☆ 都立高校保護者のつぶやき
目のかたき - 3
都立高校1年の息子が、茶髪でやんちゃなゆえに世間から目のカタキにされているシリーズですが、先日またもや事件発生
定期テスト期間中のため早帰り。暇で暇でしょうがなかったため(勉強せぇや)、またもや数名でよそのマンションに入り、鬼ごっこをしていたそうで。
一日目は一人の男性に睨まれただけで済んだのが、翌日には40歳前後の女性に面と向かって注意されました。
「マンションは遊ぶ場所じゃないのよ」。
素直に謝った友達もいたのですが、わが息子、最近おとなから注意されることにすごく反発するようになっています。
(その理由はシリーズ1,2を参照)
とくにその女性が、「昨日は車に足を乗せていたでしょ」とやっていないことまで言ったため、カチンときて、「は?やってねえよ!」 とキレたらしい。女性と言い合いになり、最後は「ウゼエ!」と言い残して帰ってきました。
その女性、彼らの自転車に高校のシールが貼ってあることを発見。一人の子の番号を控え、翌日高校に“通報”しました。連絡を受けた高校は、主幹(№3の管理職)が出張届まで出して、生徒らを連れてそのお宅に謝りに行くことに。
それを知った私は高校に電話し、「先生に謝りに行っていただく筋ではありません。私が連れて行きます」とお断り。夜帰宅して、息子ほか3名を連れて謝りに行きました。
まず私が丁寧に謝ると、その女性、息子たちに向かってこう言いました。
「私も昔はいろいろやったから、君たちの気持は分かるの。でも、やっぱり高校生になればやってはいけないことはあるの。言ってはいけない言葉もあるの。でも、嫌な気持にさせてしまって、ごめんね」
ヤツラも「ムカツクおばさん」と思っていたのが、実は真剣に子どものことを考えてくれていることに面食らったようでしたが、きちんと謝ることができました。
私は、学校もきちんと対応しようとしていたこと、彼らは小学生時代にこのマンションで遊んだ楽しい記憶があったのでやったことなど、話しました。
するとその女性、「実は、前の日に別の階に住む男性が怒っていたのです。その方はちょっと怖い方なので大変なトラブルになると心配になりました。なので私の方から注意したのです」とも。
最後に手土産を渡そうとすると「いただけません」ときっぱり。
私は「お詫びの気持ちもありますが、お礼でもあるのです。最近は中高生がタムロしているだけで、警察に通報するおとなもいます。それでは子どもは嫌な気持ちだけ残ってなかなか反省できません。ですから、直接注意してくださったことに本当に感謝しているんです」としゃべりながら、涙ぐんでしまいました。
相手の方も気持が通じたようで、涙を浮かべて、「分かりました」と受け取ってくださいました。
最後に、ヤツラに「やんちゃしすぎなければ、また遊んでもいいのよ」とまで言ってくれました。
私は息子に、「あんたたちみたいな茶髪、金髪の態度の悪い高校生におとなが注意するのには、勇気が必要なの。それを、あそこまで考えて言ってくれたの。その人に向かって、『ウゼエ』と言ったことは反省しなくてはいけないね」と話しました。
子どもが育つ環境にとって、おとなたちの厳しさと優しさと勇気がとても大事だと思った事件でした。
ユキメ
『都立高校保護者のつぶやき』(2008-06-17)
http://blog.goo.ne.jp/toritsuhogosha/
目のかたき - 3
都立高校1年の息子が、茶髪でやんちゃなゆえに世間から目のカタキにされているシリーズですが、先日またもや事件発生
定期テスト期間中のため早帰り。暇で暇でしょうがなかったため(勉強せぇや)、またもや数名でよそのマンションに入り、鬼ごっこをしていたそうで。
一日目は一人の男性に睨まれただけで済んだのが、翌日には40歳前後の女性に面と向かって注意されました。
「マンションは遊ぶ場所じゃないのよ」。
素直に謝った友達もいたのですが、わが息子、最近おとなから注意されることにすごく反発するようになっています。
(その理由はシリーズ1,2を参照)
とくにその女性が、「昨日は車に足を乗せていたでしょ」とやっていないことまで言ったため、カチンときて、「は?やってねえよ!」 とキレたらしい。女性と言い合いになり、最後は「ウゼエ!」と言い残して帰ってきました。
その女性、彼らの自転車に高校のシールが貼ってあることを発見。一人の子の番号を控え、翌日高校に“通報”しました。連絡を受けた高校は、主幹(№3の管理職)が出張届まで出して、生徒らを連れてそのお宅に謝りに行くことに。
それを知った私は高校に電話し、「先生に謝りに行っていただく筋ではありません。私が連れて行きます」とお断り。夜帰宅して、息子ほか3名を連れて謝りに行きました。
まず私が丁寧に謝ると、その女性、息子たちに向かってこう言いました。
「私も昔はいろいろやったから、君たちの気持は分かるの。でも、やっぱり高校生になればやってはいけないことはあるの。言ってはいけない言葉もあるの。でも、嫌な気持にさせてしまって、ごめんね」
ヤツラも「ムカツクおばさん」と思っていたのが、実は真剣に子どものことを考えてくれていることに面食らったようでしたが、きちんと謝ることができました。
私は、学校もきちんと対応しようとしていたこと、彼らは小学生時代にこのマンションで遊んだ楽しい記憶があったのでやったことなど、話しました。
するとその女性、「実は、前の日に別の階に住む男性が怒っていたのです。その方はちょっと怖い方なので大変なトラブルになると心配になりました。なので私の方から注意したのです」とも。
最後に手土産を渡そうとすると「いただけません」ときっぱり。
私は「お詫びの気持ちもありますが、お礼でもあるのです。最近は中高生がタムロしているだけで、警察に通報するおとなもいます。それでは子どもは嫌な気持ちだけ残ってなかなか反省できません。ですから、直接注意してくださったことに本当に感謝しているんです」としゃべりながら、涙ぐんでしまいました。
相手の方も気持が通じたようで、涙を浮かべて、「分かりました」と受け取ってくださいました。
最後に、ヤツラに「やんちゃしすぎなければ、また遊んでもいいのよ」とまで言ってくれました。
私は息子に、「あんたたちみたいな茶髪、金髪の態度の悪い高校生におとなが注意するのには、勇気が必要なの。それを、あそこまで考えて言ってくれたの。その人に向かって、『ウゼエ』と言ったことは反省しなくてはいけないね」と話しました。
子どもが育つ環境にとって、おとなたちの厳しさと優しさと勇気がとても大事だと思った事件でした。
ユキメ
『都立高校保護者のつぶやき』(2008-06-17)
http://blog.goo.ne.jp/toritsuhogosha/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます