大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

平成23年度 第65回卒業証書授与式が行われました。

2012年03月13日 15時55分44秒 | 学校生活
 3月13日(火),第65回卒業証書授与式が行われました。式の中で卒業生に贈られた励ましの言葉と,卒業生の別れのこばを紹介します。

学校長はなむけのことば(学校長式辞)
 自然豊かな大月の山々に,春の息吹を感じる本日,第65回卒業証書授与式にあたり,大月市教育委員星野喜忠さまをはじめ,多数のご来賓の皆様,保護者の方々の祝福を受けて,卒業式が挙行できますことを,心から感謝し,厚く御礼申し上げます。
 ただ今,卒業生一人ひとりに卒業証書を授与いたしました。
 ここに卒業生全員が卒業できたのも,皆様のご支援のたまものと,卒業生と共に感謝申し上げます。
 保護者の皆様,本日はお子様のご卒業,誠におめでとうございます。
子どもから大人へと,変化の激しいこの3年間,一にたりとも,気の休まる事がなかっただけに,本日のご卒業の喜びはひとしおかと存じます。心よりお喜び申し上げます。
 さて,卒業生の皆さん,卒業,本当におめでとうございます。
 皆さんはこの3年間,まじめに努力し,何事にも全力を尽くし,本校の伝統を守り育ててくれました。心から感謝をしています。本校で培った力で新たな世界に大きく羽ばたいて欲しいと思います。
 さて,昨年の3月11日,東日本震災が発生しました。それに伴う大津波,そして,福島第一原子力発電所の事故と,今までに私たちが経験したことがない大惨事に見舞われました。
 この災害を通して,昨年の漢字にも選ばれ,皆さんの美登里祭のテーマにも掲げられた,「絆」,この言葉に象徴されるように人と人とが助け合っていくことの大切さが見直されました。
 また,原発事故に伴い新エネルギーの活用が叫ばれているように,新しい技術の開発が求められています。
 このように,これから皆さんが進む世界は,豊かな人間関係を作る中で,常に新しい知識を獲得していかなければならない,変化の激しい社会となるはずです。
 このような時代に生きる皆さんに「道しるべ」となる素晴らしい言葉があります。それは,この3年間歌い続けた校歌の三番の歌詞であります。
「我ら励みて人たらん,我ら学びて知るを得む。知るは即ち合い深き,行いをもて証とす」
 苦しいとき,思い悩み迷ったとき,この三番の歌詞を思い出し,前進して欲しいと思います。
 終わりに,ご来賓の皆様,保護者の方々に対しまして,本校にお寄せいただきましたご支援,ご協力に感謝すると共に,卒業生の皆さん一人ひとりの前途に期待し,式辞といたします。
大月市立大月東中学校長 佐野幸夫


お祝いのことば(来賓祝辞)
 本日は平成23年度大月東中学校の卒業式にあたり多くのご来賓の方々並びに保護者の皆様のご臨席を賜り,このように盛大な式典がとりおこなわれますことに深く感謝申し上げます。
 本日こうして卒業の日を迎えられた88名の皆さん,ご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
 皆さんがぶかぶかの制服を纏い,この大月東中学校へ入学した時のことがまだ昨日のことのように思い起こされます。
 あの日から3年間皆さんはどんな中学校生活を過ごしましたか。辛い思い出や楽しい思い出,一人ひとりに特別な思い出が残っていることでしょう。
 自らをより高みへと導くためにたくさんの努力をしたと思います。そのすべてが糧となり今ここにこのようなたくましい姿を私たち親に見せてくれていることを本当にうれしく思います。
 ただ,今はその糧こそが今日のこの日をさびしい気持ちにさせ,友との別れを辛いものにさせているかもしれません。
 しかし,今日は悲しむべき日ではありません。これから手に入れるべき,大いなる成功に向けての努力を誓う日なのです。
「成功が努力よりも先に来るのは辞書の中だけである」
 という私の好きな言葉があります。
 これからの人生まだまだたくさんの辛いことや悲しいことが待っています。そんな時に,成功だけを夢見るのではなくそれらを努力という行動で立ち向かい,皆さんそれぞれの成功を勝ち取って欲しいのです。
 この3年間で皆さんはそれに立ち向かえるだけの力と勇気を身につけたはずです。
 皆さんの努力と成功,そして素晴らしい未来を信じています。
 最後になりましたが,今年度は震災に始まり,多くの不安と混乱の中,生徒たちと向き合ってくださった校長先生をはじめ諸先生方とPTA活動にご理解とご支援をいただきました保護者の皆様にこの場をおかりしまして感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。
 卒業生のみなさん,本当におめでとうございます。
平成23年度 大月東中学校PTA会長 渡邊 毅


卒業生を送ることば(送辞)
 特に厳しかった,今年の冬。
 その冬の寒さも3月の訪れと共に和らぎ,ここ美登里が崎にも,柔らかな春の日差しが感じられるようになりました。そんな今日,このよき日に卒業を迎えられる,88名の皆様,ご卒業おめでとうございます。私たち,在校生一同,先輩方の門出を,心よりお祝い申し上げます。
 さて,3年間の中学校生活を無事終了され,卒業証書を手にされた今,皆様の胸の中は,様々な想いで満たされていることでしょう。
 私たち在校生も,先輩方と共に過ごした,忘れることの出来ない日々が,心の中に蘇ってきます。
 思い起こせば2年前,これから始まる中学校生活への期待と不安を胸に抱きながら入学してきた私たちを,先輩方はこの体育館で温かく迎えて下さいました。あの時からもう2年の歳月が流れました。
 それから今日まで,日々の生活や行事,部活動など,いろいろな場面で,先輩方は最上級生として,いかなる時でもベストを尽くし,様々なところで私たちの手本となり,熱心に教え導いて下さいました。
 先輩方は,一人ひとりがクラスのため,仲間のために,責任感をもって取り組むことがどれだけ大切であるかということを,私たち在校生に対して実践しながら教えて下さいました。
 一番心に残るのは美登里祭でのあのムカデ競走です。最後に走っているクラスに学年全員で駆け寄り,応援し,「がんばれ。がんばれ。」と声をかけていました。気がつくと,私たちも,先生方も,全校みんなで応援をしていました。決して忘れることのできないひとこまです。
 テーマ「Best Friends 一味違う僕らの絆」を見たとき,背後に何か大きなものを感じ,心を奪われました。また合唱でも,学年全員が一つなり,体育館いっぱいに響いた迫力ある歌声や美しいハーモニー,自信にあふれた姿は,最上級生の貫禄がありました。あの美しい合唱が生まれるまでには,言葉では語りきれない苦労と,時間を惜しまず熱心に取り組み,努力なさったみなさんの姿があったことと思います。
 そんな「88人89脚」で歌った先輩方の歌声は今も心に残っています。私たちはそんな先輩方の姿を見て,「絆」の大切さを学び,本当の意味を知りました。
 先輩方は,私たちに新しい伝統も残して下さいました。その一つに応援があります。新しい型の演舞を取り入れ,壮行会や美登里祭で見せて下さった姿は,とても立派で堂々としたものでした。私たちを心から感動させて下さいました。また,今年から始めたクリーン活動では,地域の美化に目を向け,地域の方とのふれあい,地域のために何かをする機会を作って下さいました。先輩方が残された素晴らしい伝統を私たちは,引き継いでいきます。
 振り返れば,様々な場面で,先輩方から支えていただいた私たち。全てのことに真剣に取り組んでいこうとする,その前向きな姿勢は,後輩である私たちにとって,とても頼もしく感じられました。その皆様方が,もう明日からいないことを考えると,寂しく,正直不安なこともたくさんあります。ですが,私たちは,目に焼き付いたものを,心に残されたものを力とし,教えていただいたことを必ず生かしていきます。在校生みんなで力を合わせ,先輩方の築いた素晴らしい大月東中学校の伝統を,守り引き継いでいけるよう精一杯努力することをお誓いします。
 明日からは,それぞれの道を歩むこととなる先輩方。大月東中学校での三年間を礎に,新たなる世界でご活躍されることをお祈りしています。
 終わりになりましたが先輩方が笑顔を絶やすことなくいつまでも夢を追い続けていかれることを在校生一同心からお祈りし,送る言葉といたします。
在校生代表 天野旬聖


卒業生別れのことば(答辞)
 桜の蕾も膨らみ始め,暖かな風に春の訪れを感じるこの良き日。私たち88名は,この大月東中学校を卒業します。
 三年前の入学式。制服姿も初々しく,少し照れた笑顔で皆と会うのが恥ずかしかったです。でも,共に笑い合い,喜び合うことで,友情が芽生え育っていきました。
 1年生の頃は分からないことがたくさんあり,先輩方に迷惑を掛けることも何度もありました。そんな時,先輩方はいつも優しく時には厳しく指導して下さいました。そのおかげで私たちは少しずつ,着実に成長することができました。
 2年生になり,初めて後輩ができて,部活動の中心となって活動しました。その時,改めて先輩の大きさを感じました。活動の中で同じ学年の仲間たちと部を盛り上げようと必死になり,その過程で様々なものを得ることができました。それは,勝利の喜びであったり,敗北の悔しさであったり,また,それを次へとつなげるための方法や想い。そして,何よりも仲間の大切さでした。
 三年生に贈る会。これは私たちが初めて企画・運営をした会でした。今までお世話になった3年生への贈り物。『STEP BY STEP』というスローガンを掲げ,私たちの感謝の気持ちを出来る限り表現しようと努力しました。
 そして,最高学年3年生。
 京都,奈良で日本の文化や歴史の大きさに圧倒された修学旅行。現地の人々の温かさに触れることが出来たり,班行動の中で団結力を深めることが出来たりし,素晴らしい3日間でした。
 中学校生活最後の美登里祭。これは私たちの3年間の集大成でもありました。『BEST FRIENDS』というテーマの下,クラスや学年,全校生徒が一丸となって成功させることができました。人生の中の一つの大きな思い出となりました。
 高校受験。初めて自らと向き合い,将来について真剣に考え,大きな選択をしました。経験したことのない不安や恐れ,また同時に今まであまり意識しなかった,共に過ごしてきた仲間との別れへの悲しさや寂しさを感じました。
 今まで共に過ごしてきた仲間。時には笑い合ったり,励まし合ったり,苦しいときには互いに手を取り合って支え合ったり,涙を流したり。数え切れないほどの思い出が今,一つの大きな『絆』として私たちを温かく包み込んでいます。それらを支えとして明日から私たちはそれぞれの未来に向かって一歩一歩歩き出します。
 私たちの胸につけられているこのコサージュは,オレンジ色のバラ。花言葉は,「絆」です。オレンジ色は私たちの決意を表しているかのようにも思えます。
 在校生の皆さん。私たちは今,あなた方に自信を持ってバトンを渡したいと思います。 この東中をより素晴らしく,誇り高い学校へ築き上げていってください。
 三年間。私たちを指導して下さった先生方。いつも親身なって,真剣に私たちと向き合い,正しい方向へと導いて下さりありがとうございました。
 今まで私たちを温かく見守って下さった,お父さんお母さん。15年間,心配ばかり掛けてきてしまいましたが,お父さんお母さんがいつも傍らにいてくれたからここまで成長できました。感謝しています。ありがとうございました。
 出会い,というものは私たちにたくさんの大切なものを与えてくれます。今,皆さんに,そしてこの大月東中学校に別れを告げなければいけないのは名残惜しいですが,人と出会うためには別れがなくてはなりません。
 さようなら,東中。
 今まで,本当にありがとうございました。
卒業生代表 佐藤万里樹

3月1日(木) 本日は平常授業です。

2012年03月01日 06時49分37秒 | 学校生活
本日のバスの運行状況は以下の通り。

真木方面 平常運行
畑倉方面 平常運行
浅利方面 西奥山公民館折り返し

遅能戸バス停より上の生徒は,自宅待機もしくは家人の自動車等で西奥山バス停まで送っていただくようお願いしました。
本日は,平常通り授業をします。
1,2年生は,期末テストです。
昨日まるまる一日勉強した成果を発揮してください。
3年生は,受験まであと8日。卒業式まで12日となりました。
残り少ない中学校生活,残り少ない仲間たちとの生活を大事にしてください。