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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

予防訴訟すすめる会_二夜連続講座

2008年08月02日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 予防訴訟事務局の片山むぎほです。
 むし暑い日本の夏の夜の「二夜連続」の「熱い学習会」のお知らせです。ご参加をお待ちしております。
  ◆◇ 二夜連続講座 ◇◆
 あの戦争は、なぜ止められなかったのか!


 ◇ 一夜目 8/8(金)18:00~20:00
  「教師たちの戦争責任」
  講師:松沢哲成
(前東京女子大教授/日本近現代史)

 ◇ 二夜目 8/9(土)18:00~20:00
  「貧困と戦争」
  講師:湯浅誠
(「反貧困ネットワーク」・NPO法人「もやい」事務局長、他)


 会場:駒込大観音「光源寺」蓮華堂(三田線白山、南北線本駒込、千代田線千駄木)
    〒113-0023 東京都文京区向丘2-38-22
   参加費:500円
 主催:「予防訴訟をすすめる会」・「都立高校九条の会」

 ◇ 第一夜「教師たちの戦争責任」ー過去から何を学ぶのか

 「先生たちは、なぜ、そこまで「日の丸・君が代」の強制にこだわるの?」と卒業生から言われることがあります。

 団塊世代の私は、親の世代に向かって、戦争を止められなかった責任を追及した覚えがあります。「日の丸・君が代」処分には、絶対に負けられない、妥協してはならないという思いの底には、かつての「教師たちの戦争責任」が今再び……という意識が私たちの中にあるからでは…と思うのです。

 戦後生まれの戦後育ちと思っていた私たちが、もしかすると、後世になってから、「戦前の教師たちは何をしていたのか、何を教えてきたのか」と戦争責任を追及される立場になるかも知れない。そんな懸念を持たせるような学校教育の現状があります。世間からは、すでに、カビが生えてしまっていると受け取られているかのような「教え子を再び戦場に送らない」というスローガンを、私たちは、反射的に口にすることがあります。

 でも、反射的に口にした言葉を冷静に考えてみると、戦前の教師たちが、なぜ教え子を戦場に送るような教育に手を貸してしまったのか、本当に軍国主義に頭を犯されていたバカだったのか、保身ばかりの弱虫だったのか、何を悩み、何を悩まなかったのか、本当のところはよく分からない事に気が付きます。

 歴史学者の解明に期待し、この機会にもう一度、みんなで考えてみたいと思います。

 ◇ 第二夜「貧困と戦争」ー格差貧困の現状から何を学ぶのか

 赤木智弘が「希望は戦争」と言い、アキバで悲惨な事件が起きました。御手洗経団連会長のお膝元では「派遣をやめるが、長期雇用の期待を持たせないことが大事」と、派遣の代わりに雇い止めを前提とした有期の期間工を増やすと報道されています。

 一方、かつて、軍部に踊らされ、日本帝国主義の侵略を支持してしまった人々の心の根底には、農村における残酷な貧困があったとも言われています。

 私たちは今、新たな格差貧困の現状のなかで、「貧困と戦争」の問題を直視しなければ、本当に子ども達の未来は危うい。格差と貧困にあえぐロストジェネレーションは、団塊に世代の子ども世代です。私たちは何をなすべきなのか。そんな思いで、皆さんと考えていきたいと思います。

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