大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

あたりまえのレベルを上げる 2年学年だよりから

2012年10月31日 18時11分34秒 | 学校生活
 31日付で発行された第2学年通信『Hop Step Jump』(文責:渡辺保志学年主任)を読んでいたら,次のようなコラム記事が目にとまったので紹介する。

-***- HOT TOPIC -***-
 先日,地元の食堂に行きましたら,店員さんから呼び止められて,職場体験でお世話になった生徒の話になりました。別の日にスポーツ大会の会場で一緒になったときに,わざわざあいさつに来てくれて,いい子ですね,というのです。その後,同じ会場にいた母親を連れて,またあいさつに来てくれたというのです。お世話になった方に別の場所であったら,お世話になったことに対するお礼のあいさつを交わすという当たり前の行為ですが,それができるかできないかで,人間は大きく評価を違えてしまうと思います。「いじめはよくない」という話をしなければならない学年集会の冒頭で,そんな出来事があった話をさせてもらい,「こういう良い話を報告しあう学年集会をしたいね」と話をしました。たぶん私たちが知らないだけで,こんな話はたくさんあるのではないか,あって欲しいと思いつつ日々を過ごしております。

※おまけ
 「あたりまえのレベルを上げる」。昨年の2学期終業式での渡辺先生の話の中に出てきた言葉だ。
 「あいさつをする」「時間を守る」という基本的生活習慣から,「相手の気持ちを思いやる」「自分の行動には責任を持つ」という人間関係を営む上で必要な事柄まで,「あたりまえ」は身の回りにたくさんある。
 一人ひとりが「あたりまえのレベル」を上げていけば,きっと「いじめ」は無くなると思う。
 しかし,一人だけではなかなかレベルを上げていくことはむずかしい。やはり仲間の力が必要だ。お互いに気づきあい,学びあう中で,「あたりまえ」を増やしていこう。そうすれば,個も磨かれ,集団の質も高まっていくはずだ。
 中堅学年の2年生諸君。もう,中学校生活も折り返し地点を過ぎた。もうすぐ,主役は君たちの手に引き継がれる。「あたりまえのこと」があたりまえにできる中学生になれるよう努力していこう。
 「ちょっと良い話」をこれからもたくさん聞きたい。

第2回朗読会が行われました。 集団読書も始まりました。

2012年10月30日 19時18分54秒 | 学校生活
 10月29日(月)の昼休み,第2回「朗読を聴く会」が行われた。
 今回も,朗読ボランティア『如月の会』に所属する7名の皆さんが来校し,各学年ごとに分かれて朗読をしていただいた。
 中には瞑想(?)して聞いていた生徒もいたが,みんな落ち着いた雰囲気の中で本の世界に浸っていた。
 朗読していただいた本は次の9編。
  「スーホーの白い馬」(モンゴル民話)
  「万引き」(井上ひさし)
  「手紙」(作者不明)
  「へびとおしっこ」(椋 鳩十)
  「あくる朝の蝉」(井上ひさし)
  「海からの電話」(安房直子)
  「ヒロシマ語り部の歌」(大野允子)
  「死神」(三遊亭円朝)
  「秘密」(原田宗典)

 また,この日から朝読書の時間で「集団読書」がはじまった。期間は今週末までとなる。
 集団読書は学期に1回実施し,テキストはクラス生徒分あり,次回にはまた違ったテキストを各クラスに配布して行っている。
 今回の各クラスのテキストは以下の通り。
  1年1組 『目』(灰谷健次郎)
  1年2組 『スローカーブをもう一度』(山際淳司)
  2年1組 『千代に八千代に』(重松 清)
  2年2組 『沈黙』(村上春樹)
  3年1組 『りゅうりぇんれんの物語』(茨木のり子)
  3年2組 『藤野先生』(魯迅)
  3年3組 『ベラルーシの透明な夏』(佐藤しのぶ)

 朗読会にしろ,集団読書にしろ,そのねらいは本に親しむ機会を設け,一人でも多くの人が,一冊でも多くの本を読むことにある。
 朗読会で聞いた本を,自分で読み直してみよう。あるいは,集団読書で読んだ作者の別の作品を読んでみよう。きっと,違う世界が見えてきて,本好きになると思う。
 秋の夜は長い。

※おまけ
『スローカーブをもう一度』(山際淳司 角川文庫 580円)
 スポーツ・ノンフィクション・ライターとして売れ始めた初期の作品8編が収録されている。集団テキストはその中の一編,当時無名だった群馬県の高崎高校野球部が,素人監督の下で,これまた無名の川端という投手を主戦に立てて,関東代表として選抜高校野球野球大会,つまり「甲子園」へ出場する経緯を,徹底した取材を下に淡々と書いていく。盛り上がりも何もない乾いた文章だけれど,不思議な読後感だけが残る。
 残る7編も同じ。スポーツを題材にしているが,汗も涙の描写も無く,そこにはスポーツものにありがちな根性論や人情論が無い。特にオススメは「江夏の21球」。スポーツ雑誌『Number』の創刊号に掲載され,山際の名を世に知らしめた秀作だ。
 題材となったのは,1979年プロ野球日本シリーズ,近鉄対広島が3勝3敗のタイで迎えた第7戦9回裏3対4の場面での,広島・江夏投手が投じた21球。試合は,江夏が満塁になりながらも抑え込み,広島が勝利し,球団史上初の日本一となる。
 1球ごとに,江夏をはじめとするその場に居合わせた選手たちの証言から,それぞれの心理状態や球場を包み込む雰囲気を描き出し,あたかも実際に自分がグランドに立って時と場所を共有していたかのような錯覚に陥らせる。
 何といっても,圧巻は19球目。江夏が石渡に投じた一球は・・・・・・。あとは自分で読んでみよう。
 私がちょうど大学3年生。テレビではあるがリアルタイムでこの試合,「江夏の21球」を見ていた。今の君たちも,You Tube で見ることができるぞ。見たら,きっと君たちも33年前の大阪球場に立ってみたくなるはずだ。

東中吹奏楽部の地域密着型の活動紹介。

2012年10月28日 15時12分04秒 | 学校生活
 10月28日(日),強瀬地区で行われた「敬老会」に我が東中吹奏楽部が出演した。
 吹奏楽部は,定期演奏会,県吹奏楽コンクールなど公式な活動とともに,大月市民祭りである「かがり火祭り」のストリートブラス,先日の20日(土)に国道20号線を車両通行止めにして行われた大月市商工会主催の「軽トラ市」のアトラクションなど,地域密着型の諸行事にも出演している。LIVEであるいはCATVでその活動の様子を見た人は多いと思う。
 そのねらいは,本校の教育活動の一端を学区を中心とした地域の方々に紹介する広報的な役割を担うとともに,生徒たちにとっては発表の機会を得ることにより練習の励みにもなるし,聴衆を前にして演奏することによって「度胸づけ」の意味も持っている。
 このような理由から,本校吹奏楽部は,学区に限らず,市内各所で出演依頼があれば,条件さえ合えばどこにでも行くつもりでいる。お問い合わせは顧問である小俣貴美(あつみ)先生まで。電話は大月東中学校(22-2241)です。

図書委員会からのお知らせ。 読書週間 10月29日(月)~11月9日(金)

2012年10月27日 17時50分52秒 | 学校生活
 図書週間を前にした10月26日(金),大月東中図書室だより『よい本読んでいるかな』が出され,次のような図書委員会のお知らせが載っていた。

◎図書委員会からのお知らせ
  読書週間 10月29日(月)~11月9日(金)
  委員会によるイベント
  ★期間中に5冊以上本を借りるといつもより1冊多く借りられる図書券をプレゼント
  ★期間中に7冊以上本を借りると図書委員会特製しおりをプレゼント
  ★全校で1番多く本を読んだ人に賞状を渡します。
  たくさんの人に本を読んでもらいたいと思います。
  この機会を利用してぜひ図書館に足を運んでください。
  ※しおりはの4種類,1年生の中込千聡さんがデザインしてくれました。

◎「読書週間」の紹介文 社団法人読書推進運動協会HPより引用
 終戦の2年後の1947(昭和22)年、まだ戦争の傷あとが日本中のあちこちに残っているとき、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」と、出版社・取次会社・書店と図書館が力をあわせ、そして新聞や放送のマスコミも一緒になり、第1回「読書週間」が開かれました。
 第1回「読書週間」は11月17日から23日でした。これはアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」が11月16日から1週間であるのにならったものです。各地で講演会や本に関する展示会が開かれたり、読書運動を紹介する番組が作られました。いまの10月27日から11月9日(文化の日をはさんで2週間)になったのは、第2回からです。
 それから60年以上が過ぎ、「読書週間」は日本中に広がり、日本は世界のなかでも特に「本を読む国民」の国となりました。
 今年の「読書週間」が、みなさん一人ひとりに読書のすばらしさを知ってもらうきっかけとなることを願っています。

◎おまけ。
 先日行われたプロ野球のドラフト(新人選手選択)会議で,春夏の甲子園大会を連覇した大阪桐蔭高校の藤浪晋太郎投手は,4球団の1位指名を受け,抽選の結果,阪神が交渉権を得た。
 この藤浪選手がドラフト会議の数日前に,NHKニュースウオッチ9の中でプロ希望を表明した注目選手たちの一番最後にインタビューを受けている様子をたまたま見る機会があったので,ちょっと紹介してみよう。
 インタビュアーの現在は何をしていますかとの問いに対し,「技術的なことはプロになってからいろいろ教わると思うので,今は,プロの練習についていける体力づくりを行っています」と答え,画面には黙々とグランドを走る姿や筋力トレーニングをしている姿が映し出された。将来への展望を見据え,自分が今何を為すべきかをしっかりと理解し,行動に移すことができるその姿からは,「プロ」であり「一流」となれる資質が充分あることが感じとることができた。
 続けて,インタビュアーが藤浪の読書好きを紹介し,どうして本を読むのかと問いかけると「野球だけしか知らない人間にはなりたくないし,自分の考えを広げることもできる。また,語彙も豊富になり,こうしてインタビューを受けていても,相手の問いかける意味も理解でき,きちんと返答できるようにもなります」と即答した。ここでも思わず,う~んと唸り,またもや感心してしてしまった。スタジオにいた大越キャスターも「受け答えも立派ですね。感心しました」とコメントを付け加える。
 プロとしてすばらしいプレーを見せる。映像媒体の進歩によりその場に居合わせた人ばかりでなく,動画を通じて表に表れた技術を見せることはできる。ただ人は,そのプレーの裏にどんな意図があったのかも知りたがる。それを知ることによって素晴らしいプレーの感動の度合いが違ってくるからだ。プレーを輝かせるために,そのプレーの裏にある意図や自分の心の中の動きを伝えることができるのは,やはり言葉しかない。
 いつかどこかで書いたことだけれど,本を読むことにより,登場人物に感情移入したり,場面や人間関係などの全体図を俯瞰したりしながら様々な思考をめぐらせ,知識や感情が豊かになり,思考力や表現力が深く広くなっていく。
 ものすごいプレーを見せた後で,その解説を自分自身で行っている「プロ」の藤浪選手を早く見てみたい気がした。
 発展途上人の中学生諸君。
 身体を鍛えることはもちろんだが,秋の夜長に本を読み,頭と心も鍛えてもらいたいものだ。


がんばれ旬聖くん。そして,女バス新人戦県大会出場決定。

2012年10月15日 18時40分54秒 | 学校生活
 明日16日(火)に行われる交通安全弁論県大会を控え,大月警察署管内の代表として参加する天野旬聖くんが,本校体育館で同級生である3年生を前にして弁論を披露した。
 知っている人たちの前では,恥ずかしかったのか,2倍速の弁論で,しかもところどころ支えてしまい,市民会館で聞いたときの輝きが失せていたのが気にかかる。まだまだ「青い」。
 とにもかくにも,明日は本番。旬聖くんには精一杯頑張ってもらいたい。
 なお,旬聖くんが市民会館で行われた「交通安全フェスティバル」で演説している姿が大月CATVで見られる。
 番組冒頭の1分ほどだが,体育館での姿とは違うオーラに包まれている旬聖くんに会えるぞ。

  16日(火) 8:00 13:00 18:00
  17日(水) 8:00 13:00 18:00
  18日(木) 8:00 13:00

 残念なことに,どの日も学校の授業がある。真っ直ぐ家に帰って午後6時の放送を見るか,録画で対応するしかない。


 もう一つ。 
 新人戦二日目バスケットボールの試合が13日(土)に無事終了し,順位が確定した。また,女子は県大会への出場権を得た。

  男子 1勝1敗 準優勝
  女子 2勝1敗 準優勝 県大会出場