入学式の時には満開だったしだれ桜が葉のみ残す姿になるのと入れ替わりに,職員室前の黄緑色の花弁を持つ桜が満開となった。葉の色と同色なので,見落としがちになるが,非常に珍しい桜なので登下校時に見てみよう。
さて,入学式,そして始業式から早くも10日経った。立ち上げの忙しさにかまけて,年度当初に立てた目標や誓いを忘れてはいないだろうか。
少々かがぬけた感があるが,前回の入学式に続いて始業式の中で語られた言葉を紹介し,我が身を振り返る機会としたい。
校長先生のはなし
桜の花が咲き、草木の芽が出てくる春に、新学期を始めることができる日本の学校はいいなー、と思っています。春の訪れといっしょに、草や木や動物たちが活動を始めるように、私たちの心や体の中にも力がわいてくるように感じます。
それは新しい学年の、新しい学期が始まったからです。前の学年ですばらしい1年間を送った人も、残念ながら失敗してしまった人も、ここで新しい学年になりました。まだまだ、やり直すことのできる新しいスタートなのです。
春の訪れと新学年のスタートにあたり、みなさんの心や体の中にわいてくる力を何に使うのか、「今年はこれをがんばるぞ」という1年間の目標を作ってください。
その目標が、苦しい時、「もうだめだ」と思った時、みなさんをゴールに導いてくれるものと思っています。
目標を作ってもどうせ実現できないとか、自分には無理だ、と最初からあきらめないでください。そんな時は、ぜひ先生方と話してみてください。生徒と先生方が、静かに落ち着いて話すことができ、生徒の心と先生方の心を合わせることができれば、たいていの問題は解決できると思っています。
さて、改築が進んでいる校舎ですが、7月中には完成し、夏休み中にひっこしを行い、2学期からは新校舎での生活が始まる予定です。
そこで、新しい校舎の建設に協力していただいた地域の方々や、大月市のみなさんに感謝の気持ちを持ってほしいと思います。感謝の気持ちは。まず、地域のみなさんへの、心のこもったあいさつで伝えましょう。さらに、今、使っている校舎への感謝の気持ちを、きれいに掃除をすることで伝えましょう。
校舎に感謝するなんておかしいと思う人があるかもしれませんが、校舎を大切に、きれいに掃除すると、何かが起こった時に、校舎がみなさんを守ってくれると、私は信じています。
最後に3年生のみなさん、入学式の準備やかたづけに協力してくれてありがとう。おかげでよい入学式を作り上げることができました。
最上級生としての自覚
この春,ぼくたちは3年生になり,この東中の最上級生になりました。最上級生として自覚すべきことはいくつかあると思います。まず1つ目は東中の顔になるということです。他校からは様々な面でぼくたち3年生の行動を見られると思います。だから,3年生がしっかりとした行動をとり,誰に見られていても恥ずかしくないような東中を創っていきたいと思います。
2つ目は,1・2年生の手本になるということです。今までは何かわからないことがあったら先輩に聞いていましたが,今ではぼくたちが一番上の学年だからそれはできません。かわりに,1・2年生から頼られることが多くなると思います。だから,1・2年生の手本になれるようにしっかりとした態度で毎日の学校生活を過ごしていきたいと思います。
そして,ぼくたちは今年,受験生です。卒業した先輩方の話を聞いたりしていると,受験生はすごく大変そうです。ですが,修学旅行や美登里祭など楽しい行事もいっぱいあるので,それらの行事を楽しみつつも,毎日の授業にしっかり集中して,中学校最後の1年間をめいっぱい楽しみたいと思います。
そして,今言ったことをきちんと一人ひとりが自覚し,がんばっていきたいと思います。3年生のみなさんもがんばっていきましょう。
決意
今年度,私が頑張っていきたいことは,新入生の手本となり目標とされる2年生になることです。なぜなら1年生で何もわからずに困ったとき,まず手本にしたのが先輩だったからです。私は中学校から野球を始めました。他の部活動では珍しいことではありませんでしたが,野球部での未経験者は私1人でした。とても不安な気持ちでしたが,大好きな野球に向き合い仲間や先輩方に支えてもらいながら,今は頑張っています。
2年生となった今,たくさんの新入生が入学し,先輩という立場になりました。昨年自分たちが先輩方から教えていただいた「感謝する心」,「新しいことに自ら挑戦していく心」,そして「思いやる心」という3つの心をしっかりと持ち,3年生を支えられる2年生になりたいです。昨年度経験したことを活かし色々なことに「我武者羅」に取り組み,有意義な1年にしたいと思います。
※おまけ
感謝の気持ちを具体的な行動で伝えよう。校長先生のはなしの中にある言葉だ。思っているだけでは人には伝わらない。言葉にしてみても,なかなか本当の思いは伝わらない。やはり,行動こそが一番だと思う。
何も特別なことをしなくてもいい。自分が無理なくできる,あたりまえのこと。継続して行えることが,人の心を動かし,自分の心を変えることができる。
「あいさつ」と「そうじ」。
あいさつをされて悪い気がする人はいない。でも,自分からあいさつができないのはなぜ?あいさつをしても,あいさつが返ってこなかったら,気まずく嫌な思いをするから?しかし,そこでひるんでいたら,何もできない。誰も変わらない。人がつながらない。
そうじのいきとどいたきれいな環境に誰もいたいと思う。でも,なかなか身が入らないのはなぜ?自分が汚した場所じゃないから?それとも,自分だけが活動する場所じゃないから?しかし,自分が汚した場所は誰かがきれいにしているはず。こちらも,人のつながりを見ていない。つながりが見えていない。
「あいさつ」と「そうじ」。
あたりまえのことが,感謝の気持ちを伝えるとともに,人のつながりを築き,そして強くする。
幾千万の飾られた言葉より,一つの行動。
行いをもて証とす。
ともにがんばろう。
※おまけのおまけ
冒頭の黄緑色の花弁を持つ桜。「鬱金桜」(うこんざくら)なのか,はたまた「御衣黄」(ぎょいこう)なのか私には区別ができない。明日,学校に登校したら写真をアップしますので,ご鑑定をお願いします。
さて,入学式,そして始業式から早くも10日経った。立ち上げの忙しさにかまけて,年度当初に立てた目標や誓いを忘れてはいないだろうか。
少々かがぬけた感があるが,前回の入学式に続いて始業式の中で語られた言葉を紹介し,我が身を振り返る機会としたい。
校長先生のはなし
大月東中学校長 天野博史
桜の花が咲き、草木の芽が出てくる春に、新学期を始めることができる日本の学校はいいなー、と思っています。春の訪れといっしょに、草や木や動物たちが活動を始めるように、私たちの心や体の中にも力がわいてくるように感じます。
それは新しい学年の、新しい学期が始まったからです。前の学年ですばらしい1年間を送った人も、残念ながら失敗してしまった人も、ここで新しい学年になりました。まだまだ、やり直すことのできる新しいスタートなのです。
春の訪れと新学年のスタートにあたり、みなさんの心や体の中にわいてくる力を何に使うのか、「今年はこれをがんばるぞ」という1年間の目標を作ってください。
その目標が、苦しい時、「もうだめだ」と思った時、みなさんをゴールに導いてくれるものと思っています。
目標を作ってもどうせ実現できないとか、自分には無理だ、と最初からあきらめないでください。そんな時は、ぜひ先生方と話してみてください。生徒と先生方が、静かに落ち着いて話すことができ、生徒の心と先生方の心を合わせることができれば、たいていの問題は解決できると思っています。
さて、改築が進んでいる校舎ですが、7月中には完成し、夏休み中にひっこしを行い、2学期からは新校舎での生活が始まる予定です。
そこで、新しい校舎の建設に協力していただいた地域の方々や、大月市のみなさんに感謝の気持ちを持ってほしいと思います。感謝の気持ちは。まず、地域のみなさんへの、心のこもったあいさつで伝えましょう。さらに、今、使っている校舎への感謝の気持ちを、きれいに掃除をすることで伝えましょう。
校舎に感謝するなんておかしいと思う人があるかもしれませんが、校舎を大切に、きれいに掃除すると、何かが起こった時に、校舎がみなさんを守ってくれると、私は信じています。
最後に3年生のみなさん、入学式の準備やかたづけに協力してくれてありがとう。おかげでよい入学式を作り上げることができました。
最上級生としての自覚
3年1組 渡辺友弘
この春,ぼくたちは3年生になり,この東中の最上級生になりました。最上級生として自覚すべきことはいくつかあると思います。まず1つ目は東中の顔になるということです。他校からは様々な面でぼくたち3年生の行動を見られると思います。だから,3年生がしっかりとした行動をとり,誰に見られていても恥ずかしくないような東中を創っていきたいと思います。
2つ目は,1・2年生の手本になるということです。今までは何かわからないことがあったら先輩に聞いていましたが,今ではぼくたちが一番上の学年だからそれはできません。かわりに,1・2年生から頼られることが多くなると思います。だから,1・2年生の手本になれるようにしっかりとした態度で毎日の学校生活を過ごしていきたいと思います。
そして,ぼくたちは今年,受験生です。卒業した先輩方の話を聞いたりしていると,受験生はすごく大変そうです。ですが,修学旅行や美登里祭など楽しい行事もいっぱいあるので,それらの行事を楽しみつつも,毎日の授業にしっかり集中して,中学校最後の1年間をめいっぱい楽しみたいと思います。
そして,今言ったことをきちんと一人ひとりが自覚し,がんばっていきたいと思います。3年生のみなさんもがんばっていきましょう。
決意
2年2組 吉村元希
今年度,私が頑張っていきたいことは,新入生の手本となり目標とされる2年生になることです。なぜなら1年生で何もわからずに困ったとき,まず手本にしたのが先輩だったからです。私は中学校から野球を始めました。他の部活動では珍しいことではありませんでしたが,野球部での未経験者は私1人でした。とても不安な気持ちでしたが,大好きな野球に向き合い仲間や先輩方に支えてもらいながら,今は頑張っています。
2年生となった今,たくさんの新入生が入学し,先輩という立場になりました。昨年自分たちが先輩方から教えていただいた「感謝する心」,「新しいことに自ら挑戦していく心」,そして「思いやる心」という3つの心をしっかりと持ち,3年生を支えられる2年生になりたいです。昨年度経験したことを活かし色々なことに「我武者羅」に取り組み,有意義な1年にしたいと思います。
※おまけ
感謝の気持ちを具体的な行動で伝えよう。校長先生のはなしの中にある言葉だ。思っているだけでは人には伝わらない。言葉にしてみても,なかなか本当の思いは伝わらない。やはり,行動こそが一番だと思う。
何も特別なことをしなくてもいい。自分が無理なくできる,あたりまえのこと。継続して行えることが,人の心を動かし,自分の心を変えることができる。
「あいさつ」と「そうじ」。
あいさつをされて悪い気がする人はいない。でも,自分からあいさつができないのはなぜ?あいさつをしても,あいさつが返ってこなかったら,気まずく嫌な思いをするから?しかし,そこでひるんでいたら,何もできない。誰も変わらない。人がつながらない。
そうじのいきとどいたきれいな環境に誰もいたいと思う。でも,なかなか身が入らないのはなぜ?自分が汚した場所じゃないから?それとも,自分だけが活動する場所じゃないから?しかし,自分が汚した場所は誰かがきれいにしているはず。こちらも,人のつながりを見ていない。つながりが見えていない。
「あいさつ」と「そうじ」。
あたりまえのことが,感謝の気持ちを伝えるとともに,人のつながりを築き,そして強くする。
幾千万の飾られた言葉より,一つの行動。
行いをもて証とす。
ともにがんばろう。
※おまけのおまけ
冒頭の黄緑色の花弁を持つ桜。「鬱金桜」(うこんざくら)なのか,はたまた「御衣黄」(ぎょいこう)なのか私には区別ができない。明日,学校に登校したら写真をアップしますので,ご鑑定をお願いします。