小山田桜台ジョギングクラブ

尾根緑道、小山田緑地、小山内裏公園周辺をフィールドとしている走友会です。
問い合わせ先 osjc@lcdez.com

給水塔巡りラン

2021-05-29 11:53:43 | Weblog

先日、清掃工場の煙突を巡るランをブログに掲載しましたが、同様にランドマークとして目立つものとして給水塔があることに思い当たり、今度は近隣の給水塔を巡って来ました。
前回は天候の悪い時で、曇り空に煙突という映えない感じでしたので、今回は天気の良い日に行ってきました。
奇しくも1年前は、同じく水に絡む「川崎第1導水ずい道巡りラン」を行っていました。

給水塔は当初は団地の高層階に重力で水道が届くようにということで設置されたものでしたが、ポンプ性能の向上で不要となり撤去されたものもありますが、現在使用されているものは停電時のバックアップ用が主要目的の様です。給水塔はその機能上から地域の(一番)高い位置に設置され、かつそれ自体高い建造物であるため、目立つ存在で地域のランドマークになっています。


これが今回巡った給水塔のある場所の地図です。南野給水所、愛宕配水所、松が谷配水所、鑓水小山給水所、南大沢給水所、唐木田配水所の6ヶ所です。この中で特に、愛宕給水塔、松が谷給水塔、鑓水給水塔の3つが高く、地域のランドマークになっています。

ここで給水所と配水所とは何が違うかですが、水道では水道事業者が行う部分が「配水」、その先の需要者までの部分が「給水」ということになっていますが、これが「配水所」と「給水所」となると何が違うかはよく分かりませんでしたが、そこで止めました。


こちらがガーミンの計測による実際に走ったルートです。地図の中央付近がスタート/ゴールで、反時計回りに巡って丁度24kmありました。


まず、尾根幹線を東に南野給水所を目指します。コンビニを過ぎると程なく見えてきました。


以前は小野路配水場となっていましたが、今は南野給水所という名称です。少し東にある小野路給水所と紛らわしいからかと思いますが、交差点の名称は昔のままです。


南野給水所です。


ここは尾根幹線に面していて災害時給水ステーションとなっています。しかし、給水塔は高い位置で奥まった所にあるので、離れた位置からでないと尾根幹線からは見えません。


一方、奥側(南側)の一本杉公園からは良く見えました。形状は6角柱でえんじ色の彩色で鉛筆を削って細くなった部分を切り落とした様な感じです。
大きさについては、重要インフラのためか場所は災害時給水ステーションになっているので公開されていますが、それ以外の一般には必要ない情報は公開されていないようです。地図と写真からの推測では対辺10m×高さ44m程度の様です。


上部を拡大撮影してみました。


木に邪魔されていますが、基部の様子です。隠れてしまうことが多い下部も、えんじ色の彩色がされています。


すぐそばの一本杉公園の一角にスダジイの大木がありました。近隣のあちこちにスダジイの大木がありますが、ここのは樹勢が旺盛で見事な大木です。多摩市指定天然記念物だそうです。


南野給水所からは、JCの月例会でも通った遊歩道で多摩センター方面に向かいます。尾根幹線に架かる遊歩道の吊り橋から振り返ると給水塔が見えました。


その遊歩道です。


小田急線/京王線の下をくぐり、乞田川に出ました。


暫く乞田川の葉桜並木を進みます。


乞田・貝取ふれあい広場の角を左折して、ニュータウン通りの多摩第三小学校前交差点に出ました。
ここから次の愛宕配水所の給水塔(画面右上)が見えました。


トウカエデ並木を進みます。結構立派な木なので紅葉時期はきれいでしょう。


給水塔は一番上ですので、ここ「あたご一息坂」を上って行きます。


途中の道端に咲いていたホタルブクロです。


一息ではなく百息位して給水塔が見えてきました。四角柱の4面に少し淡い緑色に彩色された2重の翼状の装飾が付いています。給水塔の大きさは先端部が一辺約10mで、下部に向かってやや末広がりで、高さは装飾部を除いて50m程です。周りが開けていますのでよく目立ちます。


愛宕配水所に着きました。


ここも災害時給水ステーションになっています。


給水塔上部の拡大です。先端の装飾部がよくわかります。


坂を反対側に少し下りたところから見ています。淡い緑色のカラーリングでスマートに見えます。このようなアングルでジブリのアニメに出た様です。


先程と同じトウカエデ並木のある尾根筋に当たる道を西へ進みます。


少し下って、多摩モノレール線をくぐります。


多摩市との境界に近い八王子市の大塚西公園の一角にある松が谷配水所に着きました。ここは災害時給水ステーションではないので目立つ給水塔がありますが、セキュリティの関係か地図に名称の記載がないことが多いです。


給水塔です。ここは周りを木に囲まれているので、愛宕給水塔ほど目立ちません。四角柱で、大きさは一辺約8m、高さははっきりしませんが50m近くあると思われます。愛宕給水塔と違って4辺と平面中央部にベージュ色が入ったカラーリングで、地味というか落ち着いた感じです。


先端部の拡大です。四角柱を構成する各面は平面ではなく、丁度、直方体の内部を真空にして4面が凹んだ様な感じの形状です。


直ぐ近くの東中野公園です。


松が谷トンネルを出たばかりのニュータウン通りに出てきました。西に向かいます。


途中でエネルギー補給(昼食)した後、南大沢駅を越えた所で遊歩道に入りました。(少しブレた画面です)


小山内裏公園に着きました。大田切池です。


傍に咲いていたハコネウツギです。


公園を抜けて鑓水小山給水所に来ました。


ここも災害時給水ステーションとなっています。


手前のポンプ室と奥の給水塔です。


給水塔です。中央がくびれた円柱でトーチとか和蠟燭の様な形状です。白い塗装に落ち着いた淡い色調のストライプが入っていて明るい感じがしますし、全体が白いので少し灯台の様な感じもします。大きさは先端が直径17m程度、下部が直径20m程度、高さは60m程度です。周りが開けているので目立ちます。この中に550トンの水が入っているそうです。(下の配水池には7万トン)



上部の拡大です。窓が多く見える所が一般公開はしていませんが展望台(高さ53.75m)となっています。


北側から見た、遊歩道と給水塔です。


太陽光パネルがある所が東側の配水池(貯水槽)で、塀と並木の向こうが道路を挟んでポンプ室や西側の配水池になります。


尾根緑道を進みます。ここでマジェスティさんに遭遇しました。


まだ小さいですが、アジサイがもう咲いていました。


小山内裏公園の里山広場に下りてきたら、小さな鯉のぼりが泳いでいました。


子供たちが描いた鯉のぼりでした。


公園を出て遊歩道を進みます。


南大沢給水塔が見えてきました。円柱状です。大きさは直径10m程、高さは40m程度です。


ここも災害時給水ステーションです。


給水塔の右側の草地は貯水槽だと思います。


上部の拡大です。茶色がかったグレイの帯が入っています。


尾根幹線に出ました。東に向かいます。


給水塔巡り最後の、「よこやまの道」西端に位置する唐木田配水所に来ました。給水塔は小高い敷地の奥にあるので、この門の位置からは良く見えません。また、ここも災害時給水ステーションではないので、以前は記載があったと記憶していますが現在は地図に名称は記載されていません。


「よこやまの道」が通っている奥側(南側)から見たところです。円柱状で全周に縦の茶色いストライプが入っています。大きさは直径9m程、高さ35m程です。


上部の拡大です。つばの付いた単純な円柱の様ですが、この方向から見ると外部のらせん階段やそのベース部分に円をモチーフにしたデザイン的配慮がされているのが分かります。


傍になっていたヤマグワの実です。


北西側からの眺めです。これで6ヶ所の給水塔巡りは終了です。
当日は暑かったので、この光景を見て空に掲げたビアジョッキを思い描きました。コロナ禍が終息して、早く皆で外で乾杯したいですね。

今回、距離は24kmでしたが、5時間近く掛かりました。
6ヶ所巡った給水塔の中では、やはり鑓水の給水塔が一番目立っていると感じました。

トレイルF



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 町田リサイクル文化センター... | トップ | 2021アジサイの季節 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事