君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

ちはやふる 第13話「きみがため」 感想

2012-01-04 01:42:08 | 2011年 秋アニメ





う~ん今週の話は感情移入率高いかもね(笑)。




数年前、祖父のお見舞いに行った時に自分の事ほぼ忘れられてて一瞬だけ「あっ」って表情をしたんですけど
結局それきりで自分の事を全く思い出さないまま亡くなっていった事を思い出しました。
それに対して
小さい頃何度もバッティングセンターに連れていってもらった思い出を反芻して
少しだけ切なくなったりもしたんですけど
新の場合は、最後に一押ししてもらった分救いがあるっていうか
意志を継げる資格があるって事ですよね。
それが重荷に、負荷として残ってたんだろうけど、千早の試合を観た事で、っていうか正しくは真っ直ぐな千早の姿を観た事で、か。
その感情が蘇って、負荷を帳消しにするくらいのやる気をもらったと。ついでに祖父の魂が新のかるたに宿っている事も。
結局は、自分らしさ、自分のアイデンティティからは逃れられなかった、という話ですね。
逃げても逃げても新は新だった。
だからこそ、また自分に戻る事を受け入れた。
美しい話じゃありませんか。千早にとってはマイナスの一日だったけど
そんながむしゃらな彼女を観て、新にはプラスになったと。うん、これまた王道で良いですよね。また畳の上でぶつかるシーンが楽しみです。




白髪が多くなってきた母親の姿を見るのは確かにちょっと寂しくもなるよね。
露骨に別れの時を意識しちゃってヤバい。
その分返すもんは何とかして返さないとなあ・・・とも思いますね。思ってるだけじゃダメだけど。