昨年の3月11日,太平洋三陸沖を震源として発生したマグニチュード9.0という日本観測史上最大の巨大地震は,津波や原発事故による深刻な二次被害,三次被害を誘発し,東日本大震災となりました。
東北3県では,死者・行方不明者あわせておよそ2万人もの犠牲者を出し,その中には小中学生も350名あまり含まれています。また,東日本大震災で父母のいずれかが死亡または行方不明となった18歳未満の震災遺児は,被災3県で1,327人,両親共に死亡または行方不明となった震災孤児は240人にものぼりました。
日本PTA全国協議会では亡くなられた人々のご冥福をお祈りするとともに,子を持つ親としての観点から被災した子どもたちへの支援を行っていく必要があると考え,これまでの取り組みに加えて,「心のきずな61キャンペーン」と題した支援を行うこととしました。
このキャンペーンは,震災で親を失った遺児,孤児を対象として,全国から支援金を募り,公益信託基金「東日本大震災日本PTA教育援助基金」を設立して,月額1万円の就学援助金を支給するものです。
本校でも,今週の月曜日に生徒を通して募金袋を兼ねた赤いチラシを配布いたしました。すでに何軒かのご家庭から募金をいただいています。また,自分のこづかいの中から募金を出してくれた生徒もいました。
一人でも多くの皆さんに賛同していただきと思います。募金受付〆切は,5月31日(木)です。