無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

松本市の「30・10運動」

2016年06月11日 05時26分03秒 | 時事問題
おはようございます。昨日は、138人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

「大地震確率 太平洋側で増」との見出しが一面にありました。
震度6弱以上の大規模地震の発生する確率が、2016年1月1日現在で、2014年比最大2ポイント上昇しているとの予測が政府から発表されたとのことでした。
ちなみに、関東・東海・近畿・四国では25%以上と発表があったようですが、今回の「熊本地震」で震度7を記録した益城町では「発生確率8%」とあまり高い確率の地域とは認識されてはいなかったようです。
記事でも「発生確率が低い地域でも、大規模地震が発生する場合もある。どの地域も万全な備えが必要」とありました。
「では、発生確率の予測は必要なのか」と問いたくなります。
いずれにせよ、国はもちろんの事、各自治体・各個人に至るまで、日々の備えが必要であると思いました。

さて、本日の「天声人語」に興味が湧く内容が掲載されていました。
「30・10運動」というものです。
長野県松本市の菅谷昭市長が6年前に市職員に提案した運動で、「食品ロス」を無くすため、宴会等では「乾杯から30分、お開き時間の10分前は、お酌のために立つことを禁止し、お料理を十分に食すこと」としたそうです。
この運動が広がり、家庭版「30・10運動」として、毎月30日には「冷蔵庫クリーンアップの日」、10日は「もったいないクッキングの日」となっているようです。
また、教育にも効果があり、子どもたちが「お母さん、もったいないよ」との声から、大人が変わってきているともありました。

この記事内にもありましたが、我々は多くの食材を無駄にしている一方、世界では9人に1人が飢餓で苦しんでいると言われています。
松本市のような運動が全国、全世界に広がってくれれば良いなと思います。

菅谷市長は、医者であり、チェルノブイリ原発事故の際に治療に行かれた医師であると認識しております。
菅谷市長の本も、福島原発事故の際に拝読させていただきました。
人情派の菅谷市長の今後のご活躍に期待したいと思います。