だからツーファイブで山に行ってきますね ♪

グランパGuitar弾きが、のんびり生活しながら日々のアウトドアライフや日常を書き綴っています。

劇場だったのか・・・北壁は?

2010年03月23日 | 日記
「アイガー北壁」を観てきました。
有楽町のこじんまりした映画館ですが、入りは7掛け強といったところか。
お客さんは、自分も含め頭の毛の白い人や頭の皮膚に光沢のある人が中心です(^^ゞ
若い方は時間帯的に少なかったですね。
気になったのは、遅れて入ってくる人が多いこと。
途中、声を出して欠伸をするオヤジ。困ったもんですね。

映画を観た感想は兎に角、山やクライミングに興味がない人は厳しいかも・・・。
「K2」のような逆転もないし、基本的には地味です。
実話ということだけどストーリーも多少脚色されてるのかな。
山岳鉄道(アイガー・ヴァント駅)に常駐している言葉少ないオジサンには好感が持てました。



しかし、時代背景による外野の高揚感と極限状況のクライマーのコントラストは当然ながら違和感を感じる。
報道もさることながら下から観ている人はLIVE中継を観ているような・・・劇場感覚だったのだろうか?
クライマー達は、この時は国も名誉も関係なく「生きて還る」ことだけに向かっていたはずだ。
それにしても緊張するクライミング・シーンは圧巻、息がつまります。
ただただリアリティを追及した撮影スタッフおよびスタントの人方々には頭が下がります。

自然の脅威は凄い!
いつでも極限状況での判断が生死を分けるのです。
あの時下山していたら・・・。ザイルを回収しなければ・・・。
結末は分かっているのだが・・・。

ハーケンを打つ音が聞こえる・・・

1936年7月18日から22日までの話である。妙に7月18日は気になります(>_<)

1938年7月アイガー北壁は初登頂される。


ルートは今回のトニーとアンディが登ったルートだ。この事はドイツの強引なオーストリア併合に上手く使われたようである。
Dies Land ist deutsch, es hat seine Mission begriffen, es wird diese erfüllen, und es soll an Treue zur großen deutschen Volksgemeinschaft von niemandem jemals überboten werden. (この地はドイツのものだ、この地は使命を担っている、この地は必ずやその使命をやり遂げる、そしてこの地の大ドイツ民族共同体に対する忠誠心に勝るものは存在しないと!)

エンディングロール後半で流れる歌の歌詞が、現在の厳しい時勢を生き抜くための応援歌に聴こえたのは私だけか・・・。



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2 コメント

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なるほど‥ ()
2010-03-24 15:24:28
1000円の時に観ますね
NHK的なのかしら

それならばまったくもって大好きな分野なのです。

自然のあるがままの風景や地味に進む話も嫌いじゃないのですが、登山の知識がまるでないです。

こちらでの上映はまだ先なので、口コミなども参考にしますね

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Unknown (penta)
2010-03-24 23:29:54
NHKエンタープライズ的でもないのですが
口コミ参考にされた方がいいかも・・・。
モンベルが押してる作品です。
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