この余震
何かおかしくないか。
頻度が多いし、震度も毎回一々大き過ぎて、
私達がよく知っている地震とちょっと違う気がする。
余震というより、まるで大地震が群発しているみたいだ。
昨日の新聞記事では、今回の地震
震源域がMTL(西日本を東西に横断する日本最大級の断層帯)
の延長線上に拡大していると解析していたが、これは16世紀末に
別府湾から四国、近畿へとMTL沿いに大地震が連鎖した慶長の豊後地震や
伏見地震と状況が似ており、研究者は警戒を呼び掛けている。 とある。
豊臣秀吉が天下統一して間もない1596(文禄5)年、9月1日午後8時頃の出来事らしい。
文献を総合すると、
1日の豊後地震は京都市から鹿児島県で記録されたほどの大地震で、
4日には最大余震とみられる地震が発生。 両日の地震記録地はMTL沿いにきれいに並ぶ。
更に5日、近畿で慶長伏見地震が発生し
「 六甲山系から大阪府へ続く有馬―高槻断層帯や淡路島東部の断層が、一斉に活動した。
被害状況からみてマグニチュードは8級で、断層による内陸型地震としては最大級 」
淡路島西部の野島断層は動かず、1995年に阪神大地震を起こした。
「 16世紀に動かなかった活断層は沢山あるはず。いつかは、地震が起きる 」
不安を無駄に煽るのも何ですが、ちょっと気になった記事だったので転載しました。
と言いましてもですね。
地震学者の言う、「いつか来る」 「どこそこで来る」 などの予想は
まるで当たらない占い師の言う事くらいにしか、私は捉えていないですが。
「 16世紀の豊後地震を起こした別府湾の海底断層は、約7千年に少なくとも5回動いている。
繰り返し間隔は約500~2千年で、そろそろ動いてもおかしくない。 」
間隔で言っても500~2千年って、随分開きがありますしね。 明日来るともいつまでも来ないとも言える訳で。
ただ、『 想定外 』 を繰り返すのではなく、原発の立地は慎重に検討すべきだと、この記事は結ばれていました。
カラーと、どちらが分かり易いのかな。