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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「従軍慰安婦」用語について、教科書検定基準をめぐる攻防の続報

2021年06月10日 | こども危機
  <萩生田大臣批判・関連情報>
 ◆ 5・18WEB会議開催は公知の事実・
   『Will』が「『従軍慰安婦』は抹消された」由のウソ記事掲載

   皆さま     高嶋伸欣です


 「従軍慰安婦」等の記述を教科書から排除しようとの策動を止める動きはまだまだ不足しているように思われます。
 関連情報の掘り起こしと共有化を宜しくお願いいたします。
 脈絡なしですが取り急ぎ数件の情報です

 1 ① 5月18日に教科書課が各教科書会社に対し緊急のWEB会議を開き、国会での質疑の状況と訂正申請の手順等について「情報提供」をした事実は、『産経』も(知っているはずなのに)報道していません。
 ② そのためか、これは内密事項扱いにするように教科書課が指示しているのではないかとの声があります。
 けれども、このことは教科書課自身が神奈川県教委からの状況把握の照会に対して早々と明らかにしている事項です。
 ③ 5月26日に開催された神奈川県教委臨時会議(毎月前半に開催する定例会議に対して「臨時」の、月の後半に開催がほぼ定例化しているもの)でのことです。
 県内の「日本会議」市民団体から出された請願(「いわゆる従軍慰安婦」等の記述のある「歴史総合」教科書を採択しないでください、というもの)が審議されました。
 その際、教委事務局が念のために(『産経』記事には敏感になっている?)この件の状況を文科省に照会した結果が報告され、5月18日に各教科書会社に国会審議の状況と訂正申請をする場合の要領等についての「情報提供」をした(『産経』も報道していないのでマル秘事項と思われた?)との説明などがあった、とされました。
 ④ この報告もあってか、上記の「請願」は継続審議扱いになりました(添付の『神奈川新聞』記事参照)。
  *ちなみに6月の「定例会議」は本日8日(火)です

 ⑤ ともあれ、口頭で委員に説明をしたので文書化されてはいませんでしたが、上記の内容は複数の傍聴者の確認が得られている情報です。
 従って、5月18日の教科書課によるWEB会議での「情報提供」という名目の訂正申請要求行為はマル秘事項ではないということです。
 2 ① 月刊誌『Will』7月号に「『従軍慰安婦』はこうして抹消された」との記事が掲載されました(添付資料参照。浪本勝年氏提供)。
 件の『答弁書』を獲得した「日本維新の会」の馬場伸幸・幹事長と西岡力氏との対談、8Pの記事です。
 ② タイトルからも、彼ら「日本維新の会」と萩生田大臣などとが画策した通りにことは進行中であるので、「抹消」は確実という自信のほどが読み取れます。さながら”勝利”宣言です。
 ③ この判断は、単に教科書課の訂正申請要求がされたという事実だけを根拠にしたのでは、成り立ちません。
 彼らは、萩生田大臣の「政府見解条項」解釈(「政府として認めたものについてのみ教科書には記述をしようということをルール化をしまし(た)」という5月12日の文科委員会答弁)を当てはめて初めて成り立つものです。
 ④ この萩生田大臣の同「条項」解釈が誤りであることは、これまで再三指摘してある通りです。
 ⑤ けれども、この『Will』ののぼせ上った記事のおかげで、萩生田大臣の違法な法規(同「条項」)解釈発言が、一時的な錯乱やミス等によるものでなく、彼らの間に広く認識されるほどに周知のものであるのを裏付けてもらえたことになります。
 ⑥ 萩生田大臣が軍師役を演じている今回の策動で、その軍師の法規認識には合法性が欠け、違法なものであるという致命的弱点を、この記事は証明してくれていると言えそうです。
 ”活用”させて頂きましょう。

   以上 ご参考までに           転送・拡散は自由です

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