日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

株式会社 日本 

2011年12月14日 | 経済動向

現在、年度末を向え、次年度事業計画作成中。 非常に不透明、非常に難しい状況の中、悪戦苦闘の日々である。 久しぶりに(?)頭を使いお疲れモード。 本来、愉快なブログのはずなのだが振り返ると固い話ばっかりではないか・・・・・  どうかご勘弁を。 と言いながらも今日もまた堅いお話。 まず、せっかく立ち寄っていただいた方にお詫びと面白くない内容に目を通していただく方々に感謝。  

では、

『公正取引委員会は14日、新日本製鉄と住友金属工業の合併を承認』と報道された。 

何を承認? 独占禁止法における公正取引委員会であろうが、今や市場はグローバル。 日本の市場を独占したところで、海外から安い物が入ってくる。 日本市場のみをみて独占なのだろうか? まさか世界の公正取引委員会ではないと思うのだが。 

企業とて、生き残りをかけたやむを得ない選択が合併であったはず。 この承認自体時代錯誤では。 でも権限は持っているはず。 少なくとも生き残りをかけて戦う企業の足は引っ張って欲しくない。

喫煙タイムに窓から見る川。 最近流れが止まり、既に水もなくなった。 以前は魚も泳いでおり、網や電気(魚を感電させて)で魚取りをしていた。 

私が魚なら、我が身をどう守るか? 川上に登るしかないような気がするが、登ったところで、既に水が止められていればどうしようもない・・・ では川下か?




大手企業の傘下にある企業は? 同じ状況かもしれないとふと思った。 大企業と言えども安い部品を世界に求め、本体は組立工場みたいなもの。 ここに水を求める企業は数知れず。 しかし、水源地の企業が 『この事業は止めます。』 と一言いえば・・・・ 

水がなければ魚は死ぬしかない。 

合併でも何でもやって、事業を守っていかなければ、川下の会社は逃げ場もない。 今や、全ての会社が“株式会社日本”を名乗り、日本企業集団として世界の企業に立ち向かわないといけないのかもしれない。 個々の力で、これからの時代を生き抜くには至難の技だ。 




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