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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

あらかぶさん裁判、双方の主張が出揃い、次回は人証予定

2018年11月19日 | フクシマ原発震災
  たんぽぽ舎です。【TMM:No3511】地震と原発事故情報
 ◆ 11・14あらかぶさん裁判第10回口頭弁論
   原告側からの反論始まる 大法廷も報告集会も満席

池田 実(あらかぶさんを支える会)

 11月14日(水)14時から東京地裁103号法廷で「福島原発被ばく労災損害賠償裁判」の第10回口頭弁論が開かれた。
 13時過ぎから裁判所前でチラシ配布とマイク宣伝をおこない、ユニオン北九州、東京労働安全衛生センター、全労協脱原発プロジェクトから連帯の挨拶を受けた。
 2時に開廷、裁判長から本日提出された書証について、原告側8~10の準備書面、および前提事実の整理に対する意見、被告東電からの前回提出の準備書面7の追加を確認する。
 今後の進行について、次回1月23日11回口頭弁論で双方の主張が出揃うことになるので、3月13日予定の進行協議では総論の争点整理を行いたい。
 立証に向けての段取りとして、人証予定など双方の手持ちを出してもらうため、もう1回くらい進行協議を行いたいと提案。5月8日に行うことが確認され閉廷した。
 傍聴席は埋め尽くされ、入廷できない人が8人ほど出る満席状態となった。

 15時から参議院議員会館(B107)で開かれた報告集会にも約80人がかけつけ、会場はほぼ満席となった。
 今回のテーマは、原告側からの反論が始まったこともあり、あらかぶ裁判の経過と争点について弁護団から報告を受ける。
 木下徹郎弁護士から、裁判の経過と原告側の主張内容、今後の課題について報告。原告の行動に基づく被ばく量の推定に関して、一昨日あらかぶさんの元請け会社だった塩浜工業から、毎日の被ばく線量の記録書面が送付されたことが報告された。
 つづいて本日提出した原告書証の内容に関して、「放射線被ばくと高度の蓋然性」「低線量被ばくと白血病の因果関係」について説明、大橋正典弁護士から「低線量被ばくリスク増加の立証」について、提出した立体ボードのグラフとボードを使っての説明を受け質疑応答を行った。
 最後に、原告あらかぶさん「一生懸命がんばりますのでよろしくお願いします」とあいさつ、満場の拍手を浴びた。
 なお、報告集会中、会場の手配をしていただいた福島みずほ参議院議員から連帯のあいさつを受けた。
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