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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

アベを倒そう!(317)<第三次世界大戦の危機とアベ・コイケ>

2017年10月12日 | 日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
 報道によると、米与党・共和党のコーカー上院外交委員長は、9日付のニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたインタビューで、▲ トランプ大統領の他国に対する威圧的態度によって、米国が「第3次世界大戦への道」を歩みかねないと警鐘を鳴らした、
 とある。

 72年間も比較的平和な時代が続くと、「信じられない」と思う方も多いだろう。
 また、「核兵器が使られるたら世界は終りだからそれはないだろう」と思う方も多いだろうと思う。
 しかし、歴史を冷静に振り返ってみると現実はそう甘くはない。
 たとえば第一次大戦前にはカウツキーの「超帝国主義論」があった。
 そこでは次のように言われた。
 「現在の帝国主義的政策が新しい超帝国主義的政策によって駆逐され、これが、国民的な金融資本相互間の闘争にかわって、国際的に統合された金融資本による世界の共同的搾取をうち立てることは、ありえないであろうか?・・・それが実現されうるかどうか、これを決定するためには、まだ十分な前提が欠けている。」
 ここで言いたいことは「超帝国主義」になれば世界戦争は起きないということである。
 しかし、第一次大戦は起きた。

 その最中、レーニンの『帝国主義論』(1916年)が出た。
 その中で、レーニンはカウツキーの超帝国主義論を批判し、次のように述べた。
 少し長いがお許しください。
 「資本主義のもとでは、勢力範囲、権益、植民地、その他の分割のための根拠としては、分割に参加する国の力、すなわちその国の一般経済的、金融的、軍事的、その他の力以外のものは考えられないからである。ところが、分割に参加する国々の力の変化は一様にはおこなわれない。なぜなら、個々の企業、トラスト、産業部門、および国の均等な発展は、資本主義のもとではありえないからである。半世紀前には、ドイツの資本主義的力は、当時のイギリスの力と比較すれば、あわれにも無に等しいものであった。日本もまた、ロシアと比較すれば同様であった。十年、二十年後にも、帝国主義列強のあいだの力の相互関係は不変のままであるだろうと想定することが、はたして「考えられうる」だろうか?絶対に考えられない。」
 第一次大戦後、イギリスは凋落し、「国際連盟」(1920年)ができ、「不戦条約」(1928年)なども結ばれた。
 しかし、やがて第二次大戦が勃発(1939年)した。
 第二次大戦後、人民中国が誕生、社会主義陣営が増え、冷戦となった。
 しかし、その後社会主義陣営は変質・崩壊、ロシアや中国も含め世界は資本主義の支配する所となった。
 ということは、レーニンが当時指摘していたことと同様なことが現在起きている。

 『帝国主義論』の中では、次のようなことも指摘されている。
 同じく少々長くなりますがお許しください。
 「帝国主義は金融資本と独占との時代であるが、この金融資本と独占は、自由への熱望ではなく、支配への熱望をいたるところにもち込んでいる。
 あらゆる政治制度のもとでのあらゆる方面の反動、この領域における諸矛盾の極端な尖鋭化、―――これがこれらの傾向の結末である。
 民族的抑圧と併合への熱望、すなわち民族的独立の破壊(なぜなら、併合は民族自決の破壊にほかならぬから)への熱望もまた、とくに激化する。
 ヒルファーディング(『金融資本論』(1910年)の著者:渡部注)は、帝国主義と民族的抑圧の激化との連関をただしく指摘している。
 彼はこう書いている。『あらたに開発された国々についていえば、そこに輸入された資本はもろもろの矛盾を増大させ、民族的自覚に目ざめつつある諸民族の侵入者にたいする抵抗をたえず増大させる。そして、この抵抗は容易に成長して、外国資本にたいしてむけられる危険な手段になりうる。古い社会的諸関係は根本的に革命され、<歴史なき民族>の数千年来の農業的孤立性は破壊され、彼らは資本主義的渦巻のなかにまきこまれる。資本主義そのものが、被征服民族に、解放のための手段と方法をしだいにあたえていく。
 そして、これらの民族もまた、かつてはヨーロッパの諸民族にとって最高のものであった目標を、すなわち経済的および文化的自由の手段としての統一的民族国家の建設という目標を、おしたてる。この独立運動は、もっとも輝かしい将来の見通しを約束しているもっとも貴重な搾取領域で、ヨーロッパの資本をおびやかす。そして、ヨーロッパの資本は、ただその軍事力を不断に強化することによってだけ、その支配を維持できるに過ぎなくなる。』」
 第一次大戦後、社会主義ソ連の誕生のもと、国際的に「民族自決」のスローガンが叫ばれるようになった。
 第二次大戦後、人民中国の誕生と冷戦構造のもと、アジア・アフリカ諸国の独立運動があいついだ。
 第二次世界大戦後72年の現在、トランプの「アメリカファースト」に現れているように、世界市場をめぐる争いは段階を画して激化しつつある。
 そこから、<米国が「第3次世界大戦への道」を歩みかねない>という言葉が出てくる。
 アベとコイケはともに9条改憲論者である。
 違うのは「しがらみ」だけだ。
 これは国際紛争をアメリカ帝国主義と同盟して軍事力で解決しようというものである。
 また、もともと中間党であった民進党の多くの議員たちも、情勢激化のもと中間ではいられなくなり、アベ・コイケ路線に追随することになった。
 歴史は繰り返す。
 しかし、第一次大戦ではソ連が生まれ、民族自決がひろまった。
 第二次大戦では人民中国がうまれ社会主義陣営が生まれた。
 もし、第三次大戦が起きたら・・・?
 歴史は、きっとらせん状に繰り返されるだろう。

 最後に第二次大戦前(1397年)に出されたルイ・ド・ブロイ著『物質と光』の中にある次のような言葉も紹介しておきたい。
 「それにしても物事をあまり暗く考えて悲観論に走るのはよろしくない。人類はその歴史の初めからさまざまな障害に出会い数多くの危険を冒して来た。それはなるほど甚だしい努力と大きな苦難を経てではあるが、とにかく人類はそれに打ち克(か)って来た。その最もいい証拠に、我々は現にここにいる。して見ると、未来においても同様であって、崖から落ちずにうまくそこを通り抜けられるものと望むことも合理的に許されている。」
       (岩波文庫『物質と光』311~312頁)
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       『10・24都教委抗議・要請行動』
 <日時・場所>2017年10月24日(火) 15時~17時
        15時~15時40分 都庁第一庁舎前で抗議行動
        16時~17時    都教委への要請行動
 <スローガン>
    ・10・23通達撤廃! ・若者を戦場に送るな!
    ・「日の丸・君が代」強制・処分反対!
    ・道徳の教科化反対! 国家は道徳を強制するな!
    ・国威発揚の「オリンピック・パラリンピック教育」反対!
    ・教育の軍事化を許さない! ・憲法改悪反対!
    ・自衛隊と教育委員会・学校との連携をやめよ!
    ・日米軍事同盟反対!共謀罪廃止!
    ・天皇制強化の代替わり反対!
    ・教職員・生徒への管理強化と不当弾圧を許すな!
 <主 催>都教委の暴走を止めよう!都教委包囲首都圏ネット
        (連絡先) 090-5421-9194


 *都教委への「抗議文」「要請書」等もって来られる
   団体・個人、大歓迎です。
   もちろん、それが無くても参加出来ます。

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  【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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  東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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  対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
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