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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

藤田の日記「浅草」「花いちもんめ」

2011年06月20日 | 藤田の部屋
  ★ 立川、葛飾に続く「言論表現の自由」圧殺を許すな! ★
  ☆ 最高裁は期日指定を取り消し、口頭弁論を開け! ☆

 ◇ 緊急最高裁要請行動 6月22日(水)10:45最高裁東門集合 ◇
 ◎ 『藤田の日記』 (「浅草」、「花いちもんめ」)

「キンクロハジロ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

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2004/10/07(木)     浅草
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 教員にとって、修学旅行は大変だ。事件、事故が起こる。
 北海道の時、「あいつは、帰ってこねんじゃねえか」、と冗談を言っていたらほんとに帰ってこなかった。後で引率から「何か知ってたのか」、と恨まれた。東京で行方不明となり、2、3年して帰ってきた。
 夜は餓鬼どもが徘徊する。利口な奴は、早く寝て朝3時頃起きて徘徊する。こっちは寝る暇あったもんじゃない。恐いのは、ベランダ伝いに移動することだ。厳しく部屋の移動を禁じると、窓から墜落する危険が生じる。
 M商の時、移動教室、千葉の海辺の宿舎で女子の人数が足りない。午前3時ごろ、年配の教員が、「総員、起床!」と怒鳴った。成る程、こういうときは総員起床と言うものかと、妙に印象に残った。軍隊経験者かもしれぬ。
 昼間、地元の若者と知り合い、深夜に宿舎を抜け出したいうから困ったものだ。彼は一人で酒を飲むのが好きな男で、苦みばしった風貌の物静かないい男であった。若輩の私など物言うのが憚られた。浅草で、電気ブランを呑むという。
 後日、一人でその店に行って真似してみたが、ちっとも旨くなかった。

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2004/12/08(水)     花いちもんめ
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 修学旅行前に、保護者の方に来て頂いて、説明とお願いをする。
 ある時、「何故、萩・津和野にしたか。私が行ったことがないからです」、と冗談を言ったら、皆笑ってくれた。
 萩はいい街である。自転車を用意して、市内を回るようにした。
 J高の腕白どもは、初めに急ブレーキをかけ、効きを試した後、何十人もが一斉に群をなして丘のホテルから市内目掛けて突っ込んで行った。さぞ市民は、迷惑したことであろう。あれじゃ、自転車暴走族だ。現役の族も混じっていたから、どんな走り方をしたことやら。
 コースに青海島があった。静寂な人のいない美しいところである。
 T高の生徒は、男女が何十人も手を繋いで、「花いちもんめ」を歌っていた。なにやら不思議な光景であった。静謐な海と空に誘われたのかもしれぬ。
 今日、テレビを見ていたら、萩の人が昔言っていたという。「青海島には人攫いがいるから近づくな」と。
 次第に「拉致」の全貌の一端が明らかになりつつある。青海島は、工作員の出入、拉致の運び出しの拠点であったという。人のいない静かな浜辺は、悲劇の浜辺でもあったのだ。
 「ふるさともとめて 花いちもんめ・・・」

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