・プリンセス・トヨトミ 万城目 学(文春文庫)
大阪府民だけが知る“伝統”の大阪国。
東京を中心とする“日本国”の国家権力により、大阪国のベールの扉が開かれようとする。その時、大阪が全停止-。ファンタジー溢れる設定は非常に面白いが、何処か文章に滑らかさが無く、オフロードを走行しているようなぎこちなさ。余計な設定説明や状況描写が多いせいかな。それでもワクワクしながら最後まで読み進めることが出来たのは、やはりこの非現実的で突拍子もない物語設定の興味深さだろうな。最後は少し尻窄みな呆気ないクライマックスとなっているのがちょっと残念。当作品は映画化され、来週あたりから全国上映されるのかな。見に行きたいような、興味無いような。
大阪府民だけが知る“伝統”の大阪国。
東京を中心とする“日本国”の国家権力により、大阪国のベールの扉が開かれようとする。その時、大阪が全停止-。ファンタジー溢れる設定は非常に面白いが、何処か文章に滑らかさが無く、オフロードを走行しているようなぎこちなさ。余計な設定説明や状況描写が多いせいかな。それでもワクワクしながら最後まで読み進めることが出来たのは、やはりこの非現実的で突拍子もない物語設定の興味深さだろうな。最後は少し尻窄みな呆気ないクライマックスとなっているのがちょっと残念。当作品は映画化され、来週あたりから全国上映されるのかな。見に行きたいような、興味無いような。