豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

The allegory of vanity 補遺

2014年06月27日 | 今日の美女

◎まずは、一般的な「Vanity」作品。
  Frank Cadogan Cowpe               Adrien Henri Tanoux                Paulus Moreelse  
    

 Charles Soulacroix             Raimundo-de-Madrazo               Eduard Adrian Dussek
    

◎ 左 鏡の中のキリストは死の意味か。 右は一見「Vanity」らしからぬ絵のようだが、楽器が「束の間の快楽」、正面の壺が「虚ろな中身」といった意味合いを表しているらしい。
  Antonio Bellucci                          Giovanni Benedetto Castiglione
  

  Clara Peeters 机上の様々の品に注意。花、金のカップ、コイン、指輪、ダイスなど。手には時計、浮かんだシャボン玉。


  Jan Miense Molenaer 女性の足元の髑髏、子供の指差すシャボン玉、背面や左端に並んだ楽器などに注意。


◎ 下左は「Vanity」となっていたがこれは美徳「Prudence」の誤り。右二作は一昨日の油彩画のモノクロ版及び類似作品。
  Peter Candid                        Hendrik Goltzius                  Jonathan Allen
     

◎ 女性と髑髏の絵でも、Vanity ではなくマグダラのマリアの荒野の苦行の絵がある。
 概して着飾った女、室内、鏡などは前者、野外、粗末な衣装、十字架、聖書などはマリア。
 Artemesia Gentileschi                  El Gurco                        Guido Reni
    

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