黄色など目立つ色でのペイント(マーキング)は自動車整備では位置合わせ、部品合わせ、確認の意味合いなどで時々使います
「作業後は当該部位にペイント」と指定するリコール作業もあります
ずっと以前は車検時の点検整備シャシブラック後には当たり前のように足回りのナット部に最終確認の意味合いでペイントしてましたね。・・こんなスマートなマーカーでなく、自動車塗料を筆で。
でも見た目にも「車検したー!整備したー!」ってなりますから、その様子を好むユーザーも多かったですよ。
とにかく各部位マーキングは整備観点から見るとメリットだらけなんですよ
では何故その慣習がなくなったのか?
要因様々なんですけど、そもそもシャシブラック塗らなくなりましたからね。・・・元を辿れば効率の問題なのかな。お腹にメスを入れて縫合したのち、その上に油性マジックで「縫合よし!」と書くようなもんですからね。
・・・確実と言えば確実なんですが。
でも最重要部位にはちゃんとその名残が生きてまして、大型トラックホイールナット部位にはマーキングをしてる事業所もまだ多いように思います。
トラック用「ホイールナットインジケーター」なる品は、まさに「黄色ペイント(マーキング)」と同じ意味合いですわな。
目視で確認出来やすい対策と言うわけです
あそうそう、当方では黄色ペイントする行為を
「きなペンを打つ」
と言ってました。・・・一般的だったのか否か・・・わかりません
使用例:「おい!終わったらきなペン打っちょけ!!」
とにかく筆でさくさくと「きなペン」打ってましたね
・・・例えば現在乗用車ホイールナットに「きなペン」を打とうものなら「いらんことをするな!」と思われること必至ですわな。
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