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「つくる会」が横浜市教委に請願・全文判明

2010年06月15日 | こども危機
 ▼ 「つくる会」が横浜市教委に請願・全文判明

 横浜市の教科書採択連絡会からのメールを転送します。

 教科書問題に取り組む皆さまへ
 「新しい歴史教科書をつくる会」(代表 藤岡信勝)が、横浜市教委に請願を提出しています。
 請願の内容は全文を「つくる会」のHPで公開しており、口頭意見陳述も求めています。請願および意見陳述の可否は、22日以降の市教委で審査される予定です。
 この請願は、横浜市教職員組合が組合ニュースの特集号として作成した「歴史資料集」と、これとは別に、大学の研究者・教職経験者・市民による団体である横浜教科書研究会が作成した資料集「自由社版『新編 新しい歴史教科書』でどう教えるか?」について、以下の3項目を要求しています。
 横浜市教委では、昨年の自由社採択を仕切った今田忠彦氏が今年度も教育委員長であり、6月現在は、6人の教育委員のうち、教育長以外は昨年度と替わっていません。
 今田氏については、自由社代表執筆者の藤岡氏と度々会い、自由社採択の内諾を与えていたという不正疑惑情報が採択決定前からネット上で流れていました。(市民団体が調査と審議延期を求めましたが、市教委は無視して採択審議を強行)
 また、請願で問題にしている浜教組の「歴史資料集」および横浜教科書研究会の「自由社版・・・でどう教えるか?」は、いずれも自由社教科書を使うにあたっての資料集であり、この資料だけで授業が展開できるわけでもなく、その作成・配布に違法性はありません。
 教科書使用義務についても、判例(伝習館訴訟判決)で、法律上どのような場合が違法となるかが具体的に示されており、これらの資料集を使用して違法となるようなケースを生じさせることはほとんど不可能です。
 浜教組の資料集については、市議会での質疑で今田忠彦委員長が、浜教組の行為が法令に違反する可能性があるとして、「自分たちが気に入らなければ法律に違反してもいいということになると、教育制度の根幹にかかわる」との発言を行った他、参院の義家弘介議員(元横浜市教育委員・ヤンキー先生)が川端文科大臣に質問したり、産経新聞が繰り返し記事を掲載したりしていますが、いずれも事実無根の違法キャンペーンとも言うべき内容です。
 請願は長文ですので、HPアドレスと請願項目のみ貼り付けます。
http://www.tsukurukai.com/01_top_news/file_news/news_274.htm
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             平成22年6月4日
 横浜市教育委員会
 委員長 今田忠彦 殿

  横浜市教職員組合(浜教組)の違法行為に関する請願
           新しい歴史教科書をつくる会
           会長 藤岡信勝

 1. 請願事項
 (1)横浜市教職員組合(浜教組)が、「学校ポスト」を不正に利用して、貴教育委員会管轄下の学校教員1万人以上に配布した違法文書、「浜教組ニュース「 No.179 中学校歴史資料集」(4月1日発行、42ページ)と、これに密接に関連する文書である、横浜教科書研究会「自由社版『新編 新しい歴史教科書』でどう教えるか?」(4月1日発行、20ページ)を、貴教育委員会の権限と責任において、可及的速やかに回収・処分して下さい。
 (2)このような違法行為がくり返されないために、上記文書の作成と配布に関与した教員(企画立案者並びに実行行為者)を懲戒処分して下さい。
 (3)教員の「教科書使用義務」について、教員ならびに父母・住民に広く知らしめる措置をとって下さい。

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