後藤さんの魂は
もう日本に帰って来たかな。
奥さんと
お子さんの所に真っ先に行けたかな。
遺された家族を想い、
どれだけ無念な最期だったろう。想像を絶する。
あのオレンジ色の拘束服姿ではなく、
ジャーナリストとして精力的に活動している
元気な姿の後藤さんの方を、努めて思い出すようにしています。
後藤さんはクリスチャンだったらしいですね。
私は特定の宗教を信仰していませんが、
一応キリスト系列の学校出身なので、聖書と賛美歌はボロボロながら未だ持っています。
夜、夫と子供が眠った後一人の時に、こそっと
小声で、かろうじて覚えている下手くそな賛美歌を歌ってお祈りしました。キモくてすみません。
後藤さんの魂が、いつでも奥様と子供さん達と共にありますよう。心よりご冥福をお祈り致します。
暴力に対しては暴力でしか返って来ない。
「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」
(JVJA)が1日にホームページで発表した緊急声明にあった、
「『報復』は憎しみと対立を煽るばかり」
「暴力による負の連鎖を断ち切るために、原因を追求し、私たちは賢明な平和的手段で解決することを訴えます」
という言葉が、とても印象的でした。
それから、障害児の支援を通して
約3年前から交流があった弁護士の杉浦ひとみさんのお話の中の、
「後藤さんが生命を懸けたのは、
テロや憎しみを拡大させず、戦火の子供が普通に暮らせる状況を作ることだった。
政府は今後、テロや巻き添えを増やさない対応へ知恵を絞るべきだ」
という御意見にも深く同意しました。綺麗事ではなく現実として平和的な解決方法を、切に願っています。