明日,19日(水)も休校とした。
今週に予定されていた行事は次の通りとする。
1 3年生期末テスト
来週の24日(月),25日(火)に延期。
授業時数が足りなくなったために,両日とも午後も授業を行う。
2 3年生に贈る会
公立高校後期試験後に延期。
3 3学年部会
延期。日にちは未定。
4 PTA研修会
中止。
20日(木)以降の登校については,再度学級連絡網で回す。
※おまけ
夏休みや冬休みと同じで,生徒諸君が休校でも,先生たちは勤務している。
ただ,今回は大雪ということで,勤務できるのは自宅から徒歩で通勤が可能な先生に限られている。
一番の遠方から来ているのは3学年主任の渡邊先生。
二日間にわたり,鳥沢から7.5kmの道のりを,2時間以上かけて歩いてきた。
3年生の進路関係の事務が滞らないようにとの思いからだ。
今日は百瀬先生が都留市井倉から7kmを歩いて出勤している。
生徒もいないのに先生たちはいったい何をしているのだろうか,と疑問に思う人がいるかもしれないので,この2日間の動きを教えてあげよう。
昨日の17日(月)は,まず校舎と体育館の施設・設備の点検。
君たちがまだ誰も産まれていない1998年(平成10年)1月15日,大雪のために河口湖南中学校や一宮中学校の体育館の屋根が潰れるという事件があったが,幸いにして本校体育館の屋根は無事で,雨漏りも無し。
新校舎ももちろん無事。
電気・ガス・水道も何の問題もなく使用できる。
ただ困ったのはエアコン。
屋上に設置してある室外機に雪が積もり,空冷用ファンが回らない。
校長先生と加納先生が脚立をかけて決死の覚悟で雪を取り除き,何とか事なきを得た。
しかし,また新たな難問が発生。
わが東中のエアコンは,電気式ではなく,ガスを燃料とするエンジンで稼働させている。
そのガスの残量がタンクに60%しかない。
しかも,そのタンクは校舎の裏に位置し,そこまでガスタンク車が行くためには,校舎東側にある通路の雪を50mほどかかなければならない。
また,給食と牛乳の搬入口も校舎裏にあり,同じルートを使用してる。
とりあえず,二日間は休校ということなので,給食もガスも緊急性と無しとし,除雪箇所の優先順位を決め作業にはいる。
まずは,校庭が市内の雪捨て場になるということから,正門付近のルートを開ける。
また,生徒玄関まで人が通れるように道を確保する。
ついで,ご近所の家の生活道を確保するため,腰まで積もった雪を漕ぐようにして道を切り拓いていく。
ここまでで17日(月)の作業は終了。
今日,18日(火)は,担任の先生方は全校生徒一人ひとりに電話をかけ,生活状況の把握に努める。
真木・浅利・畑倉の各所で孤立集落があり,限りある食料・燃料を節約・工夫しているとの報告が多数入る。
また,給食の搬入は生徒玄関とすることとし,正門から生徒玄関に至るまでの歩道部分の除雪を完了した。
エアコンのガス補充用のルートは,校舎東側通路しか無いので,除雪作業に入るものの道半ばで作業を中止し,明日に送ることにした。
明日,19日(水)も休校。
校舎東側通路の雪かき。浅利入り口横断歩道から正門まで,そして東中入り口前から県道の新大月橋に至る歩道の順番で除雪をする予定。
君たちの生活状況を聞き取る中で,雪かきを手伝っている人がたくさんいた。
家族や地域の人にあてにされることの喜びを知るとともに,この経験をこれからの生活に活かしてもらいたい。
それぞれの置かれた状況の中でお互いにがんばろう。
少し陽に焼けたたくましい顔で再び会う日を楽しみにしている。
くれぐれも屋根からの落雪,転倒によるケガ等に注意すること。