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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

人事委員会傍聴者の声 その 27

2007年05月12日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★05年処分撤回請求 人事委員会傍聴者の声 その(27) 【2007・5・11】
 こんな、おろかで、主体性のない校長がいることに、いかりがおさまらない。
 ★5・11卒業式⑫グループ第2回審理
  ・証人尋問:内田睦夫(前高島高校校長・現教職員研修センター経営学教授)
       :木嶋智恵(現武蔵丘高校校長)


*「①高島校長 ひどいですね。10・23通達以前に、卒業式でCDだったのか、ピアノ伴奏だったのか、記憶にないというのは(はじめは、ピアノだと言い張っていましたね)どうでもいい、ということだったということを表していますね。現在、研修センター勤務ということで、都教委を守ろうとキュウキュウとしていることが伝わってきました。(職務命令は私が出したんだ、と)。桐生さんの怒りの追及も迫力がありました。
 ②武蔵丘校長 追及の仕方、むずかしいものですね。事実を積みあげて問題点を、問題の所在を明らかにすることの大切さとむずかしさを感じます。『校内委員』ということを校長が述べた点は、大変問題ですね。」  (松原 被処分者 嘱託不採用の会)

*「校長を民間からと言う動きがいっそう強まっている。そのはしりであった元高島高校校長がどのような考えを示すのか。彼はまず、学習指導要領というべきところを、学習指導要綱と言い間違えた。校長を務めた人間としてあるまじき、許されざる素人ぶりである。
 彼はまた、2002年度の卒業式の祭には、内心の自由について生徒に話したと証言した。ではなぜ変身したのか。尋問に答えて彼は『憲法は別といたしまして指導要領では…』と語り、『憲法については専門でありませんので発言を控えさせていただきます』とも述べ、『私は職務命令を受けたので私はそれを全うする義務があると考え…』とつづけ、さらに『私は日立におりましたときは、職務命令が出た方が楽だった』と述べた。平然と、というか、何の疑いもなく自信満々という感じで。
 彼は定年退職後、教職員研修センターで教授として経営学を講じているという。『企業における自己実現とは企業の目的に自己の目的を一致させること』と日本式労務管理は定義する。しかし、それは、子どもの主体性を尊重し自主的に行動する人間に育てるという教育の基本とは無縁の思想である。そんな『経営学』は教育にとっては有害無益である。
 憲法は門の外に置いてこい、とは民間大企業の横暴無法をもの語る有名な言葉である。まさに、憲法を、基本的人権を、門の外に置き捨てた企業の中で『出世』してきたあわれな男の本音が語られた一幕であった。」  (高野哲郎 元都高教副委員長)


*「またまた、校長は、上からの命令、指示、指導と、いわゆる学習指導要領に奴隷のように盲従するだけで、校長としての子どもへの思い、人間的な信念が皆無の現実を確認させられて、心が冷える。
 なぜ、どうして、校長といえ、教育者としての誇りや歓びが皆無なのか。役人でも、企業人でも、上意のロボットとなる屈辱感はないのか。上意服命、下位を上への報告、チクリ、忠実なロボットの喜びか?内田氏のような人が、水道橋の教職員研修センターで、根津さんら『不起立・不伴奏者』をいたぶっている。
 校長とは、『君が代に教員、子どもを従わせること』と『国家(教委)の命令を完全に実行する』のが最重要役職だとされていることがわかった。校長は憲法を知っていなければ、ならないようにすべき。」  (岡田良子 市民)

*「こんな、おろかで、主体性のない校長がいることに、いかりがおさまらない。自分の頭で、物事の可否を決められない人間が、子どもの自主性や批判精神を育てる学校現場の長であることに怒りがおさまらない。教育三法が国会を通過したら今以上にロボット校長が生まれる。絶対に反対しなければ、そして『憲法』と『教育基本法』に守られてきた自分の人生のお返しを、今しなければと思った。」  (赤石二三子 都立高校女性教職員九条の会)

*「保護者として、私達が武蔵丘高校卒業式に連名で校長に提出した、『強制しないでほしい』という内容の手紙について、本日取り上げられていました。一方で、『君が代の実施を求める』要望もあったと校長は発言していましたが、そのあたりの真偽内容について確かめたいと思いました。」  (匿名 元保護者)

*「保護者という立場で、納得できないことはしたくないというだけの素直な気持ちから手紙を書きました。木嶋校長の素晴らしい笑顔にだまされたなあと思いました。風通しのよい人間関係が教師間、保護者間になければ、子どもたちが豊かな人間関係を築いていけるわけないのに、と思います。」  (匿名  元保護者)

*「高島高校の校長を定年退職した内田氏が 『日立では職務命令で仕事をやっていた。職務命令がある方が楽です。その通りやればいいから』 『私は企業人ですから職務命令を、(都教委から)受けた以上、当然(教員に)職務命令を出さねば』と、教育者としてふさわしくない『命令一徹主義』だと分かった。
 また、教員側から 『立つ、立たないは憲法の人権に関わる』 と、憲法との関係を問われた内田校長が 『憲法になにを書いてあるか分からないが、地方公務員法に則った。憲法は専門外なので控えさせて頂く』 と放言した。上位法規と下位法規の関係が分からないまま校長をいきなり5年もやっていたことに驚いた。」  (永野厚男 ライター)

<ヒゲメモ>
 高島の内田校長は、民間からの初の校長として、以前テレビや雑誌に登場し偉ぶって都立高校を変えると公言していた事を思い出す。しかし今日、都庁人事委員会審理に尋問を受ける応対のお粗末さ、とりわけ傍聴者の皆さんの声にありますように、子どもたちや保護者や教員に対する愛情の希薄さ(皆無が正しい)は証言するたびに、人間としての品性の欠如を感じざるを得ない。まして退職した今、私達被処分者が、「処分発令」やいわれなき思想転向を迫る「再発防止研修」の水道橋の研修センターの「経営学」教授に天下っているとは。
 私自身だけでなく、都に働く公務員全員が、特異な思想の持ち主である石原知事が誕生前は、都の教員試験に合格した際、都教委に「憲法遵守の宣誓書」を出させられたはずだ。今日、内田前校長は、「憲法はなにが書いてあるか知らない。」と公言する。
 時は今、国会では、14日にも、「戦争できる国」にする為、憲法9条を変えるための「改憲手続き法案」の強行採決が企てられている。私は、8日に続き明日も、仲間と立川駅で「9条守ろう!」のマイクを握り、14日は午前中から国会前にいく。平和・人権・民主主義の「47年教育基本法」と「憲法」の理念が花開く時代をつくるために、絶対にひるまない・あきらめない・絶望しない。それぞれの持ち場で踏ん張りましょう。

(請求人・代理人19名 傍聴者40名満席 心から感謝。被処分者の会 星野)

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