◆ 電機連合の中村委員長派遣規制強化に反対
連合傘下の電機連合の中村正武中央執行委員長は九日午前、日本経団連主催の労使フォーラムで講演し、製造業を中心に相次いでいる「派遣切り」に関連し、製造業への派遣禁止を求める議論が起きていることについて、「性急な結論は出すべきではない」と述べ、派遣禁止の動きに反対する立場を示した。
中村委員長はその理由として、「派遣労働者の中にも多様な働き方を望んでい . . . 本文を読む
◆ 大手製造業、株主重視で人員削減
内部留保、空前の33兆円
大量の人員削減を進めるトヨタ自動車やキヤノンなど日本を代表する大手製造業16社で、利益から配当金などを引いた2008年9月末の内部留保合計額が、景気回復前の02年3月期末から倍増し空前の約33兆6000億円に達したことが23日、共同通信社の集計で明らかになった。
過去の好景気による利益が、人件費に回らず巨額余資として企業内 . . . 本文を読む
◎ 米国流経済政策は日本社会を壊す
留学した米国で「市場主義の美しさ」に魅了され、規制緩和の旗振り役を務めてきた中谷巌氏が、最近の日本社会の行き詰まりを懸念し、「転向」したという。その真意を聞いた。
中谷巌(三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長)
インタビュー 佐高 信(編集委員)
◎ 分配後の貧困率は世界ワースト2
――― 一二月一五日に出された新著のタイトルが興味深いですね。『 . . . 本文を読む