peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市前沢区「中畑城跡」障子堀 2011年6月11日(土)

2011年06月15日 | 植物図鑑

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2011年6月11日(土)、公益財団法人・岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、2011年4月下旬から奥州市前沢区古城字水上西地内の中畑城跡で進めてきた発掘調査の現地説明会が行われましたので、埋蔵文化財などが大好きな妻と共に参加しました。

 朝から雨降りでしたが、説明会が始まる頃には晴れて蒸し暑くなりました。泥んこの現場を用意して行ったゴム長靴を履いて歩きまわりました。

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(上と下)この発掘調査は、古城地区で進められている「県営経営体育成基盤整備事業」実施に伴う緊急発掘調査で、周りはどこまでも見渡せるような平らな田畑が続いている所でした。

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(下)発掘現場である北側外堀の内側にある「二の郭」の北東角には民家が建っていました。

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(上と下)県埋文センター職員による案内説明は、「中畑城跡」の東側から始められました。

 この標柱が立ててある所は「主郭」があった所で、ビニールハウスや林檎や野菜の畑がありました。

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(上と下)中畑城跡の南側道路と「主郭」の間に細長い水田がありますが、これは主郭の周りにつくられていた「内堀」の跡だそうです。

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(下)この細長い水田は、内堀の面影をとどめています。(北側から見ています。)

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(下)「主郭」の北側端で、樹木と石碑がある辺りが少し高くなっています。背後は「内堀」だった所だそうですが、埋められて現在は「二の郭」と一体になっています。民家のビニールハウスなどが建てられていました。

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(上)掘り上げた土を積み上げた山が見えますが、「外堀跡」の北側です。

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(上)「主郭」の西側の「内堀跡」で、細長い水田が内堀の面影をとどめています。見学者一行が立っている道は「二の郭」跡で、その外側には旧「明後沢川」が流れていて、外堀とつながっていたとのこと。

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(上)「内堀」跡。右の方に曲がって「主郭」を取り巻いていたとのこと。見学者一行が立っている所は「二の郭」跡。(下)説明の職員が立っている所が埋められた「内堀」跡。溝が現存。

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(上)畑になっている「二の郭」跡とそれを取り巻く「外堀」跡。発掘調査の結果「障子堀(しょうじぼり)」であることがわかった。

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「障子掘」というのは、城の防御を高める仕切りを伴う堀で、関東地方以西ではかなり多く見られるが、東北では宮城県(仙台方面)や山形県(米沢方面)で見られる程度で、岩手県内では同じ柏(樫)山一族の館山遺跡で堀2列分が出ているのみとのこと。

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http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_24211.html [障子掘で城防御 奥州・中畑城跡から検出(岩手日日:2011/06/02]

http://www.hb.pei.jp/shiro/mutsu/nakahata-jyo/ [陸奥・中畑城(城郭放浪記)]

http://www.echna.ne.jp/~imaibun/   [(財)岩手県文化振興事業団 埋蔵文化財センター/ いわて・遺跡めぐり]


奥州市「道の駅・みずさわ」のサツキ(皐月) 2011年6月11日(土)

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2011年6月11日(土)、奥州市水沢区姉体町の国道343号線沿いにある「道の駅・みずさわ」に立ち寄りました。敷地内に植えられて、綺麗に刈り込みされたサツキ(皐月)が、桃紅色の花を沢山咲かせていました。このサツキは、サツキの園芸品種の中で、最もよく植えられている「オオサカズキ(大盃)」のようです。

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3月11日の東日本大震災と4月7日深夜に発生した東日本大震災の余震により橋脚部に損傷を受けた北上川に架かる藤橋は、4月16日から全面通行止めになっていましたが、通行止めが解除されて車も通行していました。

http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_23439.html [北上川の橋 被害相次ぐ~欧州(岩手日日:20110410]

http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_23753.html [藤橋開通は今月末~胆江・北上川3橋梁通行止め(岩手日日:20110501)]

http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_24187.html [震災で損傷の藤橋、江崎大橋が開通 胆江地方北上川橋梁(岩手日日:20110531)]

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(上)北上川の中州に生えて高木になったハリエンジュ(ニセアカシア)が、白い花を沢山咲かせていました。

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(上と下)通行止めは解除になったものの、橋脚の復旧工事は続いているようです。

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サツキ(皐月) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron indicum

ほかのツツジに比べて1カ月ほど花期が遅く、5~6月、つまり旧暦の5月に咲くことからこの名がついた。野生のものは渓流沿いの水しぶきがかかるような所に生える常緑低木で、高さは1mほどになる。枝は横に広がり、枝や葉には褐色の毛が多い。葉は互生し、長さ2~3㎝の披針形または線状披針形。花は朱赤色で直径4~5㎝。上弁には濃い色の斑点がある。雄しべは5個。分布:本州、九州(屋久島まで)。

サツキは、古くから庭木や盆栽として愛好され、白、紫、桃、濃紅色、絞り、ぼかし、細弁、重弁など、多くの園芸品種がある。オオサカズキ(大盃)はサツキにごく近い園芸品種で、直径7~8㎝の桃紅色の花が咲き、公園などにも広く植えられている。サツキの園芸品種の中で、最も良く植えられている。

江戸時代には、九州南部から屋久島・吐喝喇列島に分布するマルバサツキR.eriocarpumとの交雑も行われ、多くの品種がつくられた。園芸上はサツキおよびマルバサツキの園芸品種群の総称としてサツキの呼び名が使われている。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]