日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

“9”の不思議

2011年12月18日 | 大連生活
中国に来て、花火・爆竹は慣れるしかない。 何かあればバンバン・チクチク、いい加減にしてくれ~ 何度叫んだことやら。

日曜日の早朝、6時たぶん29分だろう、健やかな眠りを遠慮なくぶち壊す花火と爆竹だ。 最近は早朝の花火が多い。 早朝の花火はおめでたいのではなく、お葬式のいわゆる出棺にあわせての花火、爆竹。 お葬式に関しては知識不足だが、何せ早い、自宅から火葬場に移動し、そこで葬儀があるとの事だ。 

花火の打ち上げ時間は9がつく時間。 9分、19分・・・ が基本のようだ。 今日のテー、“9”なのだが、なぜ?  結婚式や、地鎮祭の時も9で始める。 おめでたいのは“8”、この間隔は一致しているようだが、8で花火を始めるのは聞いたことが無い。 私の誕生日、8月8日。 オリンピックもこの日から。 いい日だから。 ではその時の開始時間は9がついたのかどうか?

面白い話を聞いた。
中国の農家ではほとんど豚を飼っており、春節や大きなイベントの時につぶして食べるのだが、豚をあの世に送るのは毎月の29日という。 来年の中国の春節は1月22日から、となると、最後の29日は12月29日となるのだ。 この日は、1年で一番豚があの世に行く日となりそうだ。 (むろんさばく専門家も限度が有り前後はあり)

私の実家では、年末に自宅で餅をつく。(家庭用の餅つき機) お袋の教えでは、29日だけはだめ。 その日を外している。 

29日、この日は一体どんな意味が? 中国の“9”と“8”はどう理解すればいいのだろうか? 

いずれにしても一帯が住宅街。 日曜日の早朝に花火、爆竹は実に迷惑な話。 私はベットの中で、この花火は金持ちだ・・・ ここは簡素だ・・・ そんな事を考えながら再度の眠りに挑戦するのだが   



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実に芸達者!

2011年12月17日 | 大連生活
今日は恒例の忘年会。 いろいろあった一年を振り返る、社員にとっては全員で大騒ぎのイベントととしては欠かせない行事となっている。会社内にある社員寮。 それも私の会社は田舎だ。 会社と寮と行き来する普段の生活、若い彼らも相当なストレスだろう。 

こんな彼らがなんと・・・・ それは出し物に出てくる。 普段はおとなしそうな、無口な彼らが、それはでべそ、我先にステージに立ち堂々と振舞う。

結構迫力あるヌンチャク。 迫力とは、もしも彼が失敗して飛んできたら・・・ 


ダンスはわかるが、ボイスパーカッション、ラップ・・・・ 日本にいる人に想像できるだろうか? 彼らの技は相当なもの。



道を間違った人間が我が社に集まっているのか? こいつらなんだ。 いっそ彼らをイベントのアルバイトに出そうか・・・ 笑い話出るほど。

で、やはり来た。 間の調整でお前も歌え。 この辺が我が身の変化を再認識。 お前らに負けるか、やったるわい。 図々しくなったものだ。 むろん中国語の18番。 無駄に授業料を払ってないのだが、夜遊びの証明という意見も。 確かに。




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年末警戒警報

2011年12月16日 | 大連生活
ホテルのロビーや商店ではクリスマスの飾りつけ、夜の世界でもクリスマスパーティーなるものが始まっているそうだ。(最近私はご無沙汰) 年末帰国予定者はそろそろ帰国モードか。 こちらも残念、私は帰国の予定なく指をくわえるのみ。

そうなれば忘年会。 我が社でも少し早めながら土曜日に忘年会が行われる。 週末は広めの会場があるホテル、レストランでは各社の忘年会。 たぶん開発区で200名を越える会場は二つほどでは? 会場がない、取れなければ、忘年会も分割で実施。 参加する責任者は毎週会社の忘年会だとか。 それもまた大変だ。

一方で、年末から春節までは治安が悪くなる時期。 領事館その他より注意情報も流されている。 

恒例の、開発区公安会議も行われ、娯楽業界、サウナ、日本式クラブ、旅館及びホテル業界の売春、賭博、覚醒剤及びホテルの実名登録の検査を行うとの事。 検査期間は中国の旧正月(1月22日)まで。 

まず、なぜ日本式クラブなのか? 中国系はさらに露骨。 無論韓国式も。 日本人がターゲットということなのだろうか。 最近金持ちの中国人がこの方面で大活躍。 世の男ども大差はないはず。

最近行われている“実名登録”制度。 『10時以降部屋に入る人は実名で登録してください』と張り紙があった。 登録すればいいの? よくわからない。 

親父の笑い話で、『連れ込んだらだめ・・ ならば囲え!(改め、ルームメイトにしろ)』 皆様ご苦労様です。

合法賭博はあっても、合法○○はないようだ。 皆様、多方面においてご注意を!



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株式会社 日本 

2011年12月14日 | 経済動向

現在、年度末を向え、次年度事業計画作成中。 非常に不透明、非常に難しい状況の中、悪戦苦闘の日々である。 久しぶりに(?)頭を使いお疲れモード。 本来、愉快なブログのはずなのだが振り返ると固い話ばっかりではないか・・・・・  どうかご勘弁を。 と言いながらも今日もまた堅いお話。 まず、せっかく立ち寄っていただいた方にお詫びと面白くない内容に目を通していただく方々に感謝。  

では、

『公正取引委員会は14日、新日本製鉄と住友金属工業の合併を承認』と報道された。 

何を承認? 独占禁止法における公正取引委員会であろうが、今や市場はグローバル。 日本の市場を独占したところで、海外から安い物が入ってくる。 日本市場のみをみて独占なのだろうか? まさか世界の公正取引委員会ではないと思うのだが。 

企業とて、生き残りをかけたやむを得ない選択が合併であったはず。 この承認自体時代錯誤では。 でも権限は持っているはず。 少なくとも生き残りをかけて戦う企業の足は引っ張って欲しくない。

喫煙タイムに窓から見る川。 最近流れが止まり、既に水もなくなった。 以前は魚も泳いでおり、網や電気(魚を感電させて)で魚取りをしていた。 

私が魚なら、我が身をどう守るか? 川上に登るしかないような気がするが、登ったところで、既に水が止められていればどうしようもない・・・ では川下か?




大手企業の傘下にある企業は? 同じ状況かもしれないとふと思った。 大企業と言えども安い部品を世界に求め、本体は組立工場みたいなもの。 ここに水を求める企業は数知れず。 しかし、水源地の企業が 『この事業は止めます。』 と一言いえば・・・・ 

水がなければ魚は死ぬしかない。 

合併でも何でもやって、事業を守っていかなければ、川下の会社は逃げ場もない。 今や、全ての会社が“株式会社日本”を名乗り、日本企業集団として世界の企業に立ち向かわないといけないのかもしれない。 個々の力で、これからの時代を生き抜くには至難の技だ。 




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一番怖い規定は・・・・

2011年12月13日 | 比較文化

中国の制度はある日突然、かつめまぐるしく変わる。 激変する経済、急成長する中国、制度的に追いつけ追い越せの途上国である事に間違いない。

適正納税に向けての税務制度の整備ということで、今年もいろんな通達が発表されたのだが、面白い(?)のを見つけた。


『国家税務局機関の「小金庫」予防問題に関する規定』

「小金庫」とは、法律法規その他の規定に反して会社の帳簿に記載していない資金の事で、わかりやすく言えば裏金だ。

清廉潔白な税務機関の樹立を目指し、国家税務局内の裏金作りの根絶、予防のための監督・管理責任などについての規定を制定。 こんなの規程か? 税務局になるのであれば一般企業にはなおさらあるのであろう。 脱税を防止するのであればその前に・・・・ ちょっとレベル的にお粗末、恥ずかしい話では。


ではこちらは

『納税者の違法行為の摘発の奨励』

納税者や源泉徴収義務者の税収違法行為の摘発に関し、違法案件通報センターを設置。 脱税や偽造などの違法行為を行う企業についての通報は、実名・匿名に関わらず全て受理すること、実名による摘発には褒章を与ること、通報を受理する税務職員は礼儀正しいマナーをもって、真摯に対応することなどが規定され、摘発通報しやすい環境を整備。また、「権利保護」の章が設けられ、摘発者自身の情報漏えいを厳格に禁じるとともに、被摘発者の合法的な権利を保障することも規定。

内部告発の促進と言う事であろう、一説では、最高10万元の報奨金もあるとか。 役所内には10万元規模の密告内容がたくさんあるのでは? この規定が国民にとって一番恐ろしい規定ではないか。 




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どうなる今後の人件費 

2011年12月12日 | 経済動向

広東省政府は7日、来年1月に予定していた月額の法定最低賃金の引き上げを見送ると発表した。 他の省も同省に追随して、最低賃金を当面据え置く可能性が大きい。 地元企業の厳しい現実により引き伸ばしを決定した。 

このニュースを見て、当然の流れであり、今までが急激過ぎたと一安心していたのだが・・・・ 

今日のニュース
瀋陽では、最低賃金、年13%の幅で引き上げへ。 2015年は月1792元に。 中国の遼寧省人力資源社会保障庁は7日、今後5年間、省内の最低賃金を毎年13%以上の幅で引き上げていく方針を示した。瀋陽市の最低賃金は来年、月1200元を超える見通し。

政府の都合で会社の賃金を決定。 会社の都合は? 政府=労働組合なのか。 と言うよりも、政府の決定は強制的であり、交渉の余地すらない。 企業の現実は中国系企業でも同じ事。 価格競争で非常に厳しくなっている。 業種によってはすでに“脱中国”が始まっている。

労働者の目線はどうなんだろうか。 
マンション価格が下がり始めたとは言え、まだまだ高い。 物価も確実に高くなっている。 車を買わないまでも、親父の同士の話でよく出るのだが、最近女性がきれいになった。 化粧がうまくなったしおしゃれだ・・・・ 幅広く生活レベルも確実に、急激にUPしているようだ。 そうなると賃金が上がらなければ不満も出るだろう。 

大連市への日系の進出企業は、2010年時点で4,175社との事。 全体は14,113社で、日系企業が29.6%の第一位。 ちなみに2位は香港・マカオで19.8%。 3位は韓国の17.9%。 メーカーが多いのが特徴なのだが、進出してきた理由は“人件費の安さ”だったのでは。

しかしながらこれもまた事実。
2011 年上半期の日本の対中投資は前年比62.9%増1 と激増しており、円高の追い風も手伝って、中国への投資は今後もさらに積極的に行われていくとの見方。 製造業・販売、サービス部門の割合は?? 人件費の安い地区を求めての製造業のジプシー生活もそろそろ限界か?

人件費といっても最低賃金ではあるが、高収入を求める大学生の就職難は深刻だ。 その中で、最近は大手欧米系、日系、韓国系よりも就職先としての中国企業の人気が上回っている。 むろん製造業は大卒ばかり欲しいわけでもないのだが、賃金アップと人手不足と言うことになる。

脱中国? そうも行かない。




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これぞ紹興酒

2011年12月10日 | 大連生活

大学の先生と食事した折に、紹興の紹興酒は普段飲むものとは全く違うそうだ・・・ と切り出したところ、先生早速、私の教え子に紹興出身者がいるので送らせて一緒に飲みましょう! 思ってもない方向に急展開。

と言うことで、久々に大連市内に出かけた。  
何と、その学生の自家製の紹興酒というから本場も本場。 期待は膨らむばかり。 ラマダホテルのS氏も同席されると言うことで、場所は決定! ラマダのディナーフルコースと本場の紹興酒。 すでに期待以上のセッッティングとなった。

本日の会場、大連駅のすぐ前


主役の紹興酒は? 何と先生は酒の持込ということで気を使い、ペットボトルに入れ替えて持ってこられた。 主役にしては寂しいお姿。(笑) ちなみに専用の酒器に移された。

私も利き酒が出来るような人間ではないのだが、確かに違う。 色は白ワインの色。 赤ワインではない。 まろやか、さっぱりしており、飲んだ後にワインでは?と思うほど若干の渋みが残る。 自家製の、しかもペットボトルでは度数はわからないが、口あたりはさっぱりしているものの、意外と高いかも。

本場紹興酒とS氏の細やかな気配りもあり、やはり噂どおり、ここの食事は本当においしかった。 

さらに話は発展している。
紹興酒を送ってくれた学生は、同じ米を原料とする日本酒と紹興酒を論文にまとめようとしているらしい。 先生は、一緒に作るところを見に行きましょう! (確かにこんなチャンスはまずないぞ。) またしても先生は早速その学生さんに電話・・・・ その子の自宅は4階建てのビル。泊まるところは問題ない。大歓迎との事。 先生、『紹興酒を飲んでそのまま眠れる・・・』 もしもし、そんな問題では・・・  次は本場で飲むことになりそうだ。 

本日の写真


高層ビルが増えてきた。



こちらもすごいビル


大連駅に立ち寄ってみた。 恥ずかしながら中国でまだ列車に乗ったことが無い。 紹興まで列車で行くか・・・ 


今日の時刻表と思いきや、4日先の空席状況だった。 既に軟座は売り切れ? (見方もよくわからないのだが)






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旧姓 開発区

2011年12月09日 | 大連生活

開発区、実は行政名では金州市と合併し現在は“金州新区”というのが正式名。(北京政府はまだ認可してないそうだ) これがなかなか浸透しない。

金州市は歴史的には一番なのに対し、開発区は新規で開発された近代都市、おしゃれなイメージが強い。 金州が田舎なら、開発区は街。 合併はいいのだが、名前が金州新区となり、若者が多い旧開発区の人はあえて使おうとしない。 これは日本人も同じで、何となく抵抗を感じる。 

別途保税区もあるのだが、これは会社中心で居住地区ではない・・・ はずなのだが。 実は私の会社は金州よりさらに東に外れる20里ながらも、現在の地名は保税区。 このエリアには一般住宅も相当数ある。 一般的に保税区とは檻の中だが、塀もない名前だけが保税区。 開発区・保税区・金州新区 お好みで使い分ける。 会社の方は20里というよりも保税区の方が“好”。

本題はこちらだった。

大連市と金州新区(開発区)を結ぶ、大連湾横断道路の実地調査が始まったようだ。 全長は陸上部分も含め24キロ。南の大連南岸中心区の解放路を起点に、大連湾を横断、海底トンネル部分と橋梁の2つの部分で構成。 途中に人工島が建設され、敷地面積は5平方キロ。ホテル、レジャー、マンションが一体化した複合施設が建設される予定。  大連市で過去最大の建設プロジェクト。 またもやどでかいアドバルーンが上がったようだ。

引き続き開発計画は拡大するばかり。 いずれにしろ完成するころは私は日本だと思う。 たぶん。




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中国の民間企業の寿命

2011年12月08日 | 経済動向

中国の民間企業の寿命 2.9年だそうだ。 ちなみにアメリカは40年。 日本では、企業30年説というが実際は??

2.9年とはまた短いのだが、理由は、起業者の法的規制の知識不足、不正行為の為の営業停止等々とのこと。

短い原因は? 私が知る事例を挙げると、
開発区に5つ星のホテルを建てた。 消防法の規制(?)により屋外に非常階段を設置した。 それでもホテルとして使用許可が出なかったようだ。 ホテルを諦め分譲に切り替えた。 実は知人がこの物件を買うから私に借りてくれとの話があり、現地の視察に付き添った事がる。 確かに5つ星、豪華に見えた。 しかし、この会社はホテルとしての営業許可であり、分譲は許可されず今だ進展なし。 既に手付け、契約金を払った人も多いそうだ。 入居することも出来ずお金は? 

これではこの会社は潰れても仕方ない。 でも、本当に規制を知らなかった?? そんなはずはないだろう。 上との人間関係のもつれか、競合先の人間関係が上回ったか・・・ (もしかしたら) 

もう一つの事例
会社に対する高額な罰金とか、要求があった場合、中国企業はどうするの? 本当に払ってるの? と専門家に尋ねたところ・・・・

『払ってません。』 なぜに? 『会社を潰して別の会社を作る。』 おみごと? これでいいのだろうか?  彼らも会社に相談されると、その理由が理不尽、あるいはやむを得ないと判断した場合、会社を潰せとアドバイスするそうだ。 

めまぐるしく変化する規制。 それもある日突然変更になる。 規制に違反すると高額な罰金が言い渡される。 起業したばかりの会社は木っ端微塵。 

一方、急成長する中で、国(政府)を上げて起業を促進している。 大学生の起業をバックアップする政策にも力を入れているようだ。 起業そのものの数も相当なものだと思われる。 

2.9年 言われてみればそうかもしれない。 潰れるべくして潰れてる。



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2012年 中国の公休日

2011年12月07日 | 大連生活
2012年度の公休日が発表された。 正直なところ今頃だ。 来年度各社スケジュールは決まっているだろうし、手帳やカレンダーに反映できない。


(1)元旦=1月1~3日、休日調整で3日間。
      2011年12月31日(土)は振り替え出勤日
 
(2)春節=1月22~28日、休日調整で7日間。
      1月21日(土)と29日(日)は振り替え出勤日
 
(3)清明節=4月2~4日、休日調整で3日間。
      3月31日(土)と4月1日(日)は振り替え出勤日
 
(4)労働節=4月29日~5月1日、休日調整で3日間。
      4月28日(土)は振り替え出勤日
 
(5)端午節=6月22~24日、公休3日間
 
(6)中秋節・国慶節=9月30日~10月7日、休日調整で8日間。
      9月29日(土)は振り替え出勤日


政府が休むと銀行・学校をはじめ国営企業系は全てあわせてくる。 本来、公休日を連休にするために政府が振り返るか? 中には日曜日と振替もある。 

もっと早く発表して欲しいものだ。 本当にこの時期まで決まってないのだろうか? 不思議だ。



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恐ろしや 女の戦い  

2011年12月06日 | ハプニング
私の部署に問題児(おばさん)がいる。 どうも周りと協調できない性格のようだ。 強烈な大連弁で、私はニュアンスはわからないが、ストレートにずばっと依頼事項を拒否しているようだ。 その言い方が気に入らん・・・・ ということか。

以前よくトラブルを起こしていたが、その都度なぜか私は仲介役。 いい加減にしてくれ・・・・ 回りも彼女の性格は理解しており、用事があれば、何かと私経由となっていた。 ( 私は、『私の仕事ではない』とは言わせない。 ) 最近素直そうな彼女に油断したのだろう、直で依頼したようだ。 今日は久々に発生。

女性同士の言い争いが始まった。 中国の女性に火が付き、叫びだしたらもう止められない。 中国人の男でも(日本人はなおさら)、声を張り上げる中国人女性にはまず負ける。 というか手が付けられない。 しばらくはお互い言わせるしかない。 私も知らん振り、周りも知らん振りだ。  

もういいか? 言い争うの内容が私にわかるはずもなし、最初から聞いてない。 周りの視線が“そろそろ動け”と私に合図を送る。 ではそろそろ・・・・ 『何事?』 事情を聞くが双方わいわいがやがや。 方や日本語、方や中国語、見た目だけでも公平に聞かねばならない。 

原因はたいしたことではない、わかりきっている。『協力的でない』『私は知らないし、私の仕事ではない。』と主張する。 はいはいと、一旦収めるも、おばさんは、上司である私に自分に非がないことをのたまう。 知らん振りするから、紙に書き出した。 この点のしつこさもたいしたもの。

発生原因は明らか。 あなたが悪い。 なぜならば・・・・ 問題が発生する前のあなたの姿勢が問題・・・ 明確に回答。 といっても私の中国語で限界は見えているのだが、この場合通訳を入れると通訳と本人の間の感情が入り込みさらに複雑になる。(過去の経験より)

泣き出しそうな表情か悔しそうな表情か(?)でさらに来る。 『私の仕事の範疇を教えてくれ』 ついに来たか、決め台詞! 

ならば改めて言おう!

『会社に存在する人、物、時間ですらただの物は何もない。 お金が絡むもの全てが会計の仕事をするあなたの仕事。 仕事に範疇なるものは存在しない。』 『もしも、彼女がいなければ、これはあなたに回ってくる課題。 だから彼女は不明なところをあなたに聞いた。 本来であればあなたがやるべき仕事。 つまり、同僚全てはあなたの仕事を助けるためにあなたの代わりにやっている。 協力どころか感謝するべき。』 (たぶん50%も伝わっていないだろう・・・ )

一瞬、うなづいたように見え、(本当はあきらめか?) そのまま黙って席にもどった。



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またもや茶番劇

2011年12月05日 | 大連生活
ブログで政治の話はしたくもないのだが、愚痴としてご勘弁を。

一川防衛相の発言でまたもや得意の茶番劇に持ち込んだ。 発言は確かに問題なのだが、国民の代表が集まって、国会で、時間を争う重大課題はさておき・・・・ この時期に やるか? 政治屋さんはよっぽど足の引っ張り合いがお好きなようだ。

何度このような内容を書いた事やら。 国民の代表と言う仲間内の恥をテレビで胸を張ってけなす。 何と情けない光景か。 本人は何とも思っていないのだろうか?  そんなあなたを次期リーダーにしようと思う人など誰もない。 国民を“政治離し”する彼らに、国民目線はとっくに諦めているのだが、“恥を知れ”と言いたい。

国会で大乱闘になる台湾・韓国。 韓国の大統領で引退後まともな生活をしている人は?? アラブ諸国、ヨーロッパと今や世界の国々で大混乱。 どうなる事やら。

そんな中、来年中国ではトップが替わる。これにより地方の力のバラスンスも代わる事だろう。 確かに強力な力があるし、力を発揮できる体制である事は間違いない。 今、国の生き残り競争、経済戦争を展開している中で、どちらが強いか明らかだ。 


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寒さ一息の週末

2011年12月04日 | 大連生活
寒さもほどほど、5度程度。 寒さに体も慣れ、風も無い。 散歩に出かけた。

そろそろ始まった。 クリスマス用? 年末用? 春節用?  たぶん、その正解は、寒々した風景を防ぐため。 イルミネーションがないと、ビルが並ぶだけのあまりに殺風景な街になってしまう。



こちらが去年の写真



途中で見かけた気になる風景より。

ビル解体



こちらは新規高級物件



私が悲観的過ぎるのか。 不動産業界の強気の営業は続いている。(止められない?)



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新規赴任者の皆様へ 

2011年12月03日 | 比較文化
過日、『中国に赴任が決まったのでアドバイスを・・・』とメールが入った。 正直なところどこから話せば? 中国での生活・中国人との仕事の上で必ず発生、ぶち当たる、経験する、悩む・・・・ たくさんありすぎる。 手っ取り早く、『このブログの最初の1年をしっかり見て』 と返事を送った。 それなりに悪戦苦闘を記録しているつもりだ。 今考えると失敗の始まりか? という内容も。 

いつも読んでいただいている方には繰り返しになるのだが、気づいても、理解するまで多少時間がかかる部を改めてここでご紹介したい。

中国で仕事する上で、社員の仕事に対する意識をまず確認して欲しい。 
それが明確に出るのが個別の賃金交渉だ。 結論から先に。 彼らは社員ではなく、一人ひとりが下請け業者の社長だ。 認識もそれに近い。 下請けがゆえに『それは私の仕事ではありません』ともの申し、配置転換も至難の業。(特に女性だが) 『そんな契約はしていません』と主張する。 

ゆえに、最大の関心は契約したその料金(賃金)であり、決して報酬としての賃金ではない。 社内にいる拘束時間に対する料金。 無論全てこうだということではなく、全体を考える上で、この考え方が理解しやすい。 

私は、これを理解するまでに、仕事の与え方、対応、指導の仕方でどれだけから回りした事か。 相手は何とも思ってなかったのだ。

賃金に対する不満は?
意外と金額の多寡ではない。 同僚との比較(それが小額でも)で不満を持つ。 中国では初対面でも『あなたの給料はいくら?』と尋ねる国だ。 まして同じ会社の社員同士、まるで賃金一覧表を見てるがごとく同僚の賃金を知っている。 がんばってる社員に手当てをつけると、その同僚に明確な説明責任が生じる事になる。 本人ではなく、その同僚に。

私が知る中国国営企業の話
他人と給料を比較した場合は、両者の賃金を低い方に合わせるという規程を厳しく実施している。 どこも同じということだろう。 

基本的に日本人は『そんな給料のことをごたごた言うな。 いやらしい。』なのだ。 要するに嫌な面倒くさい話。 

次に、同業種との比較となるのだが、こちらも細かくやり取りしているようだ。 ただ、全社的にレベルが低いと判断すると退職理由として、賃金が安いと言い残して会社を去る。 ごたごたする事は少ない。 こんな人は実に単純。比較は単純に手取り金額。 転職したものの、環境、福利厚生・・・・実際は違った。戻りたい。 これまたある話。

日本人が力説するのに効果が無いのが・・・
将来の夢(計画であれ)。 これに対しては『あ~そうですか』。 “そんな事にはだまされない”的発想? まず、目先のお金。 要は現実的、具体的道筋を明確に示す必要がある。 これは正論ではある。 

最近の傾向として、就職難が背景にあるのだが、目先の給料ではなく自身のレベルアップのためにがんばる人が多くなったのも事実。 そうなると日本人の得意分野。 “社員育成”となるのだが、日本に研修にやる、引き立てる、一緒にがんばろうと飲みに行く。 ああそれなのに・・・   その内の半数は転職を考えているし、実際去っていく。 

米国系企業は優秀な人材を引き抜き、それでいて使い捨てる。 このやり方は、自己評価Aの中国人は好んでいるようだ。 涙ながらに(演技?)訴える社員に情がからむ日本人にはこれも苦手。

日本、韓国、アメリカ、ヨーロッパと入り混じった大連なのだが、この地ではやはり日本人が特殊。 中国人を理解する場合は、欧米系の人間と思う方が近道のようだ。 姿かたちに惑わされないように。 要は日本人が違う。 それを同僚中国人に理解してもらおうとか考えないこと。

一言余計・・・
年初に結ぶ労働契約。 会社はかなり縛られる部分があるのだが、中で1年間の賃金を定めているのに、春先からの政府指導の賃金改定はなに?  労働契約を盾に賃金交渉を拒否したら? 


先輩駐在員の皆様、いかがでしょうか。 (コメント欄にアドバイスを)




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高速鉄道情報

2011年12月02日 | 大連生活
事故以来いろんな理由で・・・ 止まっていた高速鉄道。

私たちは毎日高架橋の下を通勤する。 点検用の列車(一両)がゆっくり走っているのを見たのが最後、あれだけ急ピッチに進めた工事だが、動きは完全に止まっていた。

今日のニュースによると大連ハルピン高速鉄道の営業開始が来年7月に決まったようだ。 全長は904キロ。 大連-瀋陽は約1時間、大連-ハルビンは約3時間。 やはり300kmのスピード。

当初予定では12月。 冬場(雪・凍結)に中国初(たぶん)の寒冷地でスタート?  と心配していたのだが、7月であれば従来の高速鉄道と同レベル。 

大連から列車の旅となると、一旦瀋陽まで行かないといけない。 それが1時間となると、確かに便利。 大連と言う井戸の中の私なのだが、ハルピンは一度は・・・ それが3時間ならば確かに魅力的。 中国の旅のスタートを大連発とする観光客が増えてくるだろう。 

私もそろそろ井戸からでてみるか。  



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