~17時 都庁第1庁舎北棟39F(傍聴抽選13時15分、38Fで)
3月23日(木)板橋高校藤田事件第14回公判(最終弁論・結審)13時集合 13時30分 東京地裁104号法廷
3月30日(木)都教育委員会臨時会(予定) 卒業式処分決定
3月31日(金)卒業式処分発令・該当者支援行動 13時(厳守) 場所は追って連絡
該当者・支援者集合(発令場所変更の場合は現地で) 被処分者の会事務局は12時30分集合
卒業式処分抗議・該当者支援総決起集会(処分発令終了後) 場所は追って連絡
卒業式処分・記者会見 16時30分 終了後全国集会へ
教育基本法・憲法改悪をとめよう!全国集会(国会デモ) 18時 日比谷野外音楽堂
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三者卒・入学式対策本部
事務局長 近藤徹(被処分者の会)
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
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