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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(330)<大阪のビラまきと「オリンピック教育」批判ビラまき(56)>

2017年11月19日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 まず、▲ 大阪のビラまき報告ですが、この報告の<その②>には、現在の(一部の?)中学生の意識が良く表れています。
 まずお読みください。(その後に感想を書きます。)

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 大阪のDーTaCのMです。相変わらず仕事が遅くてすみません。
 10月27日の木津中学ビラ配布報告<その①>です。

 私とSさん、Yさんの3人で行いました。
 当日は文化祭1日目ということで、体育館での全校集会の講評の合間を縫って、14:55に教頭と初老の先生(文化祭ゆえ市教委関係者か?PTAか?)と校門警備の若い男性教員、校長はすぐに出張に出ると先に聞いていたので、その3人が管理職対応をしてくださった。
 本来の説明役は私だったのですが、最初にその初老の先生(?)にジロリと睨まれてタジタジになり話せなくなってしまい(情けない)、Sさんが機転を利かせて進行してくださり、助かりました。
 そして教頭(30台半ば?男性)が応じてくださいました。
 『君が代』について、児童生徒には『君』は誰のことなのか、戦争中に若者を戦場へと送り出した役割、植民地支配の象徴としての役割、全てを教えています。とのことで、こちらの質問以上のことも語っていただいた、
 「地域の方々と歩調を合わせてやっています。」、「しかし残念ながら、教員は職務命令が出され、限界があります。」と予想以上の好反応でした。
 教頭は時間が無いということで、初老の先生(?)に「あとお願いします。」と言い残し、戻って行かれた。
 私が「学校への要請は以上ですが、それとは別に、このあと『君が代』の『君』は誰か?といった内容のビラを生徒たちに配りますが、許可をいただくつもりはありません。」と初老の先生(?)に伝え、その間はジィッとビラを見つめていました。
 Yさんも気になっていたようで「どちらの関係の方ですか?」の質問に、

一言・・・  「校長です。」

 「校長先生でしたか、」(一同)

 ヒザの力が抜けました。
 私たちの様子を見て、ビラ配りの返事には笑みをふくませ、「どうぞ、どううぞ、( 「存分に」とはコチラの解釈)」と答えてくださり、その後もさっきとは打って変わってニコニコ顔でした。
 ひとの心を掴む熟練のワザですか、印籠も8:45までは出て来ませんから。

 <その②>へ・・・

 3:45頃から遅めの下校が始まり、文化祭気分からでしょう、生徒たちからはいつもと違った開放感を感じられました。
 そのお陰もあり、私の方では落ち着いて話のできた生徒が5人ほどおりました。
 受け取り率も良く、途中、Sさんもそう話されていました。
 また彼女は校門正面から見える校舎屋上のポールに『日の丸』が掲げられていないことを発見しました。
 後日のミーティングで「他にポールがあったのかも、」という意見が出てくるまで、私は教頭の言葉、「地域の方々と歩調を合わせてやっています。」を思い出し、《あの》校長が『地域の声』を利用したのではないか、と勘ぐっていました。これは確認しておきたい点です。
 4:10頃、Yさんは用事があり、次に向かわれました。
 私のほうでハプニングがありました。
 終盤、私より手前にいたSさんが5人ほどの女子生徒の集団に配ったビラを、1人のメガネの女子生徒が、「みんな、このビラ見たらアカン!」、「読まんといて!」と騒ぎはじめ、その集団とそれ以外の女の子からもビラを取り上げて集め、「学校の前で、こういうモノを配らないでください!」と7枚ほどを私に突き返してきました。
 私は呆気に取られ悲しくなり、何の対応もできずにいました。

 その後、逆に興味が沸き、「なにか大事なことが書かれているみたい」と思ったのか、取り上げられた集団以外の2人の女子が戻って来て、神妙な態度で再びもらってくれました。
 (ありがとう)

 事後、〈 ああいった右的生徒とこそ対話すべきなのだ(聞く耳があればだが)、少なくとも、他人の物を勝手に取り上げたらアカン、それと「表現の自由」は伝えなくては 〉ということに気付きました。
 このような右的感想を抱く生徒は、これまでも表面に現れてこなかっただけで、存在はあったはずです。それはビラが路上や溝に、丸められたり、破かれたりして棄てられている状況に、見て取れていたはずですし、こちらの配布時の「『君が代』の『君』は誰でしょうか?」の質問に対しても、ハッキリと「要りません」と返答する生徒もおりました。
 今までの私はそれに気付かず、中学生の素直な一面だけしか見ようとせず、楽観的過ぎたのでした。
 以前、東京の高校ビラ報告でも、配っていたビラをはたき落として逃げていったという生徒の話がありました。
 子供たちが政府の宣伝のままに操られようとしています。
 
 「中学生の皆さん、国歌 『君が代』は国民主権のこの国において天皇を讃える歌ですよ~。」
 <結果>
 生徒数は200人くらいでしょうか、84枚配布、うち5枚が破棄されていました。

 以上です。

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 この報告には、現在の(一部の)中学生の意識が良く表れています。
 この報告で見られるようなことはすでに、東京の私たちも感じていたことです。
 北村小夜さんは「子どもたちの方が先に行っている」と言っていますが、まさに、ここには「新たな少国民」の姿が見られます。
 もちろん本人たちがどうこうというのではなく、森友学園の幼児に対する「教育勅語」暗誦や、幼児から大学生、議員にまで「日の丸・君が代」強制が進む中で、こういう中学生も現れるという事です。
 Mさんが述べているように、
 <子供たちが政府の宣伝のままに操られようとしています。>
 しかも彼らが真面目であればあるほど悲劇的です。
 大人が彼らに強制に反対する姿を見せ、彼らに真実を語ってやらなければまた同じ悲劇が起きるでしょう。
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 ▲ 東京の報告です。

 (11月17日)
 <杉並総合高校>
7:30~8:30
 「おはようございます。憲法問題のビラです」
 「いま憲法が大きな問題になっています。皆さんにも関係しています」
 などと話しながらビラ配布をしましたが、生徒・職員共になかなか受け取りません。
 なかにはわざわざ避けていく生徒・教職員もいます。
 「政治教育など殆どなされていないのか?」
 「これで果たして彼らの未来は大丈夫なのか?」
 などと考えながらまきました。

 ただ、そうした中でも、
 「おはようございます。ご苦労様です。」
 と言って受け取ってくれた男性教員や、
 ニコニコ顔で進んでビラを受け取って行った男子生徒もいました。

 ビラは結局13枚(10月は19枚)しかまけませんでした。
 
 ビラの内容が彼らを引き付けるものになっていないのか?
 彼らに訴えるには漫画のようなものがいいのか?
 大阪の「みんな、このビラ見たらアカン!」、「読まんといて!」と言った中学生と反対に、
 「みんな、このビラを見て!」、「是非読んで!」というような生徒が出てくるようなビラが作れないかと、絶えず思案中です。
 ビラまきは来週も続きます。

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