大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

来年度高校募集定員発表

2010年11月06日 08時20分35秒 | 学校生活
 11月2日。山梨県内の中学校3年生とその保護者,そして3学年の職員の間に,衝撃が走った。来年度の公立高校入学者の募集定員発表の記事が,その日の朝刊に掲載されたからだ。
 本校でも,3学年の各担任たちは,その日のうちに学級通信で大きくとりあげて,生徒たちとその保護者に事の重大さを知らせるとともに,気をひきしめて勉強にとりくむよう注意をうながした。

 その中から,3年1組担任,蔦木先生の学級通信を転載する。

~ 現実は厳しい ~

都留高校   単位制普通科280人   40人減   定員240人
大月高校   普通科80人         40人減   定員40人
上野原高校 理数・普通科         総合学科 定員150人
谷村工高   デザイン・環境        各5人減  定員各15人

 谷村工高の定員正式発表,東部地区は生徒数の減少を理由に大きい定員削減。決して甘くはない状況が突きつけられました。
 ここで目を向けるべきは自分の現状,どこに行くのか,行きたいのか,その理由は,実現するための行動は。
 一週間後に迫った教達検がよいターニングポイントになるでしょう。今,全力で取り組むことはこれから受検までの方向を占う上でも重要です。
 やらないで後悔することはやめよう,本気でやればできるんだけどと言って逃げるのもやめよう,今できる全力をここで出し切ろう。


 この記事からも分かるように,東部地区の高校定員が昨年度比で合計すると90名もの減となった。10月15日付けのブログに,9月20日を基準日として県教委が調査を行った第一次進路希望調査の結果を載せたが,その時点と大きく状況が変わることとなった。
 入学希望者数が変わらないと仮定して,来年度の定員と見比べると以下のようになる。(ただし,大月高校,谷村工高は学科別ではなく,学校全体の定員と希望者数で計算している)

 都留高校は,+50名
 大月高校は,-29名
 上野原高校は,-11名
 谷村工高は,-3名

 これを単純に計算すると,上記4校を受検する生徒のうち,7名が不合格となる。各高校の状況は,都留高を希望する50名の生徒がどの高校へ志願変更するかで,玉突き現象が起きるので予測が難しいのだが,確かに計算上は「現実は厳しい」ものといえるだろう。
 月末には卒業後の進路を話し合う三者懇談がある。自分の学力ばかりでなく,適性,希望などを総合的に判断してよりよい進路を選択して欲しい。

平成23年度山梨県公立高等学校等入学者募集定員の資料はここにあります。
 ↓
http://www.pref.yamanashi.jp/gakkosui/nyuusi/documents/h23teiin.pdf