豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

禍のもと ヘレン

2012年03月16日 | 今日の美女
 さぁてお立合い、以下が美女神第一位ヴィーナス様ご推薦世界最高の美女ヘレンだよ。よーっく見ていって目の保養をしてっておくんなさいよ。でもね、この女の奪い合いからトロイの戦争なんてものは、おっぱじまったんだからね、やっぱりきれいな花にはとげがあるってぇーから、お互い気を付けましょうよ。
 待てよ、あんたも私も美女なんか関係ないか。

 David パリスとヘレネ               Rossetti                       Poynter
  

 Leighton                   Morgan                          Moreau
    

 ?                         Gibson                     Canova
  

 Cleswinger                     エリザベス・テーラーのヘレン
  
   
 この美女ヘレンは、白鳥に化けた最高神ゼウスとレダという女性の間に生まれた子でして、ゼウスを迷わせるほどだから母親のレダがまた大変な美人なんですから。ギュスターヴ・モロー描く下左の女性がレダ。
 ところで蛇足ながら、下右はモロー描くこれは娘のヘレンなんですが、よく見るとお臍がありましょ。お話ではヘレンは卵から生まれたはずなんで臍があるのは変じゃありませんか。もしかして、ヘレンは白鳥ゼウスの子じゃなくて、レダの不倫の子かもね。

    









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美女コンテスト

2012年03月15日 | 今日の美女
 歴史 ? 上、最も有名な美女コンテストといえば「パリスの審判」だろう。最後には「トロイ戦争」までも引き起こして、その余波は現在にいたるまで影響を及ぼし、たった今現在も電波に乗ったトロイの木馬は世界中を駆け巡っている始末である。
 詳細はギリシャ神話を読んでもらうとして、ギリシャの三美女神「ヘラ・アフロディテ・アテネ」[ローマ神話ではジュノー・ヴィーナス・ミネルヴァ]が、誰が美しいかを争って、その判定をトロイの王子パリスに委ねる。その際、ヘラは世界最高の地位を、アフロディテは世界最高の美女を、アテネは戦いにおける勝利を、選ばれたら与えると約束する。パリスはアフロディテを選んで美女を得る。しかし簡単に得られたわけではなく何やらかんやらあって、結果トロイ戦争が起こり木馬が登場することになるのである。
 この「パリスの審判」話はかなり多くの画家がものしていて、私の手元だけでも40図近くあり、クラナッハやルーベンスなど一人で何種類も手がけている画家もいる。

 クラナッハ                           ハンス・アーヘン[アテネ、ヴィーナス、ジュノー]
 

 ボッティチェリ


 ルーベンス


 パロット


 カウフマン


 ルノアール








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「中国四大美女」の豆本 

2012年03月14日 | 豆本
 集めた4人の美女の画像で作った豆本であるる。 上下2巻、写真左下は2巻を収めるケースである。

 上巻は30人の画家の4人一組ずつ纏まっているもので計120図、下巻は拾遺集で不揃いのもののなかから「西施・昭君・貂嬋・貴妃」の4部にわけて120図、総計240図を収録してある。

 中身の画像については一部を過日に紹介済みであるので、ここでは割愛する。







 
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Dolorosa ボテロの場合 

2012年03月13日 | 今日の美女
 「悲しみの聖母」は古来多くの画家・彫刻家の作品があるが、ボテロのそれに近いものはこのあたりであろうか。
 尤も、ボテロがすべて先行作品の後を追っているわけではなくオリジナルも数多くあるから、いつも先行作品を探すことは無意味かもしれないが・・。

  



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Mater Dolorosa 悲しみの聖母

2012年03月12日 | 今日の美女
 愛する人を失った人々へ。

  Sassoferrato                  El Greco                  Titian
  

  Guido Reni                      J. J. Magn                  Luis de Morales
  

  Murillo                      Bassano da Ponte                Horacio Lindner
  






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今日の美女 祈り

2012年03月11日 | 今日の美女
「対自然的」と「即自然的」という二つの生き方のいずれを選ぶか。
 東日本大震災、かかる災害に対して「想定外」とぬけぬけと口にする連中には、自然の力を舐めきった人間の傲りの姿が明らかである。そもそも外国ですでにもっと激しい地震が起きていたのだから「想定の内」でなければならなかったはずなのだ。しかも「自然」は本当にすべて理解されているわけではない。その想定外の力を秘める自然を向こうに回わすのではなく、自然に即した生き方をしていたなら、自然の力にしてもっと謙虚な姿勢さえあったら、いかなる事態も起こりうるという自然に対する畏れさえあったら、地震・津波そのものは防ぐことはできなくても少なくとも原発災害はなかったはずであろう。使用済み燃料の後始末さえ出来ないのに原子力に頼るのは、ちゃんとした止める方法も知らない仮免許すら持たないドライバーが、街中を高速で乗りまわしているようなものではないか、いや被害はその程度で済まなかった惨劇が今回だったのだ。
 ともあれ宗教色は抜きにして、もっと素朴な形で「自然」の前に膝まづく祈りの姿があってしかるべきかと思う。

 
  Calro Dolci 「悲しみの聖母」                             W. A. Bouguereau 「少女」
  

  S. L. Fildes                      S. Reynolds                      H. Memling
  





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笛を吹く美女 二

2012年03月10日 | 今日の美女
◎ 横笛
  

  

◎ 竪笛
  

◎ 笙 ?                                              ◎ パンフルート ?
  




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笛を吹く美女

2012年03月09日 | 今日の美女
フルートを吹く美女

  村山直儀 「 神崎愛  アベマリア  ・ 奏でる ・ 赤いベスト 」
   

  E. Nikiporenko                   ?  魅力的なフルート
   

  美女 ?                                        美メス ?
  




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「長恨歌」の豆本

2012年03月08日 | 豆本
 久しぶりの豆本。最近は「美女」に母屋を取られて肩身が狭い。
 
 中国のサイトから得た「長恨歌」の画像で作った豆本である。約90ページ。
 絵の下に原文が書かれているが現在の簡体文字の横書きなので、右ページを縦書き書き下し文にした。
 豆本だと絵はごちゃごちゃして見づらいのだがやむを得ない。



 扉部分                           天生麗質難自棄・・・六宮紛黛無顔色
 


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騎乗の美女 東洋編

2012年03月07日 | 今日の美女
 東洋では特に女性が乗馬そのものを楽しむことはなかったので、勇ましいのが僅か少し。
 日本では女傑といえば「木曽義仲の愛妾巴御前がもっぱら。

  海老根駿堂 「神功皇后」                         「巴御前」
 

  蔀関月             楊州周延                  歌川芳員    
    

  中国のものは詳細不詳
  



 
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騎乗の裸体美女

2012年03月06日 | 今日の美女
  タイトルを見て、貴方まさかいやらしい想像しなかったでしょうね?

 イギリス、11世紀の昔、領主の圧政に苦しむ領民を憐れんだ美しく情け深い奥方ゴダイヴァが、「裸で馬に乗り街中を歩くなら領民の税を軽くする」という夫の言通りに馬に乗って領民を助けたというような語るも涙聞くも涙の話ですから、いやらしい話なんてとんでもない。その際、人々は自分たちのために恥を忍んでくれた奥方の姿を見ないように窓を閉ざしていたなかに、やはり悪い男が一人いて、そっと覗き見をしたという。以来そういう覗き魔のことをピーピング・トムというようになったとさ。

 J. Collier 「Lady Godiva」




ここからあとには ハダカはありません。念のため。 
Velazquez 「Isabella of Bourbon」         F. Goya 「Maria Teresa」          ? 「croizette嬢」
  

 P. Tabernier                    H. hardy                  S. Dali
   

 R. Magritte                     A. V. Beardsley                   A. F. D'Angelo
  
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今日の美女 銀

2012年03月05日 | 今日の美女
金色と銅(茶)色が出たので銀色の髪。もちろん順位とは関係ない。
 サラ・シドンズは18世紀イギリスの名女優。「マクベス」のマクベス夫人役の好演で著名。

  Gainsborough 「サラ・シドンズ夫人像」                        J. Reynolds 「ミューズを演ずるサラ」  
  

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今日の美女 本物

2012年03月04日 | 今日の美女
 本場のブランドもの、天然の茶髪・金髪。
 日本のネエチャン・カアチャンそしてバアチャンまでも、髪を茶色く染めて得意になっているが所詮は人工の偽物。
 要するに、偽造まがいもののエルメスやグッチを有難がっているのと同じことだと思うけど。しかも、精巧な偽物はプロでも見分けにくいようでそのまま本物らしく通用してしまうが、日本人の茶髪は誰が見ても一目瞭然偽物だから「あたいのミュウミュウは偽物なのよ」とひけらかしてるようなもの。
 日本人なら、やっぱり天然自然の「みどりなす黒髪,髪は鴉の濡れ羽色」

  J. W. Godward  「鳶色の髪の女性」                         A. Banks  「白い服の少女」
 

 鳥居言人 「髪梳き」              伊藤深水 「髪」               平野白峰 「裸婦」
  




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雛祭

2012年03月03日 | 今日の美女
   上村松園 「神雛」                   島成園 「雛祭り」
 

   宮川春汀                    水野年方                  楊州周延 
  




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またも出ました

2012年03月02日 | 今日の美女
 あのフェルナンド・ボテロが、かの美人画家ヴジィ・ルブランに挑戦。

  ボテロ                        ← 「マリー・アントワネット」 →  ルブラン
  





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