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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「日の丸・君が代」問題等全国ネットの形成へ<その3>(15)

2014年03月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 <転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
 この間の▲ 卒業式のチラシまき報告です。
 最初に、「授業してたのに処分」の福嶋さんから以下のような報告がきましたのでまとめて紹介します。また、最後には、自衛隊での宿泊訓練をした田無工業高校の報告を紹介します。「支援センター」の職員と一緒になり、露骨な妨害行為が行われています。
 3月4日(火)第五商業高校
 河原井さん、もう一人、と3人で8時頃より始める。
 受け取りはおおむね良好。
 校長と名乗る人物が高飛車に「生徒に渡すな」「校門前で撒くな」「事故が起こったら私の責任になる」という趣旨のことをいう。
 「これまでもやっていて事故の心配はありません」といっても同じことを繰り返す。
 校門からちょっとだけずれて撒いているとそのうちに中に入っていった。

 程なくして若い誠実そうなお巡りさんが自転車で来て、「ビラまきで迷惑しているのでやめさせてくれ」という電話があったのでやめてもらえませんか」という。
 「違法行為はしていないし、特に誰かに迷惑をかけてるとは思いません」軽くやりとりをした後、お巡りさんは校門のところに自転車を止めこちらを観察。
 生徒、保護者の受け取りもよく10時までに360枚を配布。
 お巡りさんもだいたいの状況はわかってきた様子。
 別れ際に「卒業式での日の丸君が代が問題になっているのはご存じですね」というとうなずく。
 「最高裁判決で「関係者が真摯に話し合え」といっているのに向こうは話し合おうとしないのでビラを配っています」というと納得した様子。
 3月8日(土)富士森高校
 8時にいくと根津さんともう一人(よく見る方なのですが)で始めている。
 以前は不快そうに怒鳴っていく教員やゴミ箱を用意して生徒に捨てさせることもあったが、今年はかなりやりやすい。教頭とおぼしき人がありきたりの注意はした程度でした。
 福生高校で同僚だった人2名ともお話しできたりして、、。
 生徒、保護者の受け取りは今ひとつかな、と感じながら配りましたが、私が90枚、他の2名で200位といっていましたので290枚くらい配れたようです。
 3月6日(木)八王子拓真高校
 ここは入り口が2カ所ありやりにくいところです。
 生徒は主に北門(西門?)から入り、保護者は主に正門から入るようで、昔は正門で待っていても生徒が来ないで、、、ということがありましたがやっと事情がわかってきました。
 8時着、北門にいくがまだしまっている。
 正門で教職員に配布、8時過ぎに生徒が北門に行き始めているようなので北門に移動する。
 門の脇の歩道にはまだ雪が山になっている。誰かが片付けないものなのだろうか。
 昔なら教員が数名で片付けたと思うのだが、今はその余裕もないのでしょう。
 生徒の受け取りは良好。
 9時近くなり、生徒が途絶えたところで正門に移動、保護者の受け取りも良好でこちらにかなり好意的な姿勢で受け取ってくださる人も数名いる。
 校長、副校長とおぼしき人が3名くらいでいつものやりとりをする。
 どの学校でも管理職のいうことは「敷地内に入るな」「校門前で撒くな」「生徒に渡すな」というところですが、語調や態度、しつこさなどがそれぞれです。
 「生徒に・・・」には「私にも表現の自由があります、生徒にも知る権利があります」「敷地内、校門前」には「できるだけ注意します」と応えます。
 10時までで240枚配布。校門警備の人に私の個人ビラ(授業裁判勝利)を渡しながら少しお話をする。1名は元被処分者、もう1名は生物教員とのこと。
 3月7日(金)羽村高校
 青梅線、そして駅から遠い8時10分頃につく。
 玄関のところに大きく「祝卒業」の文字が飾ってある。雰囲気も少し柔らかくなったか。
 しばらく配っていると校長と名乗る人がありきたりの注意、「十分に注意して行います」と応えると「よろしくお願いします」元同僚も出てきてくれて少し会話。
 9過ぎくらいか、校門警備の人が「福生警察がきています」と教えてくれる。玄関の近くにいる人がそうらしい。
 (この学校は以前から警察はいつもいる。わからないようにいるだけ 以前よりはよくなったというべきか。おそらく公安警察)
 受け取りはおおむねよく300枚配布

 <3月3日 都立西高>
 遅くなりすみません。
 時間:8時~9時半(用事のため、9時半で切り上げました。)
 配布者:O、S
 狭い上に相互交通で交通量が激しい西高でのビラまきはかなり危険が伴いました。
 西高の生徒は3年間、この現状で登下校していた(している)ことに、なんとかならないのかと改めて感じました。
 ビラまきを始めた数分後に校長が出てきて、Oさんに対し次のことを述べて帰っていきました。
 「敷地内に入らないでください」「ほんとは撒いてほしくないんですがね」
 これに対し、Oさんが敷地の外ならいいでしょうと切り返すと「それではよろしく」といっただけであっさりと終わりました。
 配布したビラは80枚ぐらい、卒業生の受け取りは悪く保護者が大半です。
 しかも、在校生の姿をあまり見ないので確認すると1・2年は希望者だけとのことでした。
 いまは在校生がいない卒業式が多いのでしょうか。
 西高の看板は「卒業証書授与式」とあり、8日の豊多摩高校は「卒業式」と書かれていました。
 学校によって表記が違うようです。

 <3月7日 江北高校>90枚
 ほとんどの生徒が自転車通学で、なかなか渡せなかった。
 校長「保護者と生徒に配らないでくれ」
 副校長らしき人「校門付近は交通が危ないのでやめてくれ」
 こちら「配ることは自由でしょう」
 副校長「それはそちらの考え方だ。道路が危ないのだ」「警察に連絡させていただきますよ」と。
 しかし、警察は来なかった。
 警備係の教員とはなす。生徒に「ビラを受け取れよ」と言ってくれた。
 一人での配布には限界がある。

 <3月8日 高島高校>
 高島高校はかなりひどい弾圧で有名だったのですが、校長が変わったそうで、今日は常識的な対応でした。
 副校長が1回言いに来ただけ、型通りしゃべって終わりでした。
 門の警備には基本、組合の先生が立候補して来ていて、その二人は大変に友好的でした。
 少しおしゃべりしました。
 女性の方は学校内ではこういう話をすることができない、組合も壊滅的だし、あきらめていたが、わたしたちが来て撒いているのをみて、勇気づけられたと言っていました。
 男性の方は、学校内では何もしゃべることができない、自由に振る舞えるのは教室の中だけだと言っていました。
 もうすぐ教室の中でも自由にものが言えなくなるのだろうけれども、とも。

 <光が丘高校>
 3月8日(土曜)朝、都立光ヶ丘高校の校門前でビラまきをしました。
 保護者受付開始は9時15分、開式は10時とのことでした。
 わたくしは8時40分ごろに到着し、10時過ぎまでビラ配りをしました。
 わたくしより早く着いた人の話では、副校長が名前を名乗って「保護者はよいが、生徒には配布しないでください」と申し入れてきたそうです。
 こちらは「いえ、生徒にも配ります」と「宣言」して配布しました。
 まいた枚数は3人で181枚でした。

 この日配ったのは都教委包囲ネットのピンクのビラと練馬・教育問題交流会の黄色のビラの2種類でした。
 練馬・教育問題交流会のビラは、猪瀬前都知事の辞任と選挙、大雪の被害、ソチ五輪での「日の丸」「君が代」、原発事故による30万人の帰りたくても変えれない人びとなどにふれ、「日の丸」「君が代」に関する職務命令に従わずのべ457人もの教職員が処分されたこと、憲法の主権在民、表現の自由などについて述べています。
 生徒の受け取りは悪かったです。なかには受け取ってから友人に「あっ、受け取っちゃいけなかったんだっけ」という女子もいました。
 ただこれは卒業式のビラを指すわけではなく、一般的に町で配っているビラをもらわないよう言われているという意味のようでした。
 奇抜なスタイルの生徒はおらず、ほぼ全員制服でした。
 たまに校門前で記念写真を撮る生徒がいたくらいです。
 保護者の受け取りは例年どおりよかったです。
 ただいつものように「ご卒業おめでとうございます」と声をかけながら渡しましたが、以前ほど卒業式をうれしがっていないように思えました。
 まあ、これはこちらの気持ちの問題かもしれません。
 また車に乗り合わせてきたり、タクシーで乗り付ける保護者が増えてきたように思いました。
 天気は快晴でしたが、気温が低く終わりのころには手がかじかんできました。

 <3・8荒川工業高校>
 3月8日、荒川工業高等学校前で午前8時から10時までビラまき行動を取り組みました。
 ビラまき行動には東京・山谷日雇労働組合が5人で取り組みました。
 卒業生の大半はビラを受け取り、また教職員・保護者もだいたいビラを受け取り、よく読んでいました。
 校長がビラまきを始めるとすぐにやってきて「注意」していきました。
 その内容は、1、敷地内には入らないこと 2、生徒・保護者には渡さないこと、 3、交通の妨害にならないこと-の3点でした。
 私服の警察官1人も様子見にやってきました。
 ビラは約200枚くらい配ることができました。

 <3月8日 松原高校>
 8時頃から撒き始める。
 この学校の卒業生は200人。在校生は一部の生徒だけが登校。
 「卒業おめでとうございます!」と言うと、多くの生徒・保護者は「ありがとうございます」と言って受け取る。
 副校長が二回ほど出てきた。
 都教委からビラまきの人数や内容の報告を求められているようだったが、丁寧に対応してくれた。チラシは159枚撒けた。
 <3月8日 田無工業高校>
 1.朝7時50分に到着。チラシを受け取った教員が、その場で読んで、いらないと返してきた。
 2.8時前に40歳くらいの男性がきた。教員ではなく、支援センターからきたと言った。
 門の所にとどまり、こちらからチラシを受けとり読んでいたので、こちらが田無工業高校の自衛隊宿舎訓練の話しをした。
 その男性はフンフン言って聞いていた。
 3.男性は校舎の中に入っていった。
 4.チラシ撒き参加の市民が来たが、他の入り口などを見にいった。
 5.男性が出て来て、私のそばに来たので、もう一度どこから来たのか聞く。
  「支援センター」と答える。「何しに来たのですか」と聞くと「こういうの(チラシ撒き)を監視に来た」と言う。
 6.校長が出来て、「ここで撒くな、じゃまだ。妨害するな、やめろ」という。
  こちらが「ここは歩道ですから撒くのは自由です。」
  校長「妨害するな。ビラ撒きは教育活動を妨害するものだ。だから撒くことがいけないのだ。歩道は人が通り交通の妨害にもなる」という。
 7.支援センターの男性は校長と一緒になって「撒くな」という。
 8.校長は私が学校の前の家のところにカバンを置いたのを見とがめて、「人の家に断りもなくものを置くのはおかしい。片付けろ」という。
 9.私はそのカバンを道路の端に置いたら、道路に置くのはおかしい」とわめく。
  そこに副校長がきた。校長は副校長に「あのカバンを写真に撮っておくよう」と命令したので、副校長はカメラをとりに校舎にもどる。
  「写真なら自分で撮りますよ」と言って、道路のカバンを自分のカメラで撮った。
  校長は、「カバンをどかせ。道路にものを置いていいと思うのか。常識がない」という。
 10.私はカバンを手に持った。そしたら校長は校舎の方に退いた。
  支援センターの男性はそのままいた。
  そこに、副校長がカメラを持って戻ってきたがカバンがないので、「あれカバンがない」という。私が「カバンは手に持っていますから」というが、副校長がカメラをかざしているので、副校長を撮る。
  副校長は「私は写真を撮っていないのに、自分を撮るのはおかしい。消しなさい」という。
  そして副校長と支援センターは私を取り囲む形になる。
  その際、支援センターが私の右腕をつかんだので、「なにをするんです。腕なんかつかんで」という。
  そしたらそこに校長がまた来て、それを聞いていたが黙っていて、そのまま、また校舎の方にもどる。
  副校長ももどる。支援センターもうろうろして校舎の方に行く。
 11.市民の人が戻ってきて、チラシ撒きを始める。
 12.この間、教職員は卒業式の看板を出したり、自転車の生徒の誘導をしたりしていた。静観していた。
 13.教職員は正門ではない方の出入り口を使っているようだった。教職員にビラはほとんど渡せなかった。
 14.そのうちに、元市会議員の森さん夫妻がチラシ撒きに加わる。
   二手に分かれてまくが、裏の通用門が閉められたので、4人で正門前で撒く。
   おめでとうございますなどの言葉をかけて撒く。
 15.教職員たちも生徒に対して、おはようとかおめでとうなどの言葉をかけていた。
 16.生徒も保護者もチラシを受け取った。
 17.支援センターは校門内に立って、こちらを見ていた。
   メモなどとっているので、「何をメモしているんですか。そういう公安の警察みたいのことはやめた方がいいですよ」というとやめる。
 18.校門前の道路を通る人にも撒く。
  「学校も変わったみたいね。うちの息子の頃は自由だったけどね。なにしろ、安倍だからね」という人もいた。
 19教員の一人は、「「日の丸・君が代」に反対してビラを撒くのはわかるが、卒業式に波風を立てなくてもいいと思う」と言っていた。
 20.10時に終えた。280枚撒く。

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 (都教委包囲首都圏ネットワークの取り組み)

 ■ 3月14日(金) <文部科学省申し入れ行動>
 日時:3月14日(金)13時~14時30分まで文科省への申し入れ
          その後、17時まで討論・会議
 場所:参議院議員会館102会議室(60名)山本太郎事務所の仲介
 通行証渡し:12時10分~13時10分まで。
 文科省から官僚2名が来る。窓口は都教委包囲ネット
 皆さんの参加を希望します。
 各団体、個人が、申し入れ書を持って来て、質問・発言などしてほしい。

 ■ 3月20日(木)<「教育国会」抗議、国会前座り込み&リレートーク>
 日時:3月20日 14時から18時まで
 場所:衆議院第二議員会館前
 プラカード、パネル、横断幕、旗、イスなど持ってきてください。


  
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■田中聡史さん支援の絵はがきを買って、支援の輪を広げてください
  都教委に「処分をするな」と絵はがきを出してください■

絵はがきセットについている田中さんの言葉から
「・・・私も、2011年4月から2013年までに、戒告処分3回、減給処分2回を受けました。
私は、美術の教員ですので、この強制は文化と芸術における攻撃であり、
人類が20世紀に学問と芸術において到達した地点を、
21世紀現在の東京都の教育現場に於いて実現できるかどうか、
という問題だと、認識しています。どうか、ひとりでも多くの方に、
不起立闘争へのご注目とご支援をいただきたいと思います。」
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【田中さんの彫刻作品を絵はがき】
  <2枚1組 300円>
《抗議・要請先》東京都教育庁(=東京都教育委員会)
〒163-8001新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当):電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1726
人事部職員課服務係(処分を発令する担当):電話 03-5320-6792
メールは、「東京都教育委員会ホームページ」に行き、
        「メニュー」→「各部課メールアドレス」から送ることができます。
注文先:「君が代」不起立分限免職阻止対策連絡会
     090-5415-9194 (見城) 090-3543-8743(根津)
     メール:fukiritu@yahoo.co.jp
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 【東京】での全国ネット形成に向けての全国集会
 <集会名> 「許すな!『日の丸・君が代』強制
         止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊
         4・20全国集会」

 <日 時> 2014年4月20日(日) 13:00~17:00
 <場 所> 東京・日比谷図書館文化館
 <講 演> 高橋哲哉さん(東大教授)
        タイトル:『安倍政権は憲法と教育をどうかえようとしているのか』
 <内 容>(予定)
        ・高橋哲哉さんの講演
        ・全国からの報告
        ・闘いの提起
        ・全国ネットについて
        ・その他
    *翌21日(月):(午前)文科省要請、(午後)都教委要請
 <主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制 止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊 全国ネットワーク(準備会・仮称)
 <主催> ・「4・20集会」実行委員会
       ・許すな!「日の丸・君が代」強制止めよう!安倍政権の改憲・教育破壊全国ネットワーク(準備会・仮称)
 <資料代>500円(学生・生徒は無料)
 <連絡>〒160-0008  新宿区三栄町6 小椋ビル401号 四谷事務所気付
「4.20集会実行委員会」宛 /(TEL)090-7015―3344
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 【集会賛同の手続き方法】
  ア、郵便振替にてお申し込み下さい。
   ・口座番号は 00110-5-449424、加入者口座名は「全国学習・交流集会」です。
  ・通信欄に「4、20集会」賛同金および氏名公表の可否を書き、振り込んでください。
  イ、手渡し、fax、郵送の場合
 ・新宿区三栄町6小椋ビル401号「4.20実行委員会」 /fax:03-6423-8420)
 ・「4.20全国集会」への賛同金は、団体一口2000円、個人一口1000円です
 ・賛同金                 円
   (個人)氏 名:             氏名公表:可・否
   (団体)団体名:             団体名公表:可・否
   住所 __________ TEL  _______

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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