peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のシラー・カンパヌラタ/ツリガネズイセン(釣鐘水仙) 2011年5月25日(水)

2011年06月02日 | 植物図鑑

P1720995

P1720996

P1720998

2011年5月25日(水)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)のすぐ傍にある民家の花壇に植えられているシラー・カンパヌラタ/ツリガネズイセン(釣鐘水仙)が、花を咲かせていました。

P1720999

P1720994

P1720997

シラー・カンパヌラタ ユリ科 シラー(ツルボ)属 Scilla campanulata

ヨーロッパ南西部原産の多年草。釣鐘状の花が咲くことから、和名をツリガネズイセン(釣鐘水仙)という。秋に球根を植えると、春に細長い葉が数個伸びてくる。5月には葉の中心から伸びた花茎が高さ30~50㎝になり、青紫色の小さな筒状釣鐘形の花が10~30輪、長い穂になってつく。花は直径2㎝ほどで、ほのかな香りがある。

花の色がピンクや白色などの品種もある。’ロザベラ’cv.Rosabellaは淡紅紫色。’ノン・スクリプタ’cv.non-scriptaは総状花序で4~16輪、筒形釣鐘状、紫青色。

栽培:寒さに強く、数年間植えたままにしておくと、繁殖力も旺盛なので一面に群生する。繁殖は分球または実生による。花期:種により3~6月に咲く。

シラー属のうち、苞はないか1で、花被片の基部が離生し、鱗片が合着せずに毎年少しずつ入れ替わる狭義のシラー属と、苞が2で花被片が合生し、鱗片が合着して、毎年完全に新しくなるものをヒアシンソイデス属Hyacinthoidesとして区別する。「シラー・カンパニュラタ」は、ヒアシンス・ヒスパニカHyacinthoides hispanicaという。

以上、[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「園芸植物」&「山渓ポケット図鑑1・春の花」

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%C4%A5%EA%A5%AC%A5%CD%A5%BA%A5%A4%A5%BB%A5%F3 [peaの植物図鑑:ヒアシンソイデス・ヒスパニカ/シラー・カンパヌラタ/ツリガネズイセン(釣鐘水仙)]


一関市東山町のセキチク(石竹) 2011年5月25日(水)

2011年06月02日 | 植物図鑑

P1730033

P1730041

P1730028

P1730068

2011年5月25日(水)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)前にある民家の花壇に植えられているセキチク(石竹)が、真っ赤な花を沢山咲かせていました。

P1730027

P1730036

P1730029

P1730035

P1730040

セキチク(石竹) ナデシコ科 ナデシコ(ダイアンサス)属 Dianthus chinensis

中国原産の多年草。野生のナデシコの代表がカワラナデシコだとすると、セキチクは栽培ザデシコの代表で、普通秋播きの一年草として育てられている。栽培の歴史が長く、品種も多い。高さは20~40㎝。葉は対生し、白いロウ質に覆われている。花は直径2~3㎝。花弁は5個あり、先は細かく切れ込んでいる。日本で改良育成された品種には、花壇に適した五寸石竹、矮性の三寸石竹、四季咲きのトコナツ(常夏)、花弁が細く糸状に切れ込んで、長く垂れる伊勢ナデシコなどがある。花の色はピンク、赤、白などがあり、八重咲きの花もある。別名:カラナデシコ(唐撫子)。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]