人生とは美しく刺激的なリッチ。

へんてこでも自分らしい生活。
美に感動、優に感謝、心に感性。

映画『博士の愛した数式』

2006-01-24 22:42:27 | 美術館・博物館・シネマ。
今日はボサボサ頭をなおすため散髪に行った。
かなり細かく要望を言ったが…結局、気に入る髪型にならなかった。
気分転換に映画館に行くことにした。

☆★博士の愛した数式★☆
 18:15~  IN ワーナー・マイカル・シネマズ多摩センター
ん~。やっぱりTOHOシネマズがいいなぁ笑。サービスレベルが1番高いから♪

            《e(πi)=-1》

数式は決して喋り過ぎない。
必要なことを簡潔に伝える。そして、潔く、美しい。

  「潔い」…、
この美しき単語…、思わずため息をこぼしてしまうほどの響き…、
もったいない」は日本特有の言葉らしいが…
この作品で登場する美しい日本語たちも日本特有の言葉がたくさんあるのだろうか―。
それにしても胸に響く言葉たち。
まさに―、原作者小川洋子氏の心を洗浄されるような深みある言葉たちが、
映画を通して寺尾聰・深津絵里の口から発せられることで、更なる奥深さを出している。
映像・ストーリー云々ではなく、自分はこの小川洋子ワールドにやられ、涙した。

         「僕の記憶は80分しかもたない…」

記憶って…何分、いや、何時間もつのが1番幸せかな?
80分はさすがに短い?
子供の頃のことも全て覚えておけると幸せ?
記憶って…頭から忘れ去られてる記憶も記憶

将来に幸せな生活を見たり…過去に楽しかった思い出を求めたり…
今その時を命いっぱい美しく生きられない現代人に、
その日その日、瞬時瞬時を大切に生きることの大切さを教えてくれる作品です。

「温かみ」と「温もり」の違いってなんだろう…。
家政婦・深津絵里の手は「温もり」があるらしい…。