![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/63/d12a18c93cf0e4ac7ccb8d4363a24923.jpg)
1996年7月下旬
目覚めたらもう朝でした。
カーテンを開けてみると、、、
朝日がまぶしい!
窓を開けると、風が気持ちよかった!
そして、この駅に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/6c/94d32d7a35681eff1c09f1e6cf527907.jpg)
Amstetten。
すでにリンツを過ぎ、時も午前7時ころ。
このあたりで確か、朝ごはんが部屋に運ばれてきました。
コンチネンタル式の簡単な食事でしたが、暖かい紅茶とジャムをつけたパンを食べて、、、
あぁ~、なんか「プチ優雅」ですね・・・(笑)
窓を開けるのも朝ごはんを運んでくれるのも、日本の夜行列車では不可能ですから、すっごく「ヨーロッパの汽車旅してる~」って感じしてましたよ、ホントに!
そして、午前9時少し前、、、
数十分程度遅れて、ウィーン西駅に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/34/cb89b82448e11f4e42c7fff6b1031992.jpg)
ここで、残念ながらパリから15時間乗ってきた寝台車とはお別れ!
寝台車の編成はブダペストまで行かず、ここウィーンまで・・・
で、もちろん車両を替えなければならないのですが、、、
進行方向変更&機関車交換のため長時間停車だったので、あわてずに、、、(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e5/c1665d991a15407165d159dd73d89b5a.jpg)
パリからの2等車に乗ろうかとも思ったけど、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/be/865579022323eef0e98b190577d2edcd.jpg)
これから向かうハンガリーに敬意を示して、ハンガリー国鉄の車両に乗り込みました!
てか、この青い車体は、我が”京浜東北線”を思い出させてくれて、なんか親近感ありますね・・・^^
でも、何気に撮ったこの画像、、、
拡大すると、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cc/ed3484520f53dc75c404ffef49c4b380.jpg)
サボに「Orient Express」の名が!!!
そして駅名は「Salzburg」から順に「Budapest」まで載ってます。
seppさん、このハンガリー客車のオリエントエクスプレス、見たことありますか???(笑)
つまりこのハンガリー国鉄編成(確か1等、2等&食堂車の5両で編成されてたはず)は、ザルツブルクから連結されてたんです。
だから、今のレイルジェットの先輩みたいな感じですね~
さて、そのハンガリーの客車に乗り込んで、、、
午前9時過ぎ、ウィーン西駅を出発。
1時間半後、国境駅、「Hegyeshalom」駅に到着。
構内には貨物列車がいっぱい・・・
そして機関車いっぱい・・・
今なら撮影したい気持ちですが、、、
当時はそんなことしたら捕まったでしょう。。。
だって、その時はここで国境審査があったから。。。
停車して数分すると、国境審査官が乗り込んできて、一人ひとりパスポートチェック。
そしてウチの番になって、、、
まずオーストリアの出国審査。
次にハンガリーの入国審査。
(ちなみに寝台車で移動してたときは係員にパスポートを預けてて、寝てる間にすべて国境で代行してくれてました。)
いやぁ~、ドキドキもんでしたよ。。。
だって、当時は「ヴィザ」が必要だったんですから、ハンガリーに行くのには。
まさに東欧への入国への大事な儀式。
それはそれは厳かで、緊張する瞬間でしたよ。。。
確か何か質問されてたと思うけど、緊張してて覚えてない。。。
しかも、パスポートをなめるように見られてたし。。。
でも、無事に入国スタンプをもらえて!
あぁ~~~っ、これでやっと、ついに憧れのハンガリーに入れる!!!
そのときのうれしさ、今でも覚えてます!!
10分か15分くらいだったと思うけど、それ以上に長く感じたその国境駅での停車時間、、、
ようやく列車はHegyeshalom駅を出発。
窓から見える文字は、もうドイツ語で無く、見慣れない文字ばかり・・・
そう、それこそハンガリーに入った証し!
そして、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/29/f296fa145faf1bc875b8887a9f3190da.jpg)
一面黄色のひまわり畑がお出迎え!!!
あと家とかは西欧ほどは洗練されてなかったかな。
ひと昔風の建物は古きヨーロッパを感じさせ、、、
そして、いかにも”社会主義時代の建物”も多かったのは、ここは西欧ではない、ということを見せつけてくれたし、、、
フランスともドイツとも、そしてオーストリアとも違う風景を、パリから一本の列車でず~っと乗り通して見れたなんて、すごい体験してたんですねぇ・・・
何気ない風景でもすごく新鮮に映りましたよ!
そしてお昼過ぎ、、、
いよいよドナウ川を渡り、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e5/aef88862b3fc0fe8c6eedaf7dabd6301.jpg)
ゆっくりと大きな構内へと入り、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cc/d674162e17bd01f0e9b52946df4aaeda.jpg)
終点、ブダペスト東駅に到着。
18時間、パリから乗ってきたオリエントエクスプレス号の旅も、これでお開き。
行き止まりの、ドーム型の駅は、やっぱりヨーロッパの汽車旅によく似合いますよね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/5c/6c20ec5109bfc33f440b27103e0c862c.jpg)
この駅の駅舎もすごく芸術的で貫禄ありますねっ!
この列車の旅のフィナーレを飾ってくれてたと思います!
こうして、この列車、さらにはこのあともこれまでいろんな列車に乗ってきたけど、、、
この列車がうちにとって「一番印象に残ってる列車」と言っても過言じゃないかな、、と思ってます。
この体験ができた事がすごくうれしいし、それに”もうできない”から。。。
こうして乗車体験と画像、そして時刻表をご紹介でき、皆さんにも楽しんでいただけたことも、ウチとしてすごくうれしいです!
そして、よかったらまた見て欲しいと思います!
機会があれば、ちょっと前の旅行記、乗車体験なんか、載せてみたいですね!
もう少しで「2月の大糸線&More」が終わるので、次のネタを仕込んでおかないと!(笑)
目覚めたらもう朝でした。
カーテンを開けてみると、、、
朝日がまぶしい!
窓を開けると、風が気持ちよかった!
そして、この駅に着きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/6c/94d32d7a35681eff1c09f1e6cf527907.jpg)
Amstetten。
すでにリンツを過ぎ、時も午前7時ころ。
このあたりで確か、朝ごはんが部屋に運ばれてきました。
コンチネンタル式の簡単な食事でしたが、暖かい紅茶とジャムをつけたパンを食べて、、、
あぁ~、なんか「プチ優雅」ですね・・・(笑)
窓を開けるのも朝ごはんを運んでくれるのも、日本の夜行列車では不可能ですから、すっごく「ヨーロッパの汽車旅してる~」って感じしてましたよ、ホントに!
そして、午前9時少し前、、、
数十分程度遅れて、ウィーン西駅に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/34/cb89b82448e11f4e42c7fff6b1031992.jpg)
ここで、残念ながらパリから15時間乗ってきた寝台車とはお別れ!
寝台車の編成はブダペストまで行かず、ここウィーンまで・・・
で、もちろん車両を替えなければならないのですが、、、
進行方向変更&機関車交換のため長時間停車だったので、あわてずに、、、(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e5/c1665d991a15407165d159dd73d89b5a.jpg)
パリからの2等車に乗ろうかとも思ったけど、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/be/865579022323eef0e98b190577d2edcd.jpg)
これから向かうハンガリーに敬意を示して、ハンガリー国鉄の車両に乗り込みました!
てか、この青い車体は、我が”京浜東北線”を思い出させてくれて、なんか親近感ありますね・・・^^
でも、何気に撮ったこの画像、、、
拡大すると、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cc/ed3484520f53dc75c404ffef49c4b380.jpg)
サボに「Orient Express」の名が!!!
そして駅名は「Salzburg」から順に「Budapest」まで載ってます。
seppさん、このハンガリー客車のオリエントエクスプレス、見たことありますか???(笑)
つまりこのハンガリー国鉄編成(確か1等、2等&食堂車の5両で編成されてたはず)は、ザルツブルクから連結されてたんです。
だから、今のレイルジェットの先輩みたいな感じですね~
さて、そのハンガリーの客車に乗り込んで、、、
午前9時過ぎ、ウィーン西駅を出発。
1時間半後、国境駅、「Hegyeshalom」駅に到着。
構内には貨物列車がいっぱい・・・
そして機関車いっぱい・・・
今なら撮影したい気持ちですが、、、
当時はそんなことしたら捕まったでしょう。。。
だって、その時はここで国境審査があったから。。。
停車して数分すると、国境審査官が乗り込んできて、一人ひとりパスポートチェック。
そしてウチの番になって、、、
まずオーストリアの出国審査。
次にハンガリーの入国審査。
(ちなみに寝台車で移動してたときは係員にパスポートを預けてて、寝てる間にすべて国境で代行してくれてました。)
いやぁ~、ドキドキもんでしたよ。。。
だって、当時は「ヴィザ」が必要だったんですから、ハンガリーに行くのには。
まさに東欧への入国への大事な儀式。
それはそれは厳かで、緊張する瞬間でしたよ。。。
確か何か質問されてたと思うけど、緊張してて覚えてない。。。
しかも、パスポートをなめるように見られてたし。。。
でも、無事に入国スタンプをもらえて!
あぁ~~~っ、これでやっと、ついに憧れのハンガリーに入れる!!!
そのときのうれしさ、今でも覚えてます!!
10分か15分くらいだったと思うけど、それ以上に長く感じたその国境駅での停車時間、、、
ようやく列車はHegyeshalom駅を出発。
窓から見える文字は、もうドイツ語で無く、見慣れない文字ばかり・・・
そう、それこそハンガリーに入った証し!
そして、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/29/f296fa145faf1bc875b8887a9f3190da.jpg)
一面黄色のひまわり畑がお出迎え!!!
あと家とかは西欧ほどは洗練されてなかったかな。
ひと昔風の建物は古きヨーロッパを感じさせ、、、
そして、いかにも”社会主義時代の建物”も多かったのは、ここは西欧ではない、ということを見せつけてくれたし、、、
フランスともドイツとも、そしてオーストリアとも違う風景を、パリから一本の列車でず~っと乗り通して見れたなんて、すごい体験してたんですねぇ・・・
何気ない風景でもすごく新鮮に映りましたよ!
そしてお昼過ぎ、、、
いよいよドナウ川を渡り、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/e5/aef88862b3fc0fe8c6eedaf7dabd6301.jpg)
ゆっくりと大きな構内へと入り、、、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/cc/d674162e17bd01f0e9b52946df4aaeda.jpg)
終点、ブダペスト東駅に到着。
18時間、パリから乗ってきたオリエントエクスプレス号の旅も、これでお開き。
行き止まりの、ドーム型の駅は、やっぱりヨーロッパの汽車旅によく似合いますよね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/5c/6c20ec5109bfc33f440b27103e0c862c.jpg)
この駅の駅舎もすごく芸術的で貫禄ありますねっ!
この列車の旅のフィナーレを飾ってくれてたと思います!
こうして、この列車、さらにはこのあともこれまでいろんな列車に乗ってきたけど、、、
この列車がうちにとって「一番印象に残ってる列車」と言っても過言じゃないかな、、と思ってます。
この体験ができた事がすごくうれしいし、それに”もうできない”から。。。
こうして乗車体験と画像、そして時刻表をご紹介でき、皆さんにも楽しんでいただけたことも、ウチとしてすごくうれしいです!
そして、よかったらまた見て欲しいと思います!
機会があれば、ちょっと前の旅行記、乗車体験なんか、載せてみたいですね!
もう少しで「2月の大糸線&More」が終わるので、次のネタを仕込んでおかないと!(笑)
簡単ではありませんでした。
僕もモスクワで
一晩のトランジットを体験しましたが
トランジットホテルはすごいところでした。
当時は怖いもの見たさで
たまにホームにたたずむ「DR」の客車を
覗いたりしました。
今は無きDRの客車やDDRやCZナンバーのトラバントやシュコダの車
に東ヨーロッパの香りを感じました。
まだベルリンの壁が崩壊して10年も経って無かったですから、「東の色」をまだまだ残していましたね。
パリからののんびりとしてた車内が、この国境駅に着くと急に張り詰めた空気に変わりましたから。
「やはり違う世界に入るんだな、、、」と、不安と期待が混じった何ともいえない思いが、、、
今のシェンゲン協定でパスポートチェックさえも無くなるなんて、当時は思ってもいませんでしたからね。。。
そう考えると、欧州の時代の流れ、って日本よりも大きいもしれませんね・・・
旅行しやすくなったのは歓迎ですが、当時のちょっと緊張感を感じながら未知の国に入る、という感激も捨てがたいですね!
マイエンフェルトさんのその旅行、一度でもよかったんで、ウチ、リアルタイムで旅行したかったです!