11月19日(金),秋晴れの空の下,第34回校内ロードレース大会が行われた。270名余の生徒たちが,東中から浅利西奥山バス停往復の約10km,赤や黄色に葉を染めた山間の道を駆け抜けた。沿道には,大月安全協会の方々や保護者の方々が交通整理や観察に立ち,生徒の安全確保に努めてくれた。そのおかげで,誰ひとり事故に遭うこともなく,参加した生徒全員が完走。最初にゴールした生徒も,最後にたどり着いた生徒も,その顔には全力を出し切ったという達成感が表れていた。
開会式で生徒を代表して決意を述べた3年生の慧くんの言葉と,上位の生徒の記録を紹介する。
いよいよロードレース当日となりました。今日は,今まで体育の時間などで鍛えた力を出せる日です。2,3年生は,自己ベストのタイムが出せるように,そして,1年生は初めてのロードレースで緊張や不安もあると思いますが,自分の力を最大限に出し切ってください。また,今日応援に駆けつけてくれている家族や地域のみなさんへの感謝を忘れずに走っていきましょう。仲間と切磋琢磨し,自分の力をそれぞれ出し切りましょう。そうすれば走りきった後には,自信になり,今までとは違う自分を見つけることができるかもしれません。苦しいときには,弱い気持ちが出てしまうことがあると思いますが,自分自身の弱い気持ちに打ち勝てるよう一生懸命に走りましょう。そして,全員でゴールをめざしましょう。
上位入賞者の記録
1位 弘 38分15秒
2位 元気 40分37秒
3位 勇斗 41分12秒
4位 健実 41分41秒
5位 和弥 41分46秒
6位 湧太 42分09秒
7位 宙 43分02秒
8位 拓海 43分07秒
9位 隼人 43分12秒
10位 優希 43分30秒
1位 颯 45分50秒
2位 楓 45分52秒
3位 和佳 45分54秒
4位 愛海 47分42秒
5位 うらん 48分17秒
6位 美南 48分44秒
7位 梓帆里 49分17秒
8位 結 52分09秒
9位 薫 52分47秒
10位 恵未理 52分56秒
男子総合1位の弘くんは独走でゴールした。それに対して女子は,3人が最後の瞬間までもつれる展開となった。弘くんは自分との闘いに克ち,颯さんはライバルとの闘いに勝った。克つと勝つ,同じ音だが意味が違う。
弘くんが闘った相手は自分自身。前にも後ろにも人が見えない。少々ペースを落としたとしても,順位は変わらないだろう。さらには歩きたい,休みたい,次々と現れる楽をしようとする弱い自分。独走状態に入ってからは,そんな自分との闘いで心の中はいっぱいだったはずだ。孤独の中で,それに打ち克っての勝利。弱い自分を乗り越えたというこの経験を日常の生活にも生かしていこう。
颯さんの勝利は,日頃の練習の成果であることはもちろん,その記録は他の2人のライバルの存在が大きく影響している。それは負けてはしまったが,楓さんや和佳さんの記録についても同じことがいえる。ライバルがいて,競い合うことにより自分の持てる力の全て,あるいはそれ以上が発揮される。颯さんと楓さんはともに2年生。和佳さんはまだ1年生だ。「勝って奢らず,負けて腐らず」という言葉があるように,来年も,あるいは来年こそは,という意気込みで3人ともがんばっていこう。良きライバルに感謝だ。
さて,勝負事である以上,勝ち負けや順位も価値あるものだが,学校教育上の目的の達成もまた大事だ。ロードレースの目的の一つに「自分自身の限界への挑戦」がある。
参加した君たち一人ひとりに問いかけたい。自分自身に勝てたかい? そして,全力を出し切って走りきったという充実感を得られたかい? と。
開会式で生徒を代表して決意を述べた3年生の慧くんの言葉と,上位の生徒の記録を紹介する。
いよいよロードレース当日となりました。今日は,今まで体育の時間などで鍛えた力を出せる日です。2,3年生は,自己ベストのタイムが出せるように,そして,1年生は初めてのロードレースで緊張や不安もあると思いますが,自分の力を最大限に出し切ってください。また,今日応援に駆けつけてくれている家族や地域のみなさんへの感謝を忘れずに走っていきましょう。仲間と切磋琢磨し,自分の力をそれぞれ出し切りましょう。そうすれば走りきった後には,自信になり,今までとは違う自分を見つけることができるかもしれません。苦しいときには,弱い気持ちが出てしまうことがあると思いますが,自分自身の弱い気持ちに打ち勝てるよう一生懸命に走りましょう。そして,全員でゴールをめざしましょう。
上位入賞者の記録
1位 弘 38分15秒
2位 元気 40分37秒
3位 勇斗 41分12秒
4位 健実 41分41秒
5位 和弥 41分46秒
6位 湧太 42分09秒
7位 宙 43分02秒
8位 拓海 43分07秒
9位 隼人 43分12秒
10位 優希 43分30秒
1位 颯 45分50秒
2位 楓 45分52秒
3位 和佳 45分54秒
4位 愛海 47分42秒
5位 うらん 48分17秒
6位 美南 48分44秒
7位 梓帆里 49分17秒
8位 結 52分09秒
9位 薫 52分47秒
10位 恵未理 52分56秒
男子総合1位の弘くんは独走でゴールした。それに対して女子は,3人が最後の瞬間までもつれる展開となった。弘くんは自分との闘いに克ち,颯さんはライバルとの闘いに勝った。克つと勝つ,同じ音だが意味が違う。
弘くんが闘った相手は自分自身。前にも後ろにも人が見えない。少々ペースを落としたとしても,順位は変わらないだろう。さらには歩きたい,休みたい,次々と現れる楽をしようとする弱い自分。独走状態に入ってからは,そんな自分との闘いで心の中はいっぱいだったはずだ。孤独の中で,それに打ち克っての勝利。弱い自分を乗り越えたというこの経験を日常の生活にも生かしていこう。
颯さんの勝利は,日頃の練習の成果であることはもちろん,その記録は他の2人のライバルの存在が大きく影響している。それは負けてはしまったが,楓さんや和佳さんの記録についても同じことがいえる。ライバルがいて,競い合うことにより自分の持てる力の全て,あるいはそれ以上が発揮される。颯さんと楓さんはともに2年生。和佳さんはまだ1年生だ。「勝って奢らず,負けて腐らず」という言葉があるように,来年も,あるいは来年こそは,という意気込みで3人ともがんばっていこう。良きライバルに感謝だ。
さて,勝負事である以上,勝ち負けや順位も価値あるものだが,学校教育上の目的の達成もまた大事だ。ロードレースの目的の一つに「自分自身の限界への挑戦」がある。
参加した君たち一人ひとりに問いかけたい。自分自身に勝てたかい? そして,全力を出し切って走りきったという充実感を得られたかい? と。