▼ “脱原発”映画「100000年後の安全」 無料公開の真意 (日刊ゲンダイ)
映画会社「アップリンク」が自社のホームページで、映画「100000年後の安全」(日本語吹き替え版)を2月10日まで無料配信して話題になっている。
この作品はフィンランドのオルキルオトに建設中の、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分施設「オンカロ」に世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品。
安全になるまで10万年かかるという高レベル放射性廃棄物を、果たして人類が10万年間も安全に管理できるのか……という原発を持つ国にとっては避けては通れないテーマを扱っている。
原発問題といえば都知事選の最大の争点である。細川護煕元首相をバックアップする小泉純一郎元首相が“脱原発”に大きく舵を切るきっかけとなったのが実はこの作品。観賞後にはフィンランドの「オンカロ」を視察で訪れ、脱原発の考えを深めたという。
アップリンクの浅井隆社長はこう話す。
「小泉さんがご覧になって考えが変わったというほどの映画です。最終処分場がないということがいかに大問題か、それを論理的に描いた映画で、見てもらえば原発や放射性廃棄物についての諸問題が、普通の人たちにもよく理解できる。あえて日本語吹き替え版を無料配信した狙いもそこにあります。これまでメディアでは、ピーター・バラカンさんがラジオで2度ほど映画を紹介してくれました。彼はラジオ局の上層部から『原発問題の話は選挙期間中はNG』といわれたことをバラしていましたが、映画ならいいだろうということで扱っていただきました。とにかく、都知事選の投票前にできるだけ多くの人に見てほしいです」
投票まであと5日。この作品を見終えたら誰に一票を投じ、未来を委ねるか自明のはずだ。
『日刊ゲンダイ』(2014年2月4日)
http://gendai.net/articles/view/geino/147717
映画会社「アップリンク」が自社のホームページで、映画「100000年後の安全」(日本語吹き替え版)を2月10日まで無料配信して話題になっている。
この作品はフィンランドのオルキルオトに建設中の、原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分施設「オンカロ」に世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品。
安全になるまで10万年かかるという高レベル放射性廃棄物を、果たして人類が10万年間も安全に管理できるのか……という原発を持つ国にとっては避けては通れないテーマを扱っている。
原発問題といえば都知事選の最大の争点である。細川護煕元首相をバックアップする小泉純一郎元首相が“脱原発”に大きく舵を切るきっかけとなったのが実はこの作品。観賞後にはフィンランドの「オンカロ」を視察で訪れ、脱原発の考えを深めたという。
アップリンクの浅井隆社長はこう話す。
「小泉さんがご覧になって考えが変わったというほどの映画です。最終処分場がないということがいかに大問題か、それを論理的に描いた映画で、見てもらえば原発や放射性廃棄物についての諸問題が、普通の人たちにもよく理解できる。あえて日本語吹き替え版を無料配信した狙いもそこにあります。これまでメディアでは、ピーター・バラカンさんがラジオで2度ほど映画を紹介してくれました。彼はラジオ局の上層部から『原発問題の話は選挙期間中はNG』といわれたことをバラしていましたが、映画ならいいだろうということで扱っていただきました。とにかく、都知事選の投票前にできるだけ多くの人に見てほしいです」
投票まであと5日。この作品を見終えたら誰に一票を投じ、未来を委ねるか自明のはずだ。
『日刊ゲンダイ』(2014年2月4日)
http://gendai.net/articles/view/geino/147717
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