先日10/30に秀麗富嶽十二景の雁ヶ腹摺山(1874m)と姥子山(1503m)に登り、ついでに帰りにお伊勢山(約550m)に寄ってきました。
最近、麓までクマが出没しているので、いっそのこと車で上がってしまおうと思いました。
雁ヶ腹摺山と姥子山は公共機関ではアクセスが大変ですが、自家用車であれば標高1560mの大峠まで行けるので容易に登れます。
ガーミンのログで、色は標高を表わしています。また、表記がないですが青い線の右端が姥子山山頂です。
大峠駐車場から姥子山往復をしたわけですが、ログの線の色を見れば分かるように復路は大峠駐車場から雁ヶ腹摺山への登山より、多くの登り返し量になります。
予想より早く8時前に大峠駐車場に着きました。
車内からみたところですが、今日は麓まで雲がない快晴です。富士山だけを見るならばここの駐車場で十分ですね。
やはり富士山は美しいですね。朝なのできりりとした印象です。そして、大分下まで白くなりました。
8:10に登山者カウンターを押して出発しました。
登山口近くではカエデ、モミジが紅葉していました。
まだ朝でこちら側は日が当たっていませんが、戻ってくる時は紅葉がきれいに見えると思います。
高い所では日が当たってきれいな色を見ることができます。
大分上がってきました。
途中で見られた富士山です。
雁ヶ腹摺山直下の草原に出てきました。草原の向こうの木々がある所が山頂です。
日陰のトレイルには霜柱が見られました。
9時ちょっと過ぎに秀麗富嶽十二景の一番山頂である雁ヶ腹摺山(1874m)山頂に到着しました。ただ周りを木々に囲まれ平坦で山頂感はありません。丁度、大菩薩嶺と同じような感じです。
秀麗富嶽十二景の山頂標識です。
山頂は富士山方面のみが開けています。ここは五百円札の絵柄の元になった写真の撮影地として有名で、確かに富士山は良く見えました。
まだ、クリアな富士山です。
大分汚れていますが、「五百円札に描かれた富士山の撮影地」という表示と共に五百円札が描かれた看板がありました。
家で、確か五百円札は昔のアルバムに挟んであったと思い探したら、ピン札状態で見つかりました(懐かしい板垣退助の赤い百円札も)。
富士山の右下の山が三ツ峠山で、その手前で赤いハンコが掛かっているのが滝子山です。
姥子山へ行く途中にはカエデやモミジの紅葉が見られました。クヌギやミズナラ?などはすでに落葉しています。
以下、それらの写真です。
笹原が始まる辺りに皮が剥がれた木がありました。傍に行ってはいませんが、クマでしょうか?今回の行程中、動物やクマの気配は全く感じられませんでしたが。
笹原です。
下って行くと林道に出ました。
林道を越えて上ります。
目立たない姥子山西峰の標識。尾根の途中という感じで気付かず通り過ぎてしまいそうで、木々に囲まれ眺望もありません。
姥子山東峰の山頂直下にはイワカガミの群落がありました。今の時期、当然花はありません。
もうすぐ山頂です。
10:20頃、姥子山(1503m)山頂に到着しました。ここも秀麗富嶽十二景の一番山頂です。
素晴らしい眺望です。ここは岩峰なので、特に南面は木々が全くなく、足元からずっと向こうまで遮るものがありません。山頂感と開放感がたまりません。当初、ここは標高は低く雁ヶ腹摺山のオマケのような存在で、秀麗富嶽十二景に入っているから登るだけという感覚でしたが、全く違いました。個人的には雁ヶ腹摺山よりこちらの方が良いです。
少しアップしました。少し雲が出てきました。
広い空を入れて撮ってみました。
ただ、ここで残念なことが一つありました。山頂標識がないのです。
左側のこげ茶のアルミ角パイプ支柱が秀麗富嶽十二景の山頂標識のもので、右側の大月市と書かれたものが通常の山頂標識のものですが、辺りを探しましたが見当たりません。壊れたというより故意に外したという感じでした。
こちらは通ってきた雁ヶ腹摺山です。
姥子山山頂からの眺めに充分満足したので、登り返しを頑張ります。
雁ヶ腹摺山の山頂直下の草原にある分岐です。ここを左折し大峠へ向かいます。
日が当たるようになって紅葉がきれいです。
青空に紅葉が映えます。
下ってきた道を振り返って見たところです。
カエデの黄葉です。
紅葉の盛りです。
落葉もきれいですね。
落葉が敷き詰められたトレイルです。
13時頃、大峠の駐車場に戻ってきました。
富士山は大分、雲が付いてきました。時間が早いので、秀麗富嶽十二景に入っているお伊勢山に寄って行きます。丁度、帰り道沿いにあります。
駐車場は分かり難いですが、上真木消防会館と上真木大神社の標柱の間を入って行きます。ちなみに道路の左方向が大峠方面になります。
先程の道を奥に進んだ所の駐車場です。ここから、この鳥居をくぐって直ぐ右上に灯篭が並んだつづら折りの階段を上がって行きます。
お伊勢山は五福参りという5つの神社を巡る場所になっていますが、その奥に秀麗富嶽十二景の場所があります。この図では神社の並びの左端です。
先程の道を上がってきた所にある大神社からの眺めです。右上が富士山ですが雲に入っています。
大神社の横を通って突き当りの場所がお目当ての所です。
説明があります。
秀麗富嶽十二景の選定者である山岳写真家の白籏史朗氏の顕彰碑です。右横には「秀麗富嶽十二景 八番山頂 お伊勢山」の山頂標識があります。標高は550m位ですが、下の人家や道路のある所から50m位上がってきただけで、10分程しかかからなかったです。
この広場から富士山を望むと全く木の陰です。ここに多く植栽されている桜です。十二景が選定されてから30年程度たっていますが、成長の早い桜に隠されてしまっています。
広場の端によって桜を避けると、この程度見えます。雲がありますが何とか全体像はつかめます。
これは先程と同じ大神社の鳥居の所からの眺めですが、何とか富士山が見えてきました。山と山の間に上手く富士山が位置して秀麗富嶽十二景に選定されてもおかしくはないと思います。
最後は少し雲に包まれましたが、快晴の空の下、美しい富士山の姿を眺めることができて良かったです。
トレイルF
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