「熟年の冷や水」とやらで始めた予備校講師稼業だが、何とか一年を終えることが出来た。担当は医学系小論文。想像以上にきつかったが、収穫がなかったわけではない。
ある日、上図を見せ、A(ヒヨコ)からB(ヒヨコをすりつぶした溶液)でどのように変化したか、という問題を出してみた。
「生命が失われた」あるいは「形態が変化した」
という答えが多かったが、ある生徒から
夢・希望・未来が消えた
という当意即妙の答えが返ってきた。思わず
座布団、一枚!
と叫びたくなったほどだ。こうした新鮮な発想の現場に立ち会えるのが、講師の醍醐味というものだろう。
ちなみに、別の日、人類の未来はどうなるか、という質問をしてみた。このときは、異口同音に
絶滅するようなことはないにしろ、これまでのような繁栄はない
という、それこそ「夢も希望もない」答えであった。いや、悲観すべきではないかもしれない。未来の人類は、知性という厄介な代物を抱え、不毛のコンクリートジャングルにひっそりと生息する珍獣として、大いにもてはやされる可能性もあるのだから。
ある日、上図を見せ、A(ヒヨコ)からB(ヒヨコをすりつぶした溶液)でどのように変化したか、という問題を出してみた。
「生命が失われた」あるいは「形態が変化した」
という答えが多かったが、ある生徒から
夢・希望・未来が消えた
という当意即妙の答えが返ってきた。思わず
座布団、一枚!
と叫びたくなったほどだ。こうした新鮮な発想の現場に立ち会えるのが、講師の醍醐味というものだろう。
ちなみに、別の日、人類の未来はどうなるか、という質問をしてみた。このときは、異口同音に
絶滅するようなことはないにしろ、これまでのような繁栄はない
という、それこそ「夢も希望もない」答えであった。いや、悲観すべきではないかもしれない。未来の人類は、知性という厄介な代物を抱え、不毛のコンクリートジャングルにひっそりと生息する珍獣として、大いにもてはやされる可能性もあるのだから。
まず最初に思った事は「美味しいのかな?」でした。末期症状でしょうか。
人類が今後どうなるかは全く分かりませんが、いつか私達が鳥や魚を「美味しい」といって食べている様に、人間を「美味しい」と言って食べる生物がでてくるのでは…と料理をしているときいつも考えます。その時は「美味しい!!!」と言ってもらえる様に、自分を磨いておきます。