パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

高嶋教授対杉並区請願権裁判の案内

2018年11月13日 | こども危機
 ◆ <請願権裁判傍聴のお願い>11月14日午後3時から、杉並区教委の右往左往を追究します
   皆さま     高嶋伸欣です


 11月14日(水)午後3時 東京地裁 530号法廷 で杉並区教育委員会の教育長と総務課長が子供だましの弁解を「被告準備書面4」として提出してきたのに対して反撃をします。
 ことの発端は、原告(高嶋)が提出した「請願」文書を「受理した」といいながら、その後の処理では事実上の「請願文書」扱いではない、定義不明の「いわゆる陳情」とし、結果的に請願権の行使を阻止した事実を、課長が高嶋に送付した文書で明らかにしたことにあります。
 それは基本的人権である請願権の侵害に当たるとして、杉並区教委の責任を追及しているのがこの裁判です。
 なぜそのような不当な処理をしたのかを追究したところ、被告側は突然、教育長による「かねてからの方針」なるものを持ち出してきて、それが「一切の部外者との面談には応じないこと」を内容としていることをもって、上記の処理は適切だったというのです。
 ここで、私は笑ってしまいました。

 第①に、私の「請願」文書は、「面談」で提出したのではなく、郵送なのです。この「方針」では教育長宛ての郵便物すべて受け取り拒否になるはずですが、そのようなことは実行されていません。
 ここで同「方針」を持ち出すのは、全くの的外れで、子供でも気付くすり替えです。

 第②に、その一方でこうした内容の「申し合わせ」が杉並区教育委員会には以前から存在しているらしい、ということが区民の間では言われながら、それが会議規則集などに成文化されていないため、問題にできないでいました。
 ところが、その口伝えで継承されていた内部の「申し合わせ」の存在を、被告側が裁判の準備書面という公式文書に明記して、これまでの区民の間にあったもやもやを解消してくれたのです。
 もちろん、この問答無用の「方針」は許容できるものではありませんから、今後じっくりと教委の不当性・違法性の追求に役立つことこの上なしです。
 上記「方針」は、私の「請願」の不当な扱いを合理的に説明できるものではないのですが、念のために前回の法廷で、同「方針」ではなぜ一切の「面談」を拒否することにしているのかなどについて、被告側に説明を要求しておきました。
 すると、被告側が14日の法廷に提出回答文書(「被告準備書面4」)が事前に送られてきたのです。
 その内容がこれまたお粗末で、「面談=教育長が見解を述べなければならない場」という極めて狭義の定義を前提にして、そうした「面談」に応じては「中立性・公平性」を損なうことになるから、という論理を平然と展開しているのです(添付資料参照)。
 「この件についての見解の表明は控えさえていただきます」という官僚の対応を散々聞かされてきた庶民からみて、そら空しい限りです。
 「面談」を勝手に狭義に定義している件もまた、中学生でも気づくごまかしです。

 14日の法廷では、「子供だましの弁明をどこまで続けるつもりなのか」「このままでは『方針』を策定した教育長を証人調べで法廷に呼ぶことにもなり兼ねないが、それでもよいのか」などと、追及するつもりです。
 それに、今回も「被告準備書面 4」で「方針」策定の根拠が、これまでの口伝えではなく、教育委員会提出の法廷文書に文字化して公表されたことで、同「方針」の不当性を追究する上でのより確実な手がかりをわたしたち杉並区民は得たことになります。
 「ウソを一度つくと次々とウソをつくことになる」のと同様に、「最初の違法行為を無理に正当化しようとすればするほど、新たな規則違反に気付かれることになる」状況を、被告・杉並区教育委員会は自ら作り出しているように見えます。
 彼らはどこまで墓穴を掘り続けるのでしょうか。

 来年は統一地方選挙です。
 杉並区の場合、教育委員会のコンプライアンスが極めて希薄であることをこの訴訟で明らかにしながら、是正を求める世論を高めたいと思っています。
 多くの方々の傍聴参加で、関心の高さを被告や裁判官に示していただければ幸いです。
 それにこれほどお粗末な被告の弁解が繰り返されてい裁判は珍しいのではないかと思います。
 裁判官も被告のちぐはぐさには気づいていると思われますので、原告と被告のやりとりを裁判官がどのように扱うかについても、一つの見どころではないかと言う気がします。
 傍聴席から見ての感想などを聞かせて頂けると幸いです。

コメント    この記事についてブログを書く
« 条件附採用小学校教員パワハ... | トップ | 根津公子の都教委傍聴記(201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

こども危機」カテゴリの最新記事