日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国の民間企業の寿命

2011年12月08日 | 経済動向

中国の民間企業の寿命 2.9年だそうだ。 ちなみにアメリカは40年。 日本では、企業30年説というが実際は??

2.9年とはまた短いのだが、理由は、起業者の法的規制の知識不足、不正行為の為の営業停止等々とのこと。

短い原因は? 私が知る事例を挙げると、
開発区に5つ星のホテルを建てた。 消防法の規制(?)により屋外に非常階段を設置した。 それでもホテルとして使用許可が出なかったようだ。 ホテルを諦め分譲に切り替えた。 実は知人がこの物件を買うから私に借りてくれとの話があり、現地の視察に付き添った事がる。 確かに5つ星、豪華に見えた。 しかし、この会社はホテルとしての営業許可であり、分譲は許可されず今だ進展なし。 既に手付け、契約金を払った人も多いそうだ。 入居することも出来ずお金は? 

これではこの会社は潰れても仕方ない。 でも、本当に規制を知らなかった?? そんなはずはないだろう。 上との人間関係のもつれか、競合先の人間関係が上回ったか・・・ (もしかしたら) 

もう一つの事例
会社に対する高額な罰金とか、要求があった場合、中国企業はどうするの? 本当に払ってるの? と専門家に尋ねたところ・・・・

『払ってません。』 なぜに? 『会社を潰して別の会社を作る。』 おみごと? これでいいのだろうか?  彼らも会社に相談されると、その理由が理不尽、あるいはやむを得ないと判断した場合、会社を潰せとアドバイスするそうだ。 

めまぐるしく変化する規制。 それもある日突然変更になる。 規制に違反すると高額な罰金が言い渡される。 起業したばかりの会社は木っ端微塵。 

一方、急成長する中で、国(政府)を上げて起業を促進している。 大学生の起業をバックアップする政策にも力を入れているようだ。 起業そのものの数も相当なものだと思われる。 

2.9年 言われてみればそうかもしれない。 潰れるべくして潰れてる。



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