人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

中原の虹。

2011-03-06 18:30:47 | 書籍。
・中原の虹①~④ 浅田 次郎(講談社文庫)



「蒼穹の昴」4巻が面白かったので、続編ともいうべき本作品を読破。何週間かを掛けて、やっと本日読み終えました。「蒼穹の昴」も心から楽しめたが、当作も同じく。難儀な点は同じく、慣れない中国用語と、登場人物一人一人が複数の名前を持っていること。これには当初苦戦したが、読み進めれば次第に問題無くなる。それにしても、ストーリーが非常に素晴らしく、且つ歴史書としても勉強になる。これを読み終えた今、もう一度、北京の紫禁城を訪れたいと切に思う。きっと、故宮の中を散策している時、皇帝や宦官、王妃、等々…当作品の登場人物や描かれている光景が、バーチャルリアリティーとして目の前に蘇りそうな気がする。あの雄大で、力強い場所にもう一度立って、この作品のストーリーを頭中で繰り広げたい。あまり好みではない“中国”の歴史に大いに魅せられてしまった作品であった。

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