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パソコンカレッジ スタッフのひとりごと

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Access2010で作成したファイルを以前のバージョンで開いた場合のエラー

2011-09-29 09:00:29 | Access(アクセス)
Microsoftは、次々と新しいバージョンのOfficeをリリースするので、教室にも4つのバージョンが混在しています。

そこで、今日は、Accessのバージョン間の問題を取り上げます。

Access2010で、データベースファイルを作成します。
過去のバージョンでも開けるように、ファイル形式は、「2002-2003形式」で作成します。

さて、このファイルを開き、Altキーを押しながらF11キーを押します。
VisualBasicEditorが表示されます。

「ツール」→「参照設定」とクリックします。





「参照設定」が表示されます。





「参照設定」の上から4つには、自動的にチェックが入っていますね。

上から4番目の項目に注目ください。
「Microsoft Office 14.0 Access database engine Object Library」にチェックが入っていますね。

Office 14.0というのは、Officeのバージョンを示しています。2010バージョンのことです。


このファイルを、Access2007・2003・2002がそれぞれインストールされているパソコンにコピーして、
この参照設定がどうなるかを確認してみましょう。

まず、Access2007でこのファイルを開いてみます。
問題なく開けます。

参照設定を確認します。

結果は次の通りです。




上から4番目の項目が、次のように置き換えられていますね。

Microsoft Office 12.0 Access database engine Object Library

Office 12.0というのは、Officeのバージョンを示しています。2007バージョンのことです。



次に、Access2003でこのファイルを開いてみます。
開くと、下のような警告メッセージが表示されます。





参照設定を確認すると、4番目の項目が、参照不可 になっています。
これが、エラーの原因です。





次に、Access2002でこのファイルを開いてみます。
開くと、下のような警告メッセージが表示されます。




参照設定を確認すると、4番目の項目が、参照不可 になっています。
これが、エラーの原因です。





それでは、Access2003でファイルを新規作成すると、どのような設定になっているのでしょうか?

教室のパソコンで確認したところ、以下のようになっていました。




赤枠の中の、2つの項目にチェックがついていました。
なお、どちらか1つだけにチェックが入っていることもあります。
これが、Access2003の設定です。
Access2002も、同様でした。


Access2002/2003の場合、上の画面を参考にして、参照設定を手動で修正してください。

まず、参照不可の項目のチェックをはずしてください。
次に、上の画面の項目にチェックを入れてください。
Okを押して、閉じます。


補足:
上の2項目ですが、VBAでデータベースを制御する場合、必要となります。
DAOは、古いタイプ、ADOは、新しいタイプといえます。



だい

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