2011年5月25日(水)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)のすぐ傍にある民家の花壇に植えられているシラー・カンパヌラタ/ツリガネズイセン(釣鐘水仙)が、花を咲かせていました。
シラー・カンパヌラタ ユリ科 シラー(ツルボ)属 Scilla campanulata
ヨーロッパ南西部原産の多年草。釣鐘状の花が咲くことから、和名をツリガネズイセン(釣鐘水仙)という。秋に球根を植えると、春に細長い葉が数個伸びてくる。5月には葉の中心から伸びた花茎が高さ30~50㎝になり、青紫色の小さな筒状釣鐘形の花が10~30輪、長い穂になってつく。花は直径2㎝ほどで、ほのかな香りがある。
花の色がピンクや白色などの品種もある。’ロザベラ’cv.Rosabellaは淡紅紫色。’ノン・スクリプタ’cv.non-scriptaは総状花序で4~16輪、筒形釣鐘状、紫青色。
栽培:寒さに強く、数年間植えたままにしておくと、繁殖力も旺盛なので一面に群生する。繁殖は分球または実生による。花期:種により3~6月に咲く。
シラー属のうち、苞はないか1で、花被片の基部が離生し、鱗片が合着せずに毎年少しずつ入れ替わる狭義のシラー属と、苞が2で花被片が合生し、鱗片が合着して、毎年完全に新しくなるものをヒアシンソイデス属Hyacinthoidesとして区別する。「シラー・カンパニュラタ」は、ヒアシンス・ヒスパニカHyacinthoides hispanicaという。
以上、[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「園芸植物」&「山渓ポケット図鑑1・春の花」
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%C4%A5%EA%A5%AC%A5%CD%A5%BA%A5%A4%A5%BB%A5%F3 [peaの植物図鑑:ヒアシンソイデス・ヒスパニカ/シラー・カンパヌラタ/ツリガネズイセン(釣鐘水仙)]