2011年6月5日(日)、「サハラガラスパーク」(字滝の上263-1)のガーデンに植えられているシャクヤク(芍薬)が、見事な花を多数咲かせていました。
シャクヤク(芍薬) ボタン科 ボタン(パエオニア)属 Paeonia lactiflora
中国北部~シベリア原産の多年草。はじめは根を薬用にするため栽培され、やがて園芸草花として発展した。花壇に植えるほか、切り花にも利用される。寒さに強く、北日本で育てやすい。高さは60~80㎝になる。葉は光沢があり、粗く切れ込む。
5~6月に直径20㎝ほどの大きな花が咲く。花形は多彩で、雄しべの葯が発達した金しべ咲き、雄しべが花弁状になった翁咲きや冠(かんむり)咲き、手毬咲きなどがある。花の色は紅色や白、ピンクのほか、黄色系もある。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]
シャクヤク P.lactiflora チベットから中国に自生する宿根草で、現在は世界の温帯で育種が行われ、多数の品種が観賞用に栽培される。根は肥厚する。茎は直立、叢生し、高さ60㎝になる。葉は互生、下部の葉は2回3出複葉、上部の葉は3出葉になる。大型の花を枝先につける。花色は紅、桃、紫紅、白、黄など変異が大きい。品種は一重、半八重、八重、大輪など変化が大きい。
特徴のある品種に、’オリエンタルゴールド’cv.Oriental Goldや’阿房宮’cv.Aboukyu、’エビス’cv.Ebisu、'九重錦’cv.Kokonoenishiki、’千秋’cv.Senshu、’ラ・テンドール’cv.La Tendresseなどがある。栽培:繁殖は株分け。花期:初夏。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]