日野市神明 kei's ピアノ教室 ブログ【エンジョイピアノ♪】

小さなお子さんは音楽で遊び耳を育てることから。アンサンブルで音楽がもっと好きに。ピアノが一生の友になるようお手伝いします

グルーヴ感

2005年02月05日 | ジャズピアノ
既成のメロディーにジャズ風なコードがつけられればいいわ~と、かる~~いノリで始めたジャズピアノ。2年経過した今、当初の気持ちはどこへやら。遠く、しかもふか~い所へ足を突っ込んでしまったような…。

テンポとリズムをメトロノームにきっちり合わせる演奏、いわゆる「タテ」の線を合わせる演奏は、音楽の基本。ビートに対して『自ら』ずらしているのか、あるいは『意図せず』ずれているのか、両者は大違いですから。その上でどう微妙に前倒ししたり、後へずらしたり、エネルギをどこでどう入れるかなど、曲を料理していく事からが、心踊る演奏の始まりでしょう。keico先生はよく「グルーヴ感」とおっしゃいます。

この「グルーヴ感」とやらが、まだしっかり定着していない私は、ちょっとした事で良くも悪くも、演奏はすぐに影響を受けてしまいます。keico先生の手拍子だけで、あっという間に自分の演奏がよい方向へと変化したり。独りでも音楽に入り込めるように、もっと曲を身に染み込ませないと。。。。

クラシックを演奏する時、たとえ短いフレーズでも、「ぺったんこ」や「まったいら」に弾くことはありません。ミニカーを、手で「ぐん!!」と押してやると、後はそのエネルギーでレールの上をひとりで走っていく…、あるいは、大きな大きなブランコに乗っている時のエネルギー移動…って、おわかり頂けますか?そういう感覚で弾く事もあります。演奏上のアイディアがピン!とくるまでには、経験や曲に対する深い理解が必要なのですが。。。。

日本の民謡や演歌でもそれぞれにこぶしがあるように、ジャズにはジャズの、クラシックにはクラシックのフレーズに合った弾き方や歌い方があるように思います。たとえ同じフレーズがあったとしても、各ジャンルによって、きっとエネルギーの入れる場所、そのほかテンポ感、もろもろが違うはず。

知れば知ったで、より深く難しくなる音楽。知識を得ると、それが実践できていない演奏には自分で納得がいかない。あー、むずかしい!!こまった(>_<)

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コメント (9)
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