いまの日本はやはり相当厳しいといわざるをえない。
能に興味を持ったせいか、抑揚のない言葉をつぶやくだけの最近の鳩山首相が、無表情のままの能面=死霊に見えてきた。
それもそのはず、普天間基地移転問題では、防衛省や外務省の官僚にすっかり骨抜きにされているというのだ。
全国に米軍基地を分散させるという案も、じつは日本の軍事大国化のシナリオの一段階にすぎないという見方もある。
だれも「基地外」だということで済まされなくなるようだ。
もっとも、ダムなどの公共投資とは異なる形で、地域の活性化を促進するためには、分散化が適しているという考えがあるのかもしれないが。
それにしても、日本の国民が未来に生きる道を模索し、最後の切札に選んだのが、死霊だったとは、なんともアイロニカルな現象だが、我々いわゆる団塊の世代も定年を迎え、歴史の晴れ舞台から死霊の舞う能舞台へと移っていく、そうした流れとも照応しているとすれば、笑い事ではないだろう。
辺野古への移転承認をめぐっては、社民党でさえ意見が分裂し、もっと声を挙げるべき共産党なども、状況を静観しているような印象を受ける。
「平和憲法」というロマンの賞味期限は、果たして、あとどのくらいなのか、米中という二大大国のリアルポリティックスの波に飲み込まれてしまうおそれは十分にある。
経済面でも、株価が下がり、借金大国日本の行方はまったく先が見えない。最近のポルトガルやギリシャと似た財政破綻をきたす可能性も高く、ましてECという防波堤もないのだから、太平洋に漂流する単なる貧乏国にすぎなくなってしまうかもしれない。
とまあ、いろいろ考えて、暗澹とした気分になっていたら、横浜の自宅マンションの近くにあったヤマダ電機とディスカウントストアのダイクマが、より多くの収益、集客を求めて上大岡に引越し、鎌倉街道沿いにありながら、付近は一挙にシャッター通りの感を呈してきた。
昔は駐車場に入りきれない車がマンション周辺の道路にあふれていたものだが、隔世の感がある。
増えたのは宅配便の車ばかりで、そういえば、店に行かなくても、通販やネットで、ある程度まで、物は揃えられる時代がきつつある。
そして、いよいよiPadの日本上陸、「クラウド時代と<クール革命>」(角川勝彦)が本格化する。
小生の今日この頃は、自分の見たもの、聞いたもの、また作ったデータや気に入ったサイトのスクラップのすべてをクラウドに載せ、蓄積された巨大な記憶を検索可能にするEvernoteの威力に感心するばかりだ。
クラウドの中にクールな死霊は果たして入り込めないのか、いや、そもそも死霊はデジタル化できるかどうか、いずれ確かめてみたい気がする。
Evernoteの基本的な使い方 Mac編
能に興味を持ったせいか、抑揚のない言葉をつぶやくだけの最近の鳩山首相が、無表情のままの能面=死霊に見えてきた。
それもそのはず、普天間基地移転問題では、防衛省や外務省の官僚にすっかり骨抜きにされているというのだ。
全国に米軍基地を分散させるという案も、じつは日本の軍事大国化のシナリオの一段階にすぎないという見方もある。
だれも「基地外」だということで済まされなくなるようだ。
もっとも、ダムなどの公共投資とは異なる形で、地域の活性化を促進するためには、分散化が適しているという考えがあるのかもしれないが。
それにしても、日本の国民が未来に生きる道を模索し、最後の切札に選んだのが、死霊だったとは、なんともアイロニカルな現象だが、我々いわゆる団塊の世代も定年を迎え、歴史の晴れ舞台から死霊の舞う能舞台へと移っていく、そうした流れとも照応しているとすれば、笑い事ではないだろう。
辺野古への移転承認をめぐっては、社民党でさえ意見が分裂し、もっと声を挙げるべき共産党なども、状況を静観しているような印象を受ける。
「平和憲法」というロマンの賞味期限は、果たして、あとどのくらいなのか、米中という二大大国のリアルポリティックスの波に飲み込まれてしまうおそれは十分にある。
経済面でも、株価が下がり、借金大国日本の行方はまったく先が見えない。最近のポルトガルやギリシャと似た財政破綻をきたす可能性も高く、ましてECという防波堤もないのだから、太平洋に漂流する単なる貧乏国にすぎなくなってしまうかもしれない。
とまあ、いろいろ考えて、暗澹とした気分になっていたら、横浜の自宅マンションの近くにあったヤマダ電機とディスカウントストアのダイクマが、より多くの収益、集客を求めて上大岡に引越し、鎌倉街道沿いにありながら、付近は一挙にシャッター通りの感を呈してきた。
昔は駐車場に入りきれない車がマンション周辺の道路にあふれていたものだが、隔世の感がある。
増えたのは宅配便の車ばかりで、そういえば、店に行かなくても、通販やネットで、ある程度まで、物は揃えられる時代がきつつある。
そして、いよいよiPadの日本上陸、「クラウド時代と<クール革命>」(角川勝彦)が本格化する。
小生の今日この頃は、自分の見たもの、聞いたもの、また作ったデータや気に入ったサイトのスクラップのすべてをクラウドに載せ、蓄積された巨大な記憶を検索可能にするEvernoteの威力に感心するばかりだ。
クラウドの中にクールな死霊は果たして入り込めないのか、いや、そもそも死霊はデジタル化できるかどうか、いずれ確かめてみたい気がする。
Evernoteの基本的な使い方 Mac編