大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

1/22 ニシオジロビタキ見当らず。

2016年01月22日 | Weblog
 やはり気になるのはニシオジロビタキ。西の丸庭園で、サザンカの辺り、トイレ右側の辺り、その他ひと通り探してみたが見当らない。2日連続見当たらないのは少し不安。

 年を越して越冬したものは、春まで滞在するのが普通。これまでの記録をみると、例えば、

 1998―1999年に、主に社会運動顕彰塔付近で越冬の個体は、4月17日が終認
 2009―2010年に、主に西の丸庭園で越冬の個体は、4月3日が終認。
 2014―2015年に、主に飛騨の森で越冬した個体は、4月2日が終認。

 4月まで滞在するのが普通だったが、今回の個体はどうしたんだろう。 大阪城公園内のどこかに移動しただけかもしれないが。

 キマユムシクイも見つからず。ただし短時間の観察。
 これまでは現場に着くと、数人から十数人がカメラを構えていた。それだけ目が多いこともあってすぐに見つかった。今日は誰もいない。
 普通は一か所にせいぜい10分ほど探すだけなので見逃す可能性も大きい。

 一人の男性が 「ブログで見たのですが、神社裏のキマユムシクイはこの辺りですか?」 と声をかけてきた。その後、出会えただろうか。

 ツグミは、市民の森、豊国神社裏、西の丸庭園、飛騨の森などで多く計143羽。
 シロハラは、各所の計87羽。
 イカル1羽、市民の森。

 ジョウビタキは、♀が西の丸庭園の焔硝蔵の裏、♂は西の丸庭園、豊国神社裏、2番やぐら跡、飛騨の森などで計5羽。合計6羽。

 胸が赤褐色のハイタカ、昨日はねぐらに帰って来なかったらしい。ちょっと心配していたら、今日は市民の森の上をカラスのモビングを受けて飛んだそうだ。取りあえず安心。

 チョウゲンボウが北外堀の上を東に飛ぶ。見つけた時はひらひら、ぱたぱたしていたが、カメラの設定を切り替えている間にスピードを上げ、大阪城ホールの方に一気に突っ込む。

 昨年(2015)の観察データーを整理した。
 観察総数をみると16目、41科、78属、122種であった。

 年間122種は、記録を初めて最多であった。アメリカヒドリ、メジロガモ、クサシギ、キアシシギ、フクロウ、キマユムシクイ、エゾセンニュウ、コヨシキリ、ウタツグミ、オオジュリンなど初記録の種や、ごく少ない記録の種が観察された結果である。

 約100万平方メートル程度の広さで、大都市の中央にある公園で、年間122種もの野鳥が観察されることは特筆されるのではないだろうか。

 例えば、大阪府豊中市にある服部緑地公園の記録では、1985-1900年の間に30科102種が記録されている。(大阪府服部緑地の鳥 藤波不二雄著)
 単純に比較できないが、大阪城公園の多さがよく分かる。
 
 大阪府内の他の公園の詳細なデーターがないので比較できないが、多分大阪城公園が最も多いと思われる。

 オオバン、初めに東外堀をカウントすると62羽と多い。今日は最多数を更新するだろうと思う。その後他の堀を観察すると南外堀1、西外堀5.内堀3、北外堀9。
 特に西外堀や内堀が大きく減少している。結局合計は80羽。昨日より2羽も少ない。

 カワウは、第二寝屋川、南外堀、西外堀、内堀、北外堀で計15羽。 北外堀では頭部が繁殖羽で白くなったものとそうでない2羽が一緒に行動している。
 
 白いのが♂で、くちばしを突き合して求愛行動かと思っていた。調べてみると白くなるのは♂だけでなく♀も白くなるらしい。なんとなく誤解していたようだ。 もう少し詳しく調べないと。

 オカヨシガモは93羽。
 ヨシガモは15羽。

 ヒドリガモは135羽。
 カルガモは19羽。

 ハシビロガモは19羽。
 コガモは14羽。

 ホシハジロは243羽。
 キンクロハジロは104羽。

 カンムリカイツブリは変わらず西外堀。
 カイツブリは西外堀2羽。

 梅林の売店が開店準備。どうやら明日の土曜から営業らしい。熱燗でおでんの楽しみが近づいてきた。

※追加情報=大将から、1時頃キマユムシクイとコサメビタキがいつもの豊国神社裏に戻ってきたとのこと。沖縄復帰の森にいたコサメビタキが戻ってきたのだろうか。不思議。 両方同時に観察してみたい。

●今日の素晴らしい鳥たち。
 ユリカモメ、セグロカモメ、カワウ、ツグミ、シロハラ、ハクセキレイ、オオバン、シジュウカラ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、メジロ、シメ、アオジ、コサメビタキ、コサギ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キセキレイ、ジョウビタキ、チョウゲンボウ、ハイタカ、イカル、コサメビタキ、キマユムシクイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント (2)
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