大月東中学校 美登里の日々

われら励みて人たらむ
われら学びて知るを得む
知るは即ち愛深き
行いをもて証とす
東中学 いや栄えあれ

第1学期始業式が行われました。

2013年04月14日 09時39分53秒 | 学校生活
 入学式の時には満開だったしだれ桜が葉のみ残す姿になるのと入れ替わりに,職員室前の黄緑色の花弁を持つ桜が満開となった。葉の色と同色なので,見落としがちになるが,非常に珍しい桜なので登下校時に見てみよう。
 さて,入学式,そして始業式から早くも10日経った。立ち上げの忙しさにかまけて,年度当初に立てた目標や誓いを忘れてはいないだろうか。
 少々かがぬけた感があるが,前回の入学式に続いて始業式の中で語られた言葉を紹介し,我が身を振り返る機会としたい。


校長先生のはなし
大月東中学校長  天野博史

 桜の花が咲き、草木の芽が出てくる春に、新学期を始めることができる日本の学校はいいなー、と思っています。春の訪れといっしょに、草や木や動物たちが活動を始めるように、私たちの心や体の中にも力がわいてくるように感じます。
 それは新しい学年の、新しい学期が始まったからです。前の学年ですばらしい1年間を送った人も、残念ながら失敗してしまった人も、ここで新しい学年になりました。まだまだ、やり直すことのできる新しいスタートなのです。
 春の訪れと新学年のスタートにあたり、みなさんの心や体の中にわいてくる力を何に使うのか、「今年はこれをがんばるぞ」という1年間の目標を作ってください。
 その目標が、苦しい時、「もうだめだ」と思った時、みなさんをゴールに導いてくれるものと思っています。
 目標を作ってもどうせ実現できないとか、自分には無理だ、と最初からあきらめないでください。そんな時は、ぜひ先生方と話してみてください。生徒と先生方が、静かに落ち着いて話すことができ、生徒の心と先生方の心を合わせることができれば、たいていの問題は解決できると思っています。
 さて、改築が進んでいる校舎ですが、7月中には完成し、夏休み中にひっこしを行い、2学期からは新校舎での生活が始まる予定です。
 そこで、新しい校舎の建設に協力していただいた地域の方々や、大月市のみなさんに感謝の気持ちを持ってほしいと思います。感謝の気持ちは。まず、地域のみなさんへの、心のこもったあいさつで伝えましょう。さらに、今、使っている校舎への感謝の気持ちを、きれいに掃除をすることで伝えましょう。
 校舎に感謝するなんておかしいと思う人があるかもしれませんが、校舎を大切に、きれいに掃除すると、何かが起こった時に、校舎がみなさんを守ってくれると、私は信じています。
 最後に3年生のみなさん、入学式の準備やかたづけに協力してくれてありがとう。おかげでよい入学式を作り上げることができました。


最上級生としての自覚
3年1組 渡辺友弘

 この春,ぼくたちは3年生になり,この東中の最上級生になりました。最上級生として自覚すべきことはいくつかあると思います。まず1つ目は東中の顔になるということです。他校からは様々な面でぼくたち3年生の行動を見られると思います。だから,3年生がしっかりとした行動をとり,誰に見られていても恥ずかしくないような東中を創っていきたいと思います。
 2つ目は,1・2年生の手本になるということです。今までは何かわからないことがあったら先輩に聞いていましたが,今ではぼくたちが一番上の学年だからそれはできません。かわりに,1・2年生から頼られることが多くなると思います。だから,1・2年生の手本になれるようにしっかりとした態度で毎日の学校生活を過ごしていきたいと思います。
 そして,ぼくたちは今年,受験生です。卒業した先輩方の話を聞いたりしていると,受験生はすごく大変そうです。ですが,修学旅行や美登里祭など楽しい行事もいっぱいあるので,それらの行事を楽しみつつも,毎日の授業にしっかり集中して,中学校最後の1年間をめいっぱい楽しみたいと思います。
 そして,今言ったことをきちんと一人ひとりが自覚し,がんばっていきたいと思います。3年生のみなさんもがんばっていきましょう。


決意
2年2組 吉村元希

 今年度,私が頑張っていきたいことは,新入生の手本となり目標とされる2年生になることです。なぜなら1年生で何もわからずに困ったとき,まず手本にしたのが先輩だったからです。私は中学校から野球を始めました。他の部活動では珍しいことではありませんでしたが,野球部での未経験者は私1人でした。とても不安な気持ちでしたが,大好きな野球に向き合い仲間や先輩方に支えてもらいながら,今は頑張っています。
 2年生となった今,たくさんの新入生が入学し,先輩という立場になりました。昨年自分たちが先輩方から教えていただいた「感謝する心」,「新しいことに自ら挑戦していく心」,そして「思いやる心」という3つの心をしっかりと持ち,3年生を支えられる2年生になりたいです。昨年度経験したことを活かし色々なことに「我武者羅」に取り組み,有意義な1年にしたいと思います。


※おまけ
 感謝の気持ちを具体的な行動で伝えよう。校長先生のはなしの中にある言葉だ。思っているだけでは人には伝わらない。言葉にしてみても,なかなか本当の思いは伝わらない。やはり,行動こそが一番だと思う。
 何も特別なことをしなくてもいい。自分が無理なくできる,あたりまえのこと。継続して行えることが,人の心を動かし,自分の心を変えることができる。
 「あいさつ」と「そうじ」。
 あいさつをされて悪い気がする人はいない。でも,自分からあいさつができないのはなぜ?あいさつをしても,あいさつが返ってこなかったら,気まずく嫌な思いをするから?しかし,そこでひるんでいたら,何もできない。誰も変わらない。人がつながらない。
 そうじのいきとどいたきれいな環境に誰もいたいと思う。でも,なかなか身が入らないのはなぜ?自分が汚した場所じゃないから?それとも,自分だけが活動する場所じゃないから?しかし,自分が汚した場所は誰かがきれいにしているはず。こちらも,人のつながりを見ていない。つながりが見えていない。
 「あいさつ」と「そうじ」。
 あたりまえのことが,感謝の気持ちを伝えるとともに,人のつながりを築き,そして強くする。
 幾千万の飾られた言葉より,一つの行動。
 行いをもて証とす。
 ともにがんばろう。 

※おまけのおまけ
 冒頭の黄緑色の花弁を持つ桜。「鬱金桜」(うこんざくら)なのか,はたまた「御衣黄」(ぎょいこう)なのか私には区別ができない。明日,学校に登校したら写真をアップしますので,ご鑑定をお願いします。

第67回入学式が行われました。

2013年04月07日 08時53分16秒 | 学校生活
 4月4日(木),平成25年度大月市立大月東中学校第67回入学式が行われた。
 先の卒業式と同様に,式中に語られた「言葉」を次第に沿って紹介する。

学校長式辞
大月東中校長 天野博史

 今,満開のしだれ桜とともに,新入生85名を迎え,今年も大月東中学校に,春が巡ってきました。
 新入生の皆さん,入学おめでとうございます。
 今日から皆さんは,大月東中学校の1年生です。制服を身につけた時の気持ちはどうでしたか,校門を入ったときに何を思いましたか。今の気持ちを大切にしてください。
 さて,中学校は3年間で,小学校の半分しかありません。勉強でも,部活動でも,目標を持って取り組んでいかないと,すぐに卒業となってしまいます。
 目標を持ってがんばる皆さんを先生方が時には厳しく,時にはやさしく指導してくれるはずです。勉強でも部活動でも,わからないことは先生方にどんどん質問してください。わからないことや困ったことをそのままにしておかずに,質問したり,相談して解決していくのが中学生です。
 次に,中学校の勉強は,1年生の内容の上に2年生の内容がのり,1・2年生の内容の上に3年生の内容がのってくるという積み上げの勉強です。1年生の内容がわからないと,2年生や3年生の内容がわからなくなります。だから,学校の勉強だけでなく,家庭学習が必要なのです。1年生は1時間の家庭学習が必要だと言われています。
 毎日,1時間の家庭学習の習慣をつけましょう。「でも,毎日1時間なんて家で勉強できるかな」なんて心配でしょう。しかし,大丈夫です。先生方が毎日勉強できる方法を,ていねいに指導してくれるはずです。
 もう一つ,中学校の生活で大切なことは,友だちの心を大切にするということです。心を大切にするとは,友だちを困らせたり,悲しい気持ちにさせたりしない,ということです。
 そのためには,あいさつや言葉遣いが大切です。特に言葉は,友だちを喜ばせたり,元気づけたりもできますが,悲しませたり,困らせたりもします。だから,言葉を正しく使いましょう。上手に使いましょう。言葉を正しく上手に使うことができるのが大人です。みなさんは,中学校で大人になるための言葉遣いを学ぶのです。
 授業や学校生活の場として,大月市や関係の皆さんのご理解により,7月の完成を目指して,校舎の建築が進んでいます。関係の皆様方には深く感謝申し上げます。
 保護者の皆さま,本日は誠におめでとうございます。生徒一人ひとりにとりまして,実りある三年間となりますよう,職員一同,精一杯努力してまいる所存ですので,教育活動へのご理解とご協力をお願いいたします。
 終わりになりましたが,大月市教育委員会教育委員長職務代理者中村順一郎様をはじめとする,市議会,PTA,地域の来賓の皆様方,本日はお忙しい中をありがとうございました。地域の皆様方のあたたかいご配慮とふれあいが生徒の成長には欠かせないものと思います。
 どうか今後も変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げて式辞と致します。


教育委員会告示
大月市教育委員会教育委員長職務代理者  中村順一郎

 皆さん,こんにちは。
 大月市教育委員会の 中村順一郎 でございます。
 平成25年度大月市立大月東中学校の入学式にあたり,教育委員会から,一言,お祝いの言葉を申し上げます。
 希望と期待に胸を膨らませ,今日の入学式を迎えられました85名の新入生の皆さん,ご入学本当におめでとうございます。
 保護者の皆様方,お子様のご入学を心から,お祝い申し上げます。
 新入生の皆さんの,輝いた顔と,りりしい制服姿を拝見いたしました,大変嬉しく思っているところでございます。
 皆さんは今日から,晴れて中学校の生徒として勉学に励み,クラブ活動においても,活躍されることと思います。
 中学生時代は,自分の,これからの方向性を決めていくために,大変,大切な時期でもあり,長いようで短い3年間であります。
 毎日を大切にして,皆さんそれぞれが,自分なりの目標を定め,着実に,それに向かって,歩んでいただきますよう,心から念願するところであります。
 どうぞ,頑張って下さい。
 さて,近年の少子化の著しい進展により,本市においても,学校によっては小規模化が進み,望ましい教育環境を確保していくことが心配されてきました。
 このため,本市教育委員会といたしましては,今後の少子化のなかで,望ましい教育環境の確保・充実をいかに図るべきかとの観点から,市内小中学校の適正規模・適正配置に着手し,現在取り組んでいるところです。
 今後に起きましても,保護者の皆様をはじめ地域の皆様のご理解とご協力をいただく中で,この適正配置が段階的に行われ,学校の望ましい教育環境の整備・充実が図れますよう,お願い申し上げる次第です。
 結びに,校長先生をはじめ,諸先生方におかれましては,新1年生が,充実した3年間を遅れますよう,ご指導をよろしくお願い申し上げまして,お祝いの言葉とします。
 本日は,誠に,おめでとうございます。


来賓祝辞
平成24年度大月東中学校PTA会長  細川 充

 新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。保護者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。また,ご来賓の皆様には,大変お忙しい中,ご臨席を賜りまして誠にありがとうございます。
 本日,大月東中学校へ入学する皆さんは,今,このグランドで新しい校舎が建設されている中,入学することになります。
 新しい制服を着て,期待と不安を感じながらワクワクした気持ちで入学式を迎えたのではないでしょうか。新しい仲間たちと今日から三年間,ともに歩み,部活動に楽しみ,中学校生活が始まります。時にはつまずき,苦しく感じる事があるかもしれません。しかし,君たちは一人ではありません。仲間がいて,いつも後ろで後押ししてくれる熱心な先生方や優しく見守ってくれる先輩たちがいます。中学校生活は小学校の半分,たったの三年間しかありません。これまで以上に一日一日を大切にして,いろいろなことに興味,関心を持って,様々なことに挑戦して欲しいと思います。
 保護者の皆様におかれましては,中学校の三年間は子どもたちにとって心身ともに急速に成長するとても大事な時期です。この時期の中学生は青少年期,思春期,反抗期のまっただ中です。ご家庭におかれましても,授業をはじめ,慣れない部活動や学校のきまり,仲間や先輩たちとの人間関係など,子どもたちは心身ともに疲れて帰宅します。家庭が一番安らぐ場所として環境を作っていただきたいと思います。
 また,PTA活動は,特に保護者同士はもちろん,先生方や地域の方々とのコミュニケーションが大きく深まり貴重な情報交換やお互いが連携する場となります。その活動によって,子どもたちの健全育成が図られるばかりでなく,私たち保護者も大きく成長することができます。学校行事やPTA活動への積極的なご参加,ご協力をお願いします。
 校長先生をはじめ,諸先生方におかれましては,多岐にわたり,お世話になりますが,どうか温かい目で見守り,心かようご指導をよろしくお願いします。
 簡単でございますが,PTAを代表して,お祝いの言葉とさせていただきます。


新入生誓いのことば
新入生代表  清水景介

 今日,僕たちは大月東中学校に入学しました。僕はこれから始まる中学校生活に向けての不安や,わくわくした気持ちを持っています。
 例えば,部活動では何をやろうか,しっかりできるのか,という不安もあれば,先輩たちと一緒に活動できる楽しみな気持ちもあります。
 また,勉強面でも小学校の勉強とは違い,もっと難しくなると思うので頑張りたいです。
 中学校生活では,自分の目標を持ち,目標が達成できるように努力していきます。
 先生方,先輩の方々,これからよろしくお願いします。


歓迎のことば
生徒会副会長  平井萌々

 やわらかな春の光が,希望に満ちた新入生の皆さんを一段と輝かせてくれるこの佳き日。新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。私たち2,3年生は,皆さんが入学してくれることを心待ちにしていました。
 皆さんは,今,新たに始まる中学校生活に期待や不安などの様々な想いが膨らんでいると思います。私たちも2年前,そのような気持ちでいっぱいだったことを思い出します。
 でも,安心してください。皆さんには頼れる先輩や優しい先生方がいます。困ったときには1人で悩まず,何でも相談してください。一緒に考え,必ず良いアドバイスをしてくれます。
 大月東中学校には伝統ある生徒会活動があります。まず,皆さんが楽しみにしている部活動です。部活動は自分や仲間の新たな部分を見つけたり,自分自身を成長させることができる大切な時間です。どの部活も活発に活動していて,大会やコンクールに向けて一生懸命練習しています。辛い練習もあると思います。しかし,それを仲間とともに乗り越えることにより,皆さんにはかけがえのない仲間ができると思います。
 次に,委員会活動です。委員会活動は,この東中をさらに良くするために大切な活動です。全校生徒が積極的に参加し,一人ひとりが過ごしやすいと思えるような素晴らしい学校にしていきましょう。
 そして,生徒会活動の最大行事は9月に行われる学園祭「美登里祭」です。美登里祭では,クラス・学年・学校全体で団結し取り組みます。時には,大変なこともあると思います。しかし,この美登里祭に本気で取り組んだ後には,友だちとの絆もさらにふかまり,充実感や達成感でいっぱいになります。きっとこの思い出は一生心に残るものになると思います。1年生の皆さんもぜひ美登里祭を楽しみにしていてください。
 この他にも,中学校生活には皆さんを成長させてくれることがたくさんあります。何事にもあきらめずに挑戦してください。皆さんが充実した中学校生活を送れるように,私たちも全力でサポートします。そして,自分たちが充実した日々を過ごせるのは先生方や友だち,何よりも家族の支えや協力があることを忘れず,感謝の気持ちを持って生活して欲しいと思います。
 皆さんは今日から東中生の一員です。一人ひとりが新たな目標に向かって努力し,素晴らしい青学年を創り上げてください。そして,一人ひとりが納得できる充実した日を過ごしてください。私たちと一緒に誇りに思える大月東中学校を築いていきましょう。皆さんと送る生活を楽しみにしています。


※おまけ
 入学生諸君。
 入学おめでとう。
 いよいよ今日から東中生だ。
 大月東中学校の教育目標は『ひとりだちできる生徒』
 そして,校歌の3番には次のような言葉が綴られている。
  われら励みて人たらむ
  われら学びて知るを得む
  知るは即ち愛深き
  行いをもて証とす
  東中学 いや栄えあれ
 これから始まる中学校生活。
 与えられたものを受け取るだけ,指示されたことをするだけでは,中学生とはいえない。
 君たちは可能性の存在だ。
 こうありたいと願う自分になるためには,ただ待っているだけではなれない。
 自分の道を切り拓くのは自分自身。
 確かな学力,豊かな心,健やかな体。
 ひたむきに励むことによって手にすることができる。
 汗をかき,涙を流して,本当の喜びを知り,自分の力となる。 
 一人ひとりのそれぞれの目標の実現が,学校目標の実現となる。
 行いをもて証とす。
 ともに頑張っていこう。