日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

ごもっともな発言 

2011年12月01日 | 経済動向

中国人民銀行(中央銀行)の呉暁霊・元副総裁は欧州債務危機に関連して『中国が世界を救う必要はないし、そもそも世界を救えない。 世界経済の回復には早くて3~5年、遅ければ5~10年かかる。 中国の経済成長も2012年は減速する可能性が高い。 中国は引き続き自身が抱える問題への対処に重点を置くべきだ。』

この発言、至極当然と受け止めた。 自国、ユーロ圏のごたごたに巻き込むなよ。 こっちもそれどころじゃないよ。 我々(中国)に期待されても欧州を救う事などできるはずないでしょ。  そりゃそうだ。

借金を抱え込むアメリカ、日本とて同じ事。 政治家、経済学者のきれいごとは聞き飽きた。 むしろこのようにズバッと言ったらどうか? 

政治家のかっこし~の為の借金と、我が身を守るための先延ばし。 ここにきて行き場をなくし、各国の財布は悲鳴を上げている。

グローバルも世の流れとは言え、実体の無い金融商品は世界経済をさらに複雑に絡ませた。 いろんな事情を持つ各国は事象が違う他国の国債を持つ。 いっそ、各国が世界にばら撒いた自国の国債を全て回収したらどうだ? めちゃくちゃな発想か?

まず自国は自国。 先ほどの呉氏の発言。 私は正しい判断だと思うのだが。



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これだから・・・・

2011年12月01日 | 比較文化
いつものことなのだが、いきなりこれだ。 

『中国国家発展改革委員会は30日、12月1日から全国の電力料金を1キロワット時当たり0.03元引き上げると発表した。一般家庭用は対象外。』

12月1日から ?  今日ではないか。 

私の会社の電気使用量はエリア内でもトップクラス。 何の予告も、通知も無く、『今日から上げますよ。』 

ちなみに、今日は停電で工場はストップしている。 こちらも数日前に小さく新聞に掲載されただけ。 直接には何の通知もない。 発電と配電は別組織らしく、配電部門さえ知らないそうだ。

これが中国流と言うしかない。 さすが・・・


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