本棚の裏の小部屋

大人の広汎性発達障害の
確定診断を受ける前も受けた後も
相変わらず冴えない日々を送っています

発達障害

2010-02-24 | PDD(広汎性発達障害)
人生の半分を
自分が発達障害と
知らずに過ごしていたとは。

いやでも
気付かなかったから
やって来れたのかも。

夫と話をしていて

ママは
受験して卒業して
運転免許も取得出来て
就職してから働き続けて
結婚をし子育てなどをしているのだから、

社会生活を営むのに支障は無い。
ただ、生き辛さを感じているだろうというのは分かる、と言われた。

広汎性発達障害だからと諦めるのではなく上手く行く方法を考える。

完璧を求めない。
理想が高過ぎる。とも言われた。

確かに診断を受けたからといって障害手帳が出る訳でもないので
障害という名前こそ付いているが、限りなく特性に近いものだと思う。

しかし自分が明らかに他の健常な人に比べて不得手部分があるのは確か。

でもそれは自分の性格の問題などではなく、
脳の状態に原因があるという事が分かってそれは良かった。

長年の疑問が数々解けた。

それから以前、
この事を調べ始めた時にも感じたのが

書籍でもHPでも支援センターでも、
圧倒的に子供を対象にしているものが多いという事。

大人の場合、
とりあえず今まで一応集団の中で社会生活を過ごして来たのだから
これからそれをして行く子供達に比べたら当然、緊急性は低いのだろう。
(重要視されなくても本人はとても困っているんですけどね)

私が子供への遺伝を懸念していたら、
夫には取り敢えず今はその事を考えなくてもいいと言われた。
例えADHDであっても多動は必ず大人になるにつれ治まるものだし、
今の段階で見る限り、大きな問題は感じられないという理由からだった。

まあ現時点で心配したからといって確かに何も足しにもならないけれど、
やはり二人目の子供を諦めるかどうかという選択まで私は考えてしまう。

遺伝するのではないかという問題と、
このような私の特性で二人も子供が育てられるか?という大きな不安がある。

大人の発達障害―アスペルガー症候群、AD/HD、自閉症が楽になる本
備瀬 哲弘
マキノ出版