君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

紫陽花/椿屋四重奏 12.1.15

2012-01-19 21:32:36 | 今日の好きな歌





個人的に衝撃的な展開で評価がグッと上がるって言うのは嫌いかも。積み重ねの方が好きかな。多分。




the pillowsの「Minority Whisper」の歌詞が凄く好きです。
誰かが言った強い意見に流される人々、
でもそこに個性はない。
そんな感じの歌詞って解釈してるんですけど。少数派の意見がないがしろにされて大衆的な総意で印象を植え付け
どんどんと其々の言い分を去勢していく、それは個人的にもウンザリだと思う節はあって。
そんなものに従うくらいなら孤独を選んだ方がマシだなあと思う今日この頃。
なんだかピロウズの歌詞ってはみだし者には本当に似合う歌詞だな、と。

最近よく感じるようになったんですけど
純粋な分子供の時の方が強かったな、って思うんです。
無鉄砲で経験も少なかったけど
その分何やっても平気で立ち直りの早い、良い意味での軽さがあったというか
大人になると経験は積んで臆病になるし痛み重ねて心弱くなってくし
涙の数だけ強くなるなんてのはある種嘘なんじゃないかと。
むしろ段々脆くなってくのが正解だと思う。だからこそ、そんな気持ちを度々思い返す作業も必要なのかも、ですね。





【第135回】 紫陽花/椿屋四重奏





【言葉がいくら足りても 果たして風は起こせるかい】

諦めない、って気持ちはあるけれど
どうにも高い壁を感じる時があります。
無力感にも苛まれるけど
いくら頑張って声を吐き出しても、それが届くかどうかなんて保証されてない訳で
わがままだと思いつつ、いつもちゃんと届く事を願ってしまう自分がいます。
だからこそ、途方に暮れてガックリうなだれる時も絶対にあって
そういう時に聴くと、ちょっと効き過ぎなくらい心に作用してしまう、良い意味でしみったれたブルース。
部屋の隅っこでポツンと聴いたり、帰り道の途中でトボトボと聴くのが似合ってるナンバー
こういう曲もやっぱ必要だなと感じる今日この頃、ある程度年齢重ねた大人であれば結構分かってもらえるんじゃないかと思う。


中田さん自体、無力感を受ける事の多い人なのか
後々の「空に踊れば」とか「マテリアル」でもこの曲の要素は受け継がれてますよね。
ナチュラルにそういう人だからか、中田さんのこういう歌は異様に沁みる事が多いですね。



ワールドアパート/ASIAN KUNG-FU GENERATION 12.1.14

2012-01-19 04:36:31 | 今日の好きな歌




新年早々漫画が楽しいの。




それはそうとアクセスに対して感謝の気持ちがここ最近強いです。
どのネタ書いても定期的に訪れてくれる人々には感謝・・・!と共に
半分ニッチで申し訳ない気持ちはありつつ
でもやるなら本音でやりたいので。
これからも時間の許す限り、感じられる限りじっくり書いていくつもりです。今年は新譜のレビューもっと頑張ろう。

そういえばアマゾンのレビューに関して正式に復帰告知をしてないのは
いつでも辞める準備をしつつ書いてるからです。
堂々とやってます、って言うにはまだまだ時間が必要なので静かに見守ってくれれば嬉しいです。
最近プロフィール画像付け加えました。某駅にある落花生のモニュメントです。





【第134回】 ワールドアパート/ASIAN KUNG-FU GENERATION 




アジカンのベスト、この曲入ってて欲しかったですね。
この頃のアジカンが一番ギラギラしてて野性っぽくて刺激的だった覚えがある。
中でもこの曲シャウト系の曲にも関わらずオリコン1位を取った野心溢れるシングルで
これも一種の革命だと思ったし
そんなこの曲がファン人気もアーティスト評価も低いのはなぜなんだぜ?
最もエモーショナルに突き抜けてて当時感動した覚えがある。

それにこの曲は今聴くべき曲だと思うんですよ。
突然目の前の景色がガラッと変わって世界が麻痺してしまう、っていうのは
正に去年のこの世界そのものじゃないですか。
要は敏感になるべき、って話で。
この曲を今改めて聴く意義は確かにあると思ってただけに、外されたのが至極残念でならない。
とはいえそこまでファン人気が高いイメージも実はないので、まあ個人的な戯言なのかもしれませんが(笑)。


サビ最後の「分かったよ」ってフレーズが今も昔も好きですね。